奈良で生まれた革靴プロジェクト|ISETAN靴博2020


日本産の革を使い、奈良でつくられる、履くほどに味わいを増す靴。展示ではその魅力を体感できる。

〈コトカ〉奈良発、新しい日本の革靴。

サイドに縫い合わせのない一枚革ダービー。栃木レザーにて100%植物タンニンで鞣したヌメ革を使った「ASUKA(飛鳥)」ラインのモデル。

〈コトカ〉
「ASUKA」ダービー 33,000円
□伊勢丹新宿店本館6階=催物場「ISETAN靴博2020」

(左)アッパーを一枚の革で構成したデザイン。兵庫県のタンナー「マルヒラ」にて植物タンニンを使い二次鞣しした革を使った「KOTO(古都)」ライン。(右)こちらも装飾を極力なくした、シンプルなダービータイプ。木型には足指の部分にゆとりをもたせたオブリーク・ラストを使用している。

〈コトカ〉
左:「KOTO」ホール カット 29,700円
右:「KOTO」ダービー 29,700円
□伊勢丹新宿店本館6階=催物場「ISETAN靴博2020」

日本における革靴の産地のひとつ、奈良にて、シューズメーカー7社が共同で開発した新しいコンセプトの革靴が〈KOTOKA/コトカ〉。アッパー(上側の革)には日本で生産された表情豊かな革を使用している。革の個性を活かすシンプルなスタイルは、「古都」という言葉を交えたその名の通り、年代が刻まれるごとに味わいが深まる、サステイナブルな魅力がある。ブラッシング中心の簡単なメンテナンスで履ける、タフな靴でもある。靴博にて展示。


〈オリエンタル〉高品質な日本の靴、今回は特別アイテムも展開。


一点限りの目玉アイテムのひとつ、ラストからアッパーのデザインまでイタリアンな雰囲気でまとめたローファー。スマートなスクエアトウがいままた新鮮。この他にも、過去モデルから最新のサンプルまで幅広く展開。

〈オリエンタル〉
ローファー 27,500円
□伊勢丹新宿店本館6階=催物場「ISETAN靴博2020」

〈オリエンタル〉(写真上から時計回り)
「FARRELL II」60,500円、「ANDY」123,200円、「BOGART」64,900円、「ALBERS」52,800円
□伊勢丹新宿店本館6階=催物場「ISETAN靴博2020」

1957年の設立以来、奈良にて、さまざまな製法の靴づくりを行なってきたオリエンタルシューズのオリジナルブランド。さまざまなブランドを手がけ得られたノウハウを活かし、グッドイヤーウェルテッド製法とマッケイ製法を組み合わせた「ベベルドグッドイヤーグレード」など、美しいシルエットとしっかりとした履き心地双方を実現した独自の靴づくりが追求されている。今回の靴博では過去のモデルやサンプルなど幅広いラインナップを展開予定。

photograph:Takao Ohta
text:Yukihiro Sugawara(LAST)

*価格はすべて、税込です。

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