メンズ館社員に聞いた。2020年冬これ買いました！―メンズコンテンポラリー編
グローバルな感性で、最新最旬なファッションとライフスタイルを提案する伊勢丹新宿店メンズ館6階 メンズコンテンポラリー。ここで日々様々なブランドや商品に触れ、独自の感性やスタイルが磨かれてきた同フロア担当スタッフ達が、自ら身に着けるために選ぶものと言えば、さぞかし間違いないものに違いない。そう思うのが普通ではないだろうか。
冬シーズンが本格的にスタートした今、同フロアを担当している社員5人に、今シーズンどんなものを購入したのか教えてもらった。これから何を買おうか迷っている方にとって、目利きである彼ら自身が欲しいものを知ることは間違いなく参考になるだはずだ！
山梨 遼：入社以来、伊勢丹新宿店メンズ館6階 メンズコンテンポラリー一筋のショップスタイリスト。ナチュラル・ベーシックからモードまで、豊富な知識を活かしお客さまの最適解を導き出すのが得意。好きなブランド〈イッセイ ミヤケ メン〉。Instagram：@ryo__yamanashi
〈グラフペーパー〉のオーバーサイズシャツ。今季のコレクションテーマ「ディータ―・ラムス」がまず心に刺さりました。以前から大好きなインダストリアルデザイナーで、特に色遣いが好きだったので絶対に何か買いたいと思っていた時に出会ったのがこのシャツ。今季ならではの色味に加え、〈グラフペーパー〉らしいシルエットが独特な雰囲気を放ちます。そしてフリーサイズ＆テンセル100％による美しいドレープ感と超ビッグシルエットなサイズ感が着る人の個性を演出してくれるアイテムです。テンセル100％の着心地が良すぎて試着した瞬間に即買うことを決めました。（笑）
最近ずっと気になっていた〈アンドワンダー〉。なぜなら長年愛用している〈イッセイミヤケメン〉の元デザインチーム出身のお二人がデザイナーを務めているから。今年の秋は朝は暑く夜は寒い、一番何を着たら分からない気候でした。それもあって最初は薄手の防風アウターを探していたところ、こちらのジャケットを見つけました。先ず気に入ったのが表生地の防風+撥水機能。更に購入を後押ししたのがリバーシブルの裏面に採用されている紫チェック。ヴィンテージ好きの私には最近紫のアイテムを探していたことも相まって買わないという選択肢がありませんでした。
宮下 創太：伊勢丹新宿店メンズ館6階 メンズコンテンポラリーのフロアマネージャー。〈世界一楽しいファッションテーマパーク〉をコンセプトに「明るく楽しい気分になれるようなファッションとの出会いをご提案するフロアを目指す。」と意気込む。
今シーズン購入したお気に入りの1つは、10年ぶりに再始動された〈ホワイトマウンテニアリング〉の「BLK/ビーエルケー」ラインのブルゾンです。ニットの上からアウターを着ると、電車の中などでは汗をかいてしまい蒸れるので、透湿性が高いアウターを探しており、加えて、これまで透湿性の高いアウターの欠点だった、”伸縮性が悪い”という欠点を克服していたので、ストレスなくヘビロテできると思い購入しました。さらに、最近は極力サステナブルな商品を選ぶようにしているので、植物由来比率の高い素材を使用している点も購入の決め手となりました。
この時期は普段の出勤時も、フリースやニットを1枚持ち歩くことが多いので、そこそこの容量が欲しかったのですが、あまり大きすぎる見た目のものはデイリーユースにしづらく、なかなか気に入るものに出会えませんでした。これは1週間くらいの旅行にも使えるほどの容量があるにも関わらず、背負ってみると、そんなに大きく見えず、パソコン等を入れるスリーブもしっかりついているので、普段使いから旅行まで使える万能アイテムと思い購入を決意。「Nハリ」らしい、どんなコーディネートにも合わせやすいソリッドな見た目も◎。
小倉麻代：伊勢丹新宿店メンズ館のカジュアルフロアを中心に担当し、今年からメンズ館6階 メンズコンテンポラリーのアシスタントショップマネージャーに着任。普段からメンズライクなテイストのスタイルを好む。好きなブランドは〈オーラリー〉と〈マーカウエア〉。Instagram：@mayocoon
仕事でも、プライベートでも着られるジャケットを探していたときに出会いました。
普段オーバーシルエットの洋服を着ることが多い為、動くときに窮屈に感じるものは嫌だなと思っていましたが、このジャケットは柔らかいウール素材で肌触りもすごく滑らかで、着心地も抜群。胸元やサイドにパッチポケットも備わっていて収納力もあり、袖部分にのみ裏地がついている仕様なので動きやすく仕事でも使いやすいです。同素材のパンツもあるので、ぜひセットアップで揃えたいと思っています。
真冬に着られるアウター以外に、秋から冬にかけての季節の変わり目に着られる羽織りが一枚欲しいと思って購入したのがこちらのカーディガンです。柔らかい上質な質感はもちろんのこと、首元が詰まっていないため冬本番の寒い時期に中にタートルネックでもカットソーでも合わせて着られそうで、春先まで長い期間着用できることも決め手になりました。もちろんこのアイテムもメンズの作りですが、女性が大きめのシルエットで着用しても可愛いのは間違いなし！また個人的には鮮やかな赤が、落ち着いた色で合わせがちな秋冬のコーディネートの差し色になると思い、購入しました！
今季特にトップスを探している中でも、キーワードとしてシャツジャケットを考えていた際に出会った一品です。カウレザーでありながらも実際に触れてみるとそこまで硬くなく滑らかな触り心地が特徴です。また裏地をなくすことでレザージャケットではよくありがちな必要以上にごつく見えやすいという点もスマートにクリアしていて、春や秋にはTシャツの上に羽織りアウターとして、また冬にはインナーとして3シーズン着れるのも嬉しいです。この冬はカシミヤのニットとレイヤードして異素材のコーディネートで楽しみたいです。
ONOFF兼用で使えるバッグを探していたところに〈アーペーセー〉のレザートートバッグを見つけました。牛革でありながらも丹念になめされているため、ラムレザーかと思うほど柔らかくしなやかなのが最大の特徴です。デザインも上部にシルバーでロゴ刻印が入るのみで、素材にこだわり他に一切のデザインの入らない潔さも魅力的。サイズに関してもA4の書類がすっぽり入るほどの大きさかつ、肩掛けでも手持ちでも対応できる持ち手の長さがちょうど良く服装やシーンを問わず使用できる汎用性の高さで購入に至りました。
渡部 要：入社以来、メンズカジュアル畑一筋。ストリートカルチャーをこよなく愛す、根っからのスニーカーマニア。好きなブランドは、〈テアトラ〉と〈グラフペーパー〉。 Instagram：@watakana_kun
真冬に着れるアウターを探してました。アウター選びで重視したのが軽さと暖かさ。〈テアトラ〉のダウンは着ていることを忘れてしまうほど軽くストレスフリーです。ポケットも多いため、手ぶらで出かけることが多い私にはとても魅力的でした。男心をくすぐるギミックも決めてとなったポイント。様々な体型に合うデザイン設計なので、男性だけでなく女性の方にもカッコ良く着れるダウンだと思います。
他ではあまり見ない都会的な色味に一目惚れ。もともと秋冬で使えるパンツを探していたので、実際に試着してみると柔らかい履き心地とテーパードのきれいなシルエットの虜になり購入しました。大好きなスニーカーとの相性も抜群で、どんな素材のトップスを合わせてもコーディネートが組みやすい万能アイテムです。
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Photograph：Yuichi Tajima
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冬シーズンが本格的にスタートした今、同フロアを担当している社員5人に、今シーズンどんなものを購入したのか教えてもらった。これから何を買おうか迷っている方にとって、目利きである彼ら自身が欲しいものを知ることは間違いなく参考になるだはずだ！
No.1 山梨 遼
山梨 遼：入社以来、伊勢丹新宿店メンズ館6階 メンズコンテンポラリー一筋のショップスタイリスト。ナチュラル・ベーシックからモードまで、豊富な知識を活かしお客さまの最適解を導き出すのが得意。好きなブランド〈イッセイ ミヤケ メン〉。Instagram：@ryo__yamanashi
Ⅰ. Graphpaper/グラフペーパー｜オーバーサイズシャツ
〈グラフペーパー〉のオーバーサイズシャツ。今季のコレクションテーマ「ディータ―・ラムス」がまず心に刺さりました。以前から大好きなインダストリアルデザイナーで、特に色遣いが好きだったので絶対に何か買いたいと思っていた時に出会ったのがこのシャツ。今季ならではの色味に加え、〈グラフペーパー〉らしいシルエットが独特な雰囲気を放ちます。そしてフリーサイズ＆テンセル100％による美しいドレープ感と超ビッグシルエットなサイズ感が着る人の個性を演出してくれるアイテムです。テンセル100％の着心地が良すぎて試着した瞬間に即買うことを決めました。（笑）
Ⅱ. and wander/アンドワンダー｜リバーシブルジャケット
最近ずっと気になっていた〈アンドワンダー〉。なぜなら長年愛用している〈イッセイミヤケメン〉の元デザインチーム出身のお二人がデザイナーを務めているから。今年の秋は朝は暑く夜は寒い、一番何を着たら分からない気候でした。それもあって最初は薄手の防風アウターを探していたところ、こちらのジャケットを見つけました。先ず気に入ったのが表生地の防風+撥水機能。更に購入を後押ししたのがリバーシブルの裏面に採用されている紫チェック。ヴィンテージ好きの私には最近紫のアイテムを探していたことも相まって買わないという選択肢がありませんでした。
N0.2 宮下 創太
宮下 創太：伊勢丹新宿店メンズ館6階 メンズコンテンポラリーのフロアマネージャー。〈世界一楽しいファッションテーマパーク〉をコンセプトに「明るく楽しい気分になれるようなファッションとの出会いをご提案するフロアを目指す。」と意気込む。
Ⅰ. White Mountaineering/ホワイトマウンテニアリング｜ブルゾン
今シーズン購入したお気に入りの1つは、10年ぶりに再始動された〈ホワイトマウンテニアリング〉の「BLK/ビーエルケー」ラインのブルゾンです。ニットの上からアウターを着ると、電車の中などでは汗をかいてしまい蒸れるので、透湿性が高いアウターを探しており、加えて、これまで透湿性の高いアウターの欠点だった、”伸縮性が悪い”という欠点を克服していたので、ストレスなくヘビロテできると思い購入しました。さらに、最近は極力サステナブルな商品を選ぶようにしているので、植物由来比率の高い素材を使用している点も購入の決め手となりました。
Ⅱ.N.HOOLYWOOD/エヌハリウッド｜バックパック
この時期は普段の出勤時も、フリースやニットを1枚持ち歩くことが多いので、そこそこの容量が欲しかったのですが、あまり大きすぎる見た目のものはデイリーユースにしづらく、なかなか気に入るものに出会えませんでした。これは1週間くらいの旅行にも使えるほどの容量があるにも関わらず、背負ってみると、そんなに大きく見えず、パソコン等を入れるスリーブもしっかりついているので、普段使いから旅行まで使える万能アイテムと思い購入を決意。「Nハリ」らしい、どんなコーディネートにも合わせやすいソリッドな見た目も◎。
NO.3 小倉 麻代
小倉麻代：伊勢丹新宿店メンズ館のカジュアルフロアを中心に担当し、今年からメンズ館6階 メンズコンテンポラリーのアシスタントショップマネージャーに着任。普段からメンズライクなテイストのスタイルを好む。好きなブランドは〈オーラリー〉と〈マーカウエア〉。Instagram：@mayocoon
Ⅰ. AURALEE/オーラリー|カジュアルジャケット
仕事でも、プライベートでも着られるジャケットを探していたときに出会いました。
普段オーバーシルエットの洋服を着ることが多い為、動くときに窮屈に感じるものは嫌だなと思っていましたが、このジャケットは柔らかいウール素材で肌触りもすごく滑らかで、着心地も抜群。胸元やサイドにパッチポケットも備わっていて収納力もあり、袖部分にのみ裏地がついている仕様なので動きやすく仕事でも使いやすいです。同素材のパンツもあるので、ぜひセットアップで揃えたいと思っています。
Ⅱ. POLYPLOID/ポリプロイド｜カーディガン
真冬に着られるアウター以外に、秋から冬にかけての季節の変わり目に着られる羽織りが一枚欲しいと思って購入したのがこちらのカーディガンです。柔らかい上質な質感はもちろんのこと、首元が詰まっていないため冬本番の寒い時期に中にタートルネックでもカットソーでも合わせて着られそうで、春先まで長い期間着用できることも決め手になりました。もちろんこのアイテムもメンズの作りですが、女性が大きめのシルエットで着用しても可愛いのは間違いなし！また個人的には鮮やかな赤が、落ち着いた色で合わせがちな秋冬のコーディネートの差し色になると思い、購入しました！
NO.4 浅野 太祐
浅野 太祐：入社以前より希望していたメンズ館6階 メンズコンテンポラリーに今年からアシスタントマーチャンダイザーとして着任。男らしくラギッドなスタイルからトレンド感のあるクリーンなスタイルまで幅広く好む。好きなブランドは〈アーペーセー〉。
Ⅰ. DIESEL/ディーゼル｜レザージャケット
今季特にトップスを探している中でも、キーワードとしてシャツジャケットを考えていた際に出会った一品です。カウレザーでありながらも実際に触れてみるとそこまで硬くなく滑らかな触り心地が特徴です。また裏地をなくすことでレザージャケットではよくありがちな必要以上にごつく見えやすいという点もスマートにクリアしていて、春や秋にはTシャツの上に羽織りアウターとして、また冬にはインナーとして3シーズン着れるのも嬉しいです。この冬はカシミヤのニットとレイヤードして異素材のコーディネートで楽しみたいです。
Ⅱ. A.P.C/アーペーセー｜レザートートバッグ
ONOFF兼用で使えるバッグを探していたところに〈アーペーセー〉のレザートートバッグを見つけました。牛革でありながらも丹念になめされているため、ラムレザーかと思うほど柔らかくしなやかなのが最大の特徴です。デザインも上部にシルバーでロゴ刻印が入るのみで、素材にこだわり他に一切のデザインの入らない潔さも魅力的。サイズに関してもA4の書類がすっぽり入るほどの大きさかつ、肩掛けでも手持ちでも対応できる持ち手の長さがちょうど良く服装やシーンを問わず使用できる汎用性の高さで購入に至りました。
NO.5 渡部 要
渡部 要：入社以来、メンズカジュアル畑一筋。ストリートカルチャーをこよなく愛す、根っからのスニーカーマニア。好きなブランドは、〈テアトラ〉と〈グラフペーパー〉。 Instagram：@watakana_kun
Ⅰ. TEATORA/テアトラ ｜ダウンブルゾン
真冬に着れるアウターを探してました。アウター選びで重視したのが軽さと暖かさ。〈テアトラ〉のダウンは着ていることを忘れてしまうほど軽くストレスフリーです。ポケットも多いため、手ぶらで出かけることが多い私にはとても魅力的でした。男心をくすぐるギミックも決めてとなったポイント。様々な体型に合うデザイン設計なので、男性だけでなく女性の方にもカッコ良く着れるダウンだと思います。
Ⅱ. Graphpaper/グラフペーパー |フランネルパンツ
他ではあまり見ない都会的な色味に一目惚れ。もともと秋冬で使えるパンツを探していたので、実際に試着してみると柔らかい履き心地とテーパードのきれいなシルエットの虜になり購入しました。大好きなスニーカーとの相性も抜群で、どんな素材のトップスを合わせてもコーディネートが組みやすい万能アイテムです。
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Photograph：Yuichi Tajima
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