アニキが改良を重ねた別注アイテムが集結!「アニショップ」期間限定オープンに向けての想いとは
定番のファッションと昭和酒場のコンテンツで人気の“アニキ”こと、片野英児氏が別注した限定品を集積した「アニショップ」が、伊勢丹新宿店メンズ館地下1階=バッグにて、10月7日(水)から13日(火)まで期間限定のプロモーションを開催する。今回は、アニショップで販売されるアイテムについての“想い”を伺った。
ジャケット、バッグ、スニーカーのいずれも「いい塩梅」の出来
アニショップに登場する別注アイテムのこだわりを尋ねると、アニキが実際に買って、着て、使ってみて、「ここをこうすればもっといいのにな」という思いが強くなり、「自分でコラボして、こんなに良いものがあることをみんなに知ってほしい!」というのが、“アニ別注”の始まりだったという。
〈ル サン パレイユ〉ジャケットの一番の魅力は、日本製による手頃な価格
〈Le Sans Pareil/ル サン パレイユ〉のコットンモールスキントラディショナルカバーオールと出合って、本当によく着ています。〈ル サン パレイユ〉は1894年創業というフランスの歴史あるファクトリーブランドですが、フランス現地ではブランドは消滅しています。
こういう絶滅系ブランドでよくあるのは、日本人が見つけてきて、メイド・イン・フランスで複刻して高値で売るというストーリーですが、〈ル サン パレイユ〉は、日本の工場で日本の生地によるメイド・イン・ジャパンで、古き良きフランスのワークウエアを再構築しているのが一番の魅力。古着屋でも高騰しているこのジャケットが、新品の日本製で2万円半ばで買えるので、ぜひスタイルに取り入れて楽しんでほしいと思います。
今回拘ったのは、1940~50年に作製されたオリジナルカバーオールのディテールの中で、ネックを深くとり、襟のカーブのアールをきつくして、前立てステッチをわざと歪ませて、ポケットの形状にV字を加えたことです。生地は、当時のモールスキンと遜色のない肉厚で上品な光沢感のあるモールスキンを使用し、糸の太さやステッチの運針数などは当時のまま忠実に再現しているので、着心地は通常品と変わりません。
色は、当時のフランスの労働者が着ていたとされる黒とネイビーの2色で、黒はマルシェで働く人や農業関係者などが好み、ネイビーは工業・生産系の現場で着られていたものです。クラシックなフレンチワークを追求したカバーオールジャケットなので、色は定番にしました。
自分の着こなしは、「いろんな国のものを混ぜ合わせる」のをポイントにしていて、この〈ル サン パレイユ〉のジャケットには、欧州の軍のチノパンのヴィンテージに、靴はイタリアのスニーカー、インナーはアメリカTシャツという組み合わせを楽しんでいます。襟のあるアウターには襟のないインナーを合わせるのが好きなので、これからの季節なら、薄手のクルーネックニットがバッチリです。
〈スペルガ〉の品番「2390」スニーカーでオールブラックを作りたかった!
自分はアメリカの〈コンバース〉で育ってきましたが、イタリアにも100年以上歴史があるスニーカーがあるんだと知ったのが30年ぐらい前で、〈SUPERGA/スペルガ〉定番のキャンバスシューズ「2750」はずっと愛用していました。それから、イタリア軍支給モデルだった「2390」が複刻することを知って、「自分が履くならオールブラックだな」と思い、調べたらオールブラックのモデルがなくて、知り合いから80年代パリコレの「黒の衝撃」の話を聞いたりして、オールブラックは新鮮だなと思ったわけです。
〈スペルガ〉「2390」は、トウのラバー部がしっかり被さるようにデザインされているのが特徴で、コラボして完成したオールブラックは、ラバー部も黒なので、全体的に精悍なイメージがアップ。さらに通常品のスニーカーに比べ、コラボではインソールを厚くソフトなものに変更。足アタリが柔らかくなっているので、ハイテクスニーカーなどを履き慣れている人でも楽に履けると思います。
ひと目惚れした〈スロウ〉バッグを何度も改良してできたアニ完成版!
〈SLOW/スロウ〉はレザーバッグやSLG(スモールレザーグッズ)などのレザープロダクトを得意とするブランドですが、去年の晩秋に鎌倉店で出会ってしまったのが、キャンバスのショルダーバッグでした。
カジュアルに持てるバッグをずっと試行錯誤していて、自分はMacBook13インチと財布などの小物、それと脱いだジャケット入れたりする軽量なものが欲しかったのですが、ナイロンリュックは自分のスタイルとは違うんですよ。そこでこのショルダーバッグと出合って、洗いがかかってイイ感じにやれた素材の雰囲気と、ストラップの長さが簡単に変えられる仕様や、オーセンティックからヴィンテージ、軍モノ、ヘリンボーンコートまで、どんなカジュアルスタイルにも合う万能さに感動。やっとこれにたどり着いた気がします。
通常品は縦長の長方形なんですが、自分はたすき掛けして持つことが多いので、横長に変更し、内側のポケットも深さを浅くして、両側に装備。軍モノの袋にインスパイアされたポーチを付属して、ステンシルで「ANK」と入れています。
軽くて、素材感がしっかりあって、中にモノが入ってもちょうどよく見えるカジュアルなバッグがカタチとして完成形になりました。上品なヘリンボーンの素材感が伝わる白と、通常品にはない黒の2色展開で、家庭洗いもできるので、がんがん使ってください。
初日10月7日(水)6時から、1時間店長をやります!
伊勢丹新宿店メンズ館は、一つの館の中にオーセンティックからドメスティック、世界のラグジュアリーアイテムまで揃っていて、こんな館は世界中探してもどこにもありません。現在はコロナ禍でなかなか自由に買い物などに行ける雰囲気ではありませんが、今回のアニショップをきっかけに、普段は着ない、履かないブランドを見てもらうだけでも価値があることだし、雑誌やネットで見るだけではわからない、「店に来ることで得るもの」が必ずあると思います。メンズ館で好きなものを買って、隣の本館地下の食品売り場で、世界中から集まった美味しいものを買って、百貨店の良さをもっと楽しんでください。
ノベルティーはメンズ館で人気の〈ナカタハンガー〉にANKの刻印入り!
この会期中に、アニショップ対象商品を店頭でMIカードでのご購入合計22,000円以上お買い上げのお客さま先着20名にANK刻印〈ナカタハンガー〉のプレゼントを予定している。
※MIカードをお持ちではない場合、事前に店頭もしくは下記URLより、入会をお申し込みいただきますと、当日のご案内がスムーズに承れます。URLからご入会の手続きをされる際は、店舗受け取りをご設定下さい。
MIカード入会はこちらから
そのほかにも、アニショップ対象商品を店頭で8,800円以上お買い上げのお客さまで、三越伊勢丹アプリのクーポンをご提示のお客さま先着20名に「ANK別注ハンカチ」のプレゼントも予定。
三越伊勢丹アプリはこちらから
まとめてコラボレーションアイテムを見れるのもイセタンメンズならではなので、是非この機会に「アニショップ」を楽しんで欲しい!
アニチューブはこちらから
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イベント情報
〈アニショップ〉POPUP
□開催期間:10月7日(水)~13日(火)
□開催場所:メンズ館地下1階=バッグ
(※オンラインストアは10月末までの販売予定)
※10月7日(水)販売開始にあたり、店頭でのご購入をご希望のお客さまの、入場の順番を決める抽選を行います。ご希望のお客さまは、10月7日(水)午前10時10分までにメンズ館地下1階=バッグに直接お越しください。
片野英児氏 来店イベント
□10月7日(水)6時~7時まで
「アニショップ」店頭でお買い上げのお客さまと片野英児氏の記念撮影を実施予定。
ご希望者多数の場合、撮影いただけない可能性がございます。ご了承くださいませ。
※10月7日(水)販売開始後、店頭でご購入いただいたご希望者さまに、撮影会整理券をお渡しさせていただきます。
※整理券を受け取られた方はイベント当日5時50分までに、メンズ館地下1階=バッグにお越しください。
Photo:Shinpei Suzuki
Text:Makoto Kajii
*価格はすべて、税込です。
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メンズ館地下1階=バッグ
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