ONLY MI -お客さまの声を三越伊勢丹の手で-|服地としてのシルクの魅力に注目、紳士は素材に拘ろう
現代の技術を駆使し、往年のファブリック「シルクシャンタン」を復活
シルクシャンタンが高級生地である理由は、その繊細さにあります。そもそも「シャンタン」とは、タテ糸に生糸、ヨコ糸に節のある玉糸を用いた織物で、表面に独特の凹凸があり、品のある光沢感とハリを備えているのが魅力。しかし、シルクであるがゆえに傷みやすく、色も褪せやすいのが難点でした。高価でデリケートだからこそ贅沢品としてもてはやされたものの、次第に市場から数が減り、近年ではシャンタンがメンズウエアに使われる機会も少なくなっています。
<サルトリア イプシロン>3ピーススーツ仕立て 365,040円
――シルクシャンタンをもっと気軽に楽しめたら。そんな思いから、日本の優れた技術力を使用し、今の時代に求められる新しいシルクシャンタンが誕生しました。特殊な「シドリ加工」を行うことにより生地の強度を高め、色落ちも抑えることに成功。現代の技術によって進化を遂げ、しなやかな強さを持ったシルクシャンタンによるスーツをメイド トゥ メジャーでご提案します。
衣擦れの音が美しく、落ち着いた艶をたたえつつも、どこか野趣味も感じさせるシルクシャンタンのスーツ。装う人を、周囲から一目置かれる佇まいへと導いてくれそうです。
左:<アクアスキュータム>ジャケット仕立て上がり 421,200円、パンツ 43,200円 右:<マッキントッシュ ロンドン>ジャケット 388,000円、シャツ 20,520円、ネクタイ 17,280円
純国産シルクの素晴らしさを「洋服」で表現
純国産シルクは蚕の飼育から製織までの一連を国内で生産・管理し、用途や品種に合わせて操糸を行うため、最高級の生糸として知られています。しかし、現在国内に流通するシルク製品の中で、純国産のシルクを使ったものは、わずか0.7%。また、そのほとんどが呉服として扱われています。
日本の重要文化遺産である絹産業を守り、純国産シルクの素晴らしさを洋服として伝えたいとの思いから、過去、富岡製糸場全盛期に高級生糸として生産されていた昭和を代表する名蚕品種である「太平長安」を復活。太平長安の特徴である、ハリと軽さ、上品な光沢を活かしつつ各ブランドのエッセンスを加え、提案します。
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