「建築」と「靴」。住宅メーカーが始めた、靴づくりとは？―デザインと履き心地を追求した＜カジーナ＞のオーダーシューズ｜日本橋三越本店
靴を選ぶ際にこういった悩みを持った経験はあるだろうか。
「自分の足は小さい（または大きい）」「左右の足のサイズが異なる」「ネットで靴を買うには、自分の足のサイズに合うか不安」「デザインは気に入っているのに自分の足に合わない」「自分の足に合う靴はデザインが不満」。
こういったお悩みを解消するのが＜CAGIANA/カジーナ＞のオーダーシューズだ。住宅メーカーがスタートしたシューズブランドで、履き心地と、歩行時の満足感を持つシューズの実現のため、独自の計測方法を行い「デザイン、足入れの履き心地、長時間歩いても疲れにくい」の3つを兼ね備えたシューズ作りをしている。
そんな＜カジーナ＞が2月9日（水）～2月22日（火）の期間、日本橋三越本店 本館2階 紳士靴にてポップアップを開催。通常はオンラインでセルフ計測し注文するプログラムだが、会期中は店頭にて採寸＆オーダーができる貴重な機会となる。
「建築」と「靴」。住宅メーカーが始めた、靴づくりとは
「住む人の身体に快適さをもたらす家」を造る住宅メーカー「ネイブレイン」が、「履く人の快適性」を追求した靴作りを始め、2019年にオーダーメイドシューズブランド＜CAGIANA/カジーナ＞を立ち上げた。
ブランド名の由来は、「足と自分に合った靴」と「家の鍵と鍵穴」の関係から、鍵穴（カギアナ）＝CAGIANA（カジーナ）だという。オーダーシューズにあしらわれている鍵穴・スタッズ・蔦柄はブランドのキーデザインだ。
「建築」と「靴」。一見関連性を持たぬようにみえる両者は、「人の身体の根本に大きく関わる」という共通点をもつ。「ネイブレイン」の原点は「住む人の身体に快適さをもたらす家づくり」。住環境が原因で起こるシックハウス症候群など住む人に負担を与える要素を最大限に払拭し、心身共に快適でいられるための住まいづくりを提案してきた。靴づくりもまた、快適な身体の必要性から始まったものづくりである。
ブランド立ち上げのきっかけは、CEOの山本直人氏自身が国内外を歩き続ける中で、目の当たりにした現実からだった。それは、スポーツシューズにおける機能性、ファッションブランドの靴におけるデザイン性、それらを兼ね備えた靴に出会えていないということ。それは既成靴だけでなくオーダーシューズも同様であった。
また「ネイブレイン」のお客さまとのコミュニケーションの中でも、「好みの靴を見つけたけれど、自分の足に合うサイズがない」「足のサイズに合う靴は、デザインの種類が少ない」「ネットで売っている靴は、自分の足のサイズにあうかどうか不安で買いにくい」といった声があり、その要望に応えるために、機能性とデザイン性を兼ね備えた新しい靴のブランドとして誕生させたのだ。
履き心地を追求した、独自のオンラインオーダープログラム
＜カジーナ＞は、足をいれた時の心地よい履き心地と、歩行時に得られる他では味わえない満足感を持つシューズの実現のため、独自のオンラインオーダープログラム「Su Misura（ス・ミズーラ）」を開発した。「Su Misura（ス・ミズーラ」は色やサイズを選ぶことが出来る通常のパターンオーダーに加え、お客さまの足のサイズに合わせて調整する「パーソナル サイズオーダー」も行っていることが特徴。左右異なるサイズや、既製品のサイズにはない大きさ・女性向けのシューズをオーダーすることも可能だ。
また、オーダーシューズというと店頭でのプロによる計測が必須のイメージだが、なんとオンラインで完結できる。ブランド独自で開発したフットルーラーセット（足の測定器）を使用して、自身で測定を行い注文する画期的なシステムだ。
通常はこれらの器具を使って、お客さま自身が両足の足長、足幅を計測し（写真上）、さらに台紙の上で裸足の状態を撮影した画像とともにオンラインで注文する。本ポップアップではカジーナの靴を実際に試着し、その場で採寸・オーダーができる。
心地よい履き心地と歩行時の満足感を持つシューズに仕上げるためいくつもの計測工程を行う。
1、計測点にシールを貼る
2、ループメジャーとフットメジャーで第三甲・第二甲・足囲、足長を計測
3、台紙に乗り、足先の形を確認。木型に修正が必要か確認
4、トリッシャムで足型をとり、負荷がかかっている部位を確認
"和紙"を使用した蒸れにくいインソール
高い機能性に留まらず、デザインにもこだわる＜カジーナ＞。レザーはフランスのアノネイ社のレザーを使用し、国内に自社工場を持ち、製造のすべてを国内で完結している。オリジナルの製法や素材を組み合わせ、職人の手によって1点1点染色される手染め染色によって、革の状態などによって毎回異なる色彩に仕上がる。
終日着用しても蒸れにくいようインソールには和紙を使用したり、靴箱には職人が1つ1つ手作りする吸湿性の高い桐箱を採用するなど、日本の伝統技術もふんだんに盛り込まれているところもブランドならでは魅力だ。
優れたデザインながらも、快適な履き心地を実現したスニーカーやドレスシューズを新しい季節に向けて誂えてみてはいかがだろうか。
「SOKO 霜降」 96,800円
■日本橋三越本店 本館2階 紳士靴
手染め染色の色彩とコバ部分に施されたスタッズが華やかな印象。ソールにはヴィブラム社製ソールを採用している。
「SYURIN 秋霖」59,400円
■日本橋三越本店 本館2階 紳士靴
軽量かつクッション性に優れたヴィブラム社製ソールを採用している。
- 日本橋三越本店 本館2階 紳士靴
オーダー詳細
- 価格：ドレスシューズ 79,200円～/スニーカー 59,400円～
- お渡し：約2か月後
- 期間中、オーダーシューズをご注文いただいたお客さまにネーム入れをサービスいたします。
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Edit:ISETAN MEN‘S net
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日本橋三越本店 本館2階 紳士靴
電話 03-3274-8425（直通）
