シマジ流 お金の使い方
その本にサインする際、「ロマンティックな浪費から文化は生まれる」と一言添えるそうです。
「ただの浪費ではなくロマンティックな浪費ですか?」
とお客さまは驚きを隠せない様子。
「ただたんに浪費するんじゃダメだな。色んなものに触れ、経験して自分のものにしていかないと。浪費は色んなものの目利きになるステップだよ。ロマンある浪費でないとね。お金は愉しく使わなければただの紙切だ。ロマンティックな浪費でないと文化は生まれないもんだよ。」
ハッキリとした返答にお客様はご納得いただいたご様子でした。
バーの隣に併設された島地氏のセレクトショップには、島地氏の美学が凝縮されたアイテムが並びます。
ここに並ぶこだわりのアイテムに出会うまでに、どのくらいロマンティックな浪費をしてきたのでしょうか・・・。様々なドラマがありそうです。
今週の格言
お金は愉しく使わなければただの紙切である
プロフィール - 島地勝彦
メンズ館8階=イセタンメンズレジデンス<サロン ド シマジ>のプロデューサー。1941年生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」に配属され、1983年に同紙編集長に就任、柴田 錬三郎・今 東光・開高健を回答者に据えた「人生相談」で一世を風靡し100万部雑誌に育て上げる。その後、「PLAYBOY日本版」「BART」の編集長を歴任。集英社インターナショナルの代表取締役を経て、2008年に退任。現在は作家・エッセイストに転向。
来店スケジュールはこちら
サロン ド シマジ オンラインストアはこちら