【特集】自分だけのキャンバス オールスターが完成する「White atelier BY CONVERSE」とは?
「White atelier BY CONVERSE」は、原宿と吉祥寺にある<コンバース>のシューズ直営店。ここではシーズン毎の全ラインナップが揃うほか、店舗限定の真っ白なキャンバス オールスターに、イラストや文字を自分の好みに合わせてプリントできるサービスを行っている。期間限定のアーティストプリントや組み合わせ自由なスタンダードプリントがシューズに施せるほか、プリントにあわせてシューレースを変更したり、チャームを加えるカスタムができるなど、自分だけの一足を作る楽しみを、今回、伊勢丹新宿店のスタッフに体験してもらいながらレポートする。これでもう、誰かとカブるオールスターにならないはずだ。
自分だけのオールスターにカスタムできる「White atelier BY CONVERSE」
「White atelier BY CONVERSE」は、原宿と吉祥寺にあるコンバース直営店。シーズンモデルの全モデルが入荷するうえ、直営店限定のスペシャルなモデルも店頭に並ぶとあって、コンバースファンならずとも気になるところ。白とナチュラルウッドを基調とした店内は、まるでおしゃれなカフェのような印象だが、その“カフェ気分”を煽るのが、カウンター形式のプリントコーナーの存在だ。
ここでは、キャンバス オールスターに自分の好みで選んだプリントをカスタマイズできるサービスを提供している。世界でひとつだけのオールスターを手に入れたい人はもちろん、チームやパートナー、ファミリーなど、お揃いのオールスターを履きたいひとたちにも支持されている。予約不要でその場で選んだモチーフをプリントすれば、その日のうちに持ち帰れたり、履いて帰ることができるのだから。
今回、伊勢丹新宿店メンズ館の同期入社ふたりに、それぞれの好みに合わせたカスタムオーダーをしてもらった。友人同士で気軽に立ち寄って、好きなコンバースが選べるというのは、誰にでも履けて、誰にでも似合うオールスターならではといえるだろう。
ハイカットとローカットが選べる、ここでしか買えないピュア白オールスター
ベースモデルとなるのはオールホワイトのキャンバス オールスター。HIカットとOXカット(ローカット)の2種類から選ぶ。誰もが一度は履いたことあるモデルだが、アッパーからソールまで真っ白なモデルはインラインには存在しないモデルだ。White atelierのカスタムベースとして販売されているのだが、このまま履きたいという方にはカスタム無しで販売もされている。
外観は誕生当初からほとんど変わっていないのだが、インソールは大きく進化している。ハイテクソールを履き慣れた人は「オールスターは底付きが堅い」という声が聞かれるが、最近のオールスターにはコンバースオリジナルの高機能カップインソール「REACT」が採用されていて、もはや昔のオールスターの履き心地とは別物。雲の上を歩くような履き心地に進化しているのだ。まだ未体験の方は、ぜひカスタムと同時に最新オールスターの履き心地も体感してほしい。
HIカットとOXカット(ローカット)はともに7,700円。ここにサイドプリント(両足2,200円)とシュータンプリント(両足2,200円)を乗せることができる。吉祥寺店ではキッズ(4,950円)、ベビー(4,730円)のモデルを用意。こちらはストラップ部分にプリント(1,100円)することができる。
今回、増田はHIカット、山崎はOXカットを選んだ。
プリントするモチーフを選ぶ。その組み合わせは無限大
ファイリングされたデザインから、自分好みのモチーフを選ぶ。スタンダードカテゴリーの中のオリジナルデザインのイラストレーションや書体は、左右で別々のものを選ぶこともでき、数字やアルファベットなど、イニシャルやナンバーをプリントすることもできるという。期間限定で登場するアーティスト作品は随時アップデートされているのも話題で、内外で活躍するペインターやイラストレーターが入れ替わるという。厳選された作品に目移りしてしまうが、事前にWebサイトなどでチェックしていけば、ここでもスムーズに選ぶことができるだろう。来店した人のなかにはここで2時間ぐらい悩むひともいるそうだ。
増田が選んだのは、スタンダードデザインからデザイナー・イラストレーター、高橋信雅の作品。「CONVERSE」「コンバース」など手書きの文字をキャンバスいっぱいに描いたモノトーンのポップなデザインだ。「結構大胆なのに、そんなうるさくないっていうか、インパクトあるのに目立たないけど、ちゃんと存在感もある。遠目にはコンバースって文字が書かれてるのがわかりにくいけど、近くでみたらちゃんとわかるところも面白いかな、と」。
山崎は期間限定のアーティスト。ニシクボサユリの作品をチョイス。インスタフォロワー数6万人を超え、自身の作品をアレンジしたOTTEというブランドも展開している人気のデザイナー・イラストレーターだ。モノクロの線画が得意な彼女の作品はシンプルなテキストとシュータンにRIGHT LEFTと入る都会的なモダンデザイン。「2月までの限定作品なので、この機会を逃すと手に入らないと聞いたら、いてもたってもいられなくて(笑)」とは、限定品に弱い山崎らしい。
シューレースやチャームを選んでカスタムすることもできる
プリント以外のカスタムとして、コットンシューレースや様々なモチーフのチャームを追加することができる。選べるシューレースのカラーは10色。素材がコットンになるだけで、シューズに通した際にクラシック感が増すのが不思議だ。チャームはシルバーやゴールドのモチーフを、シューレースに通すだけで、ワンポイントで印象を引き立ててくれるものだ。カスタムオールスターのみではなく、インラインモデルのコンバースに追加するための購入も可能だ。
山崎はチャームを2つ選んだ。「普段からゴールドのアクセサリーをつけることが多いので、チャームもゴールドで合わせました。スケードボードはやったことはないのですが、カタチがかわいくて。なんとなくカジュアルなイメージがオールスターに合いそうだな、と(笑)」
2人とも真っ白なキャンバスにモノクロのデザインを選んだので、追加のデザインとして、シューレースも変更することにした。増田はグレー、山崎は生成りのホワイト。派手な色目より、淡色のトーンを選んだあたりまで2人とも趣味が似通っていて微笑ましい。
今回は選ばなかったが、もうひとつのカスタムポイントとして、手描き用のカラーペンが用意されている。キャンバススニーカーに普通のサインペンでイラストや文字を描くと、にじんでしまいがちなのだが、このペンを使えば、にじむことなくオリジナルのイラストや手描き文字でカスタムすることができる。本当に世界に1足だけのカスタムをするなら、こちらもおすすめだ。
完成までは2時間程度。その日のうちに持ち帰ることができる
デザインが決まったら、オーダーシートに記入して、プリント作業が開始。完成までは混雑の具合にもよるそうだが、およそ1~2時間だそう。店内で待つもよし、外出して後ほど受け取るもよしだ。
専用プリンターに投入する前には、プリント箇所をプレス機での加熱処理、ソールなどへのマスキング処理など、念入りに作業する様子は職人の域。とくに金具のアイレット部分は、プリント後にひとつづつ手作業でクリーニングを施すなど繊細な作業が求められるのだという。最後にプリント面を再度プレスすることでインクを定着させ、世界に一足だけのオールスターが完成した。
増田と山崎は、さっそく店内でシューレースを通し、チャームを飾って履いてみることに。「あれ、靴紐って上から入れるの? 下から入れるの?」「こっちが上で、こっちが下じゃない?」など仲睦まじいのだが、断っておくが同期入社の2人である。周りのスタッフに冷やかされて、増田は少々耳が赤い。
「はい、完成!」
というわけで、出来上がったオールスターを履いて2人で撮影。「今日のカジュアルな服装に似合ってますね」と声をかけると、「オールスターって、どんなスタイルにでも似合いますよね」と返された。確かに、誰でも、どんなスタイルにも似合うシューズだからこそ、誰にでもカスタムを楽しめるってことを再確認した次第。
「取材が終わって、このまま履いて帰ったら、いかにもですよね(笑)」と笑いながら、ホントに履いたまま店を後にした2人。井の頭公園あたりのカフェでお茶でもしにいったのだろうか?
同じ体験を伊勢丹メンズ館のポップアップで
年齢、性別問わず、誰にでも似合う、そして快適に履けるインソールに進化しているコンバース・キャンバス オールスターを、自分だけの一足にカスタムできるオーダーサービスを、伊勢丹メンズでも体験できる。「White atelier BY CONVERSE」が出張店舗としてポップアップショップを開催する期間は2月5日(水)から2月18日(火)。バレンタインデーを挟む期間だけに、見逃せない2週間となるだろう。*ポップアップ期間中はメンズ&レディースのみ(22~30cm)の展開となります。キッズのお取り扱いはございません
- メンズ館地下1階=紳士靴
- 価格:シューズ本体 7,700円(プリント1箇所 +2,200円から、チャーム1個 +205円から)
- お渡し:約2時間後 *混雑状況により、お渡しお時間が前後する場合がございます
Text:Yasuyuki Ikeda
*「White atelier BY CONVERSE 吉祥寺店」のウィンドーイラストは現在は変更されています。
*価格はすべて、税込です。
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メンズ館地下1階=紳士靴
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