【特集】進化の系譜がわかる! 名門鞄ブランドの新旧名作が一堂に集まったオーダー会を解説|THE GENTLEMEN CLOTHING AUTUMN & WINTER 2023
- 09.20 Wed -10.03 Tue
- 伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション
※9月23日(土・祝)・24日(日)・30日(土)・10月1日(日)はメンズ館地下1階 バッグにて展開
イセタンメンズが発刊するカタログ『THE GENTLEMEN CLOTHING AUTUMN & WINTER 2023』
名門と称される鞄ブランドには必ずといっていいほど、長い歴史を支えてきたマスターピースが存在します。それらは時代の変化に応じてバージョンアップを重ね、脈々と受け継がれていくもの。メンズ館ではそんな名品の系譜へ敬意を表し、今はもう展開を終了した過去の傑作をオーダーできる受注会を実施。さらに、そのバトンを受け継いだ進化形傑作も同時展開します。名門が歩んできた進化の軌跡ともいえる、新旧のマスターピースバッグ。両者を比較しながら、その魅力をバッグ・ラゲッジバイヤーの福島がお伝えします。
オーダー会に至ったきっかけとは?
バッグに求められるニーズは数年で変化していると感じています。バッグ業界のキーワードとなっているのが“鞄のジェンターレス化”。リモートワークが定着し、ノートパソコンを持ち歩く方が増えた今、男性のイメージが強かったブリーフケースを女性がお求めいただくケースも増えています。<ACATE/アカーテ>などはまさに、メンズ・ウィメンズの垣根を超えてコーディネートできるデザインとなっています。一方、<Felisi/フェリージ>などは『以前取り扱っていたモデルの復刻』を熱望されている声をお客さまより伺います。お客さまの様々な声を、9月20日(水)からおこなわれるレザー博にてオーダー会という形でご提案したいと考えています。お客さまにとってのハレの日(勝負の日)を演出するためのアイテムとして、理想的なバッグをこの機会にオーダーしてみてはいかがでしょうか。
ナイロンビジネスバッグの金字塔<フェリージ>
最初にご紹介するのは、高密度ナイロン×レザーのコンビ素材でビジネスバッグの金字塔を築いた<Felisi/フェリージ>。イタリア北部のフェラーラで1973年に創業し、当初はベルト作りを行っていましたが、後に始めた鞄作りが評判を呼び躍進。日本でもビジネスマンを中心に絶大な人気を博し、不動の地位を築きました。
『復刻モデル』Model.8637/2
なかでも長年ブランドの顔としてベストセラーを続けてきたのが「8637/2」。1986年に誕生し、約30年にもわたってファンに愛されてきました。高密度ナイロンをメイン素材に採用しつつ、ハンドルや周囲のトリミングなどにレザーを用いることで、抜群の軽さと高級感を両立。レザー部分は使うほど風合いが深まり、経年変化の楽しみも味わえるアイテムです。
レザー部分は植物由来の成分を使って仕上げたベジタブルタンニンなめし。革本来の自然な風合いを引き出し、エイジングも美しい伝統的レザーです。この上質さにより、スーツからジャケパン、ノータイスタイルまで幅広いビジネススタイルをカバー。これが爆発的ヒットの一因となりました。また、当時のインポートバッグとしては異例なほど機能的なところもビジネスマンを魅了しました。
- 価格:132,000円
- お渡し:約6カ月後お渡し予定
- 素材:レザー部分8色、ナイロン部分20色
「8637/2」は2017年に現行の「1772」へとバトンタッチを行い、生産を終了。しかし、定番だけに再発売を望む声も絶えませんでした。そんな声にも応え、今回メンズ館では9月20日から開催する「レザー博」の期間中に同作のオーダー会を実施。20色のナイロンと8色のレザーを自由に組み合わせてオーダーできます。この貴重な機会をお見逃しなく!
『進化モデル』Model.1772
こちらは既製品として現在も販売しています。「8637/2」の系譜を受け継ぐ進化形モデルが、こちらの「1772」。側面のレザーパーツを排して軽量化を図り、トロリーのハンドルに通して合体させられるスリーブを採用。内側のポケット類もサイズを見直し、現在のライフスタイルにキャッチアップしています。新旧を比べることで、それぞれの魅力がいっそう際立ってくるはず。
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日本職人の美学が凝縮<大峽製鞄>
続いてピックアップするのは、日本屈指の老舗鞄メーカーと名高い<大峽製鞄>。1935年に創業し、文部大臣賞や通産大臣賞など数々の栄誉に輝いてきました。高級ランドセル作りでも知られ、あまたの有名校から選ばれています。日本の職人技を結集したその仕立ては、思わず息をのむほどの精緻さ。そこから滲み出る気品も別格です。
『復刻モデル』Model.オーバーナイト
今回のオーダー会に向けて復刻したのは、「オーバーナイト」とよばれる往年の定番。モデル名のとおり一泊程度の出張にも対応するバッグで、一般的なブリーフケースよりもマチを広めにとっているのが特徴です。
大容量とともに、荷物の出し入れがスムーズになるよう工夫されている点にも注目。ジッパーが側面を通り越して底面近くまで回り込んでいるのが特徴で、これにより大きく開口する設計になっています。多くの荷物を詰め込んでも取り出しが煩雑にならず、旅先のストレスを大きく軽減。いっぽうでその佇まいはエレガンスにあふれ、機能一辺倒のトラベルバッグとは一線を画す洗練を身にまとえます。スーツやジャケットにもマッチするため、出張時にぴったりの使い勝手といえるでしょう。
- 価格:231,000円~
- お渡し:約4カ月後お渡し予定
- 素材:レザー3種類、約34色
今回のオーダー会では、「ヨーロピアンカーフ」「ジャーマンシュリンク」「サンタクローチェ®️・カーフレザー」という3種類のレザーをラインナップ。それぞれ色バリエーションもご用意しています。なかでもおすすめなのは、植物なめしによる「サンタクローチェ®️・カーフレザー」で経年変化で美しく育つのが魅力。
『進化モデル』Model.スリムオーバーナイト
こちらは既製品として販売いたします。現在のベストセラーである「スリムオーバーナイト」。底面の幅は「オーバーナイト」と同じですが、上に向かって幅を絞り込むことでスッキリとした印象に仕上げているのが特徴です。内部は取り外しが可能な仕切りで区切られ、1室としても2室としても使用可能。ファスナーポケットの裏側はマイクロファイバーにし、スマートフォンなどの画面にキズがつかないように配慮しました。
イタリア鞄の新星<アカーテ>
『シグネチャーモデル』Model.オストロS
最後にご紹介するのは、2017年デビューと歴史は浅いものの日の出の勢いで認知度を高めているのが<ACATE/アカーテ>。メイド・イン・イタリーによるバッグブランドで、クオリティはもちろんのことファッション感度が非常に高いことでも注目されています。こちらは現在のシグネチャーモデルである「オストロS」。クラシカルなフラップとアイコニックなタッセルチャームがポイントです。
- 価格:275,000円~
- お渡し:約6カ月後お渡し予定
- 素材:レザー8色
オーダー会ではしなやかなイタリアンシュリンクレザーを取り揃え、既製品では用いられない2色を含む計8色をご用意。ハンドル、フラップ、タッセル、ハカマ(底面近くの切り替え部分)をそれぞれ異なる色でオーダーすることもでき、幅広いカスタマイズを楽しめます。
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Photo:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)
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