【インタビュー】シューズデザイナー広本 敦が、気がついたら毎日履いていた全天候型スニーカー
アメリカを旅して生まれた、出張・旅行・遊びまでカバーする新作モデル
広本氏がアメリカ・サンフランシスコからポートランド、カナダのバンクーバーまで旅をして生まれたのが、待望の新作"JOURNEY"だ。「長時間飛行機に乗るので着脱が容易で、空港から街歩きができて、山も登れて、気が向いたらジョギングもできて、雨が降ってきても汚れにくく、オンからオフまでいろんなスタイリングに合わせやすいスニーカーを考えました」と広本氏。その言葉通り、"JOURNEY"は、アッパーに汚れが付きにくく耐久性と耐水性に優れたコーデュラナイロンを採用。履き口はスパンデックスのゴム仕様で、キュッと簡単に締められるシューレースホルダーを標準装備。ソールには定評あるビブラム社のものを用いて、細身の新ラスト(木型)を開発。もちろん日本製だ。
「"JOURNEY"は、<ヨーク>のイメージを刷新するような新モデルとして力を入れました。基本は街履き用ですが、仕事も観光もできて、レストランやクラブまで行けるオールウェザーでオールマイティな一足になっています。さらっと機能性も加えてあるので、コンフォートで快適な履き心地を楽しんでいただるはずです」。
広本氏がそう語るように、展示会に来たバイヤーたちが"JOURNEY"を試し履きして、「このまま履いて帰りたい」と言うほど。履くと、より説得力を感じてもらえる仕上がりだという。
ポップアップでは、この"JOURNEY"をはじめ、アイコンとして人気のローカットスニーカーの「STANLEY」や「ULYSE」、スリッポンタイプの「LILY」、ダッドスニーカータイプの「LORRY」などもラインナップする予定だ。
“新しいTOKYO”を感じる<ヨーク>初のコレクションLOOKを公開
新モデルの発売と同時に、2020年春夏シーズンは<ヨーク>としては初めてモデルを起用したコレクションLOOKを撮影した。
モデルは、<ヨーク>の愛用者で、『メンズノンノ』の専属モデルである鈴木 仁さん(20歳)。俳優としても注目されている彼を被写体に、“シャツとジャケットに合うスニーカー”という<ヨーク>のコンセプトを踏まえて、大人っぽく、自然とファッションの匂いが出るようにディレクションされた。
「<ヨーク>は東京でクリエイティブしているブランドなので、彼らのような若い世代のフィルターを通すことで、これからの"TOKYOらしさ"が表現できたかなと思います」と広本氏。
これから更なる変化を遂げていく東京とともに、今後の<ヨーク>の展開も逃せない。
- 1月22日(水)~2月4日(火)
- メンズ館地下1階=紳士靴
Text:Makoto Kajii
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