GUEST V-STYLE|<LUIGI BORRELLI>二代目当主 ファビオ・ボレッリ氏が提案するVゾーン3選
不定期連載企画として、メンズ館に来店した各ブランドのゲストの着こなしや、Vゾーンコーディネート術をご紹介する。
二代目当主 ファビオ・ボレッリ氏
イタリア・ナポリ屈指の名門カミチュリアとして名を馳せる<ルイジ ボレッリ>。現在では二代目当主であるファビオ氏が経営に参画し、世界でもっとも有名になったシャツに加え、首元に合わせるネクタイの生産にも力を入れる。
2000年代に入り、上質な着心地と最高のクオリティを追求したスーツやジャケット、ボトムス、ニットウエアなどラグジュアリートータルブランドとして展開している。
TODAY'S GUEST STYLE
イタリア・フィレンツェで開催される「ピッティ・イマージネ・ウオモ」のスナップ常連の洒落者としても有名な二代目当主ファビオ氏。カメラを向けるだけで、スッとポージングが決まるのも流石。
9月の下旬に行われたトランクショーのためにメンズ館へ来店した。
コーディネートの妙技を伺うと、何でもファビオ氏は、朝のコーヒータイムの後にコーディネートを決めるとか。しかも、ジャケットやパンツからではなく、シャツとタイを第一に選ぶそうで、二代目当主として手腕を揮うファビオ氏らしさが感じられる。
ファビオ氏のコーディネートは、マイクロチェックシャツ×小紋柄ネクタイで上品で華があるVゾーンに仕上げている。ちなみにジャケットの裏地にはブランドを象徴する、オリジナルのチェック柄を配し、見えない部分にも、遊び心やオリジナリティを大切にしていることが伺える。
GUEST RECOMMEND V-STYLE
マイクロチェックドレスシャツ × 花柄小紋タイ
シャツとネクタイの色をブルーで統一し上品ながらも、遊び心を忘れない―――。
これは、ファビオ氏自身がとても好む組み合わせで、「Fancy/ファンシー」=空想・気まぐれな好み・上品な・装飾的で変わったもの、という意味があるそうだ。
コーディネートの解説に戻るが、チェックシャツは一見コーディネートが難しそうだが、ファビオ氏曰くこのコーディネートはきれいにまとまり、挑戦しやすいとのこと。
花柄小紋もネクタイも、トータルで見るとブルーグラデーションで構成され、角度や光の具合によって表情が変わるところがポイント。同色でまとめながらも華やかさを感じさせてくれる。
スーツやジャケットは、無地のブルー・ネイビー系で合わせぐっとVゾーンを引き立てたい。
ボタンダウンシャツ × クラブストライプタイ
英国スタイルを意識しながらも、イタリアらしさを残すVゾーンコーディネート。
ボタンダウンシャツは製品洗いでカジュアルな雰囲気ながらも、クラブストライプのタイを合わせることでドレッシーさをプラス。シャツのカラー(襟)がやや長めであることから、カジュアルになりすぎずエレガントさも出てくる。
ボタンダウンは外して遊びを出したり、カラーピンを使うのもおすすめだ。クラブストライプの素材感と、シャツの素材感を合わせているところもさりげないこだわりで、イタリアから見た英国スタイルを絶妙なバランスでトレンドを取り入れた。このVゾーンの場合、ジャケットスタイルも良いが、ブレザーで合わせるのが今の気分だそうだ。
ストライプドレスシャツ × 無地ネイビータイ
色のコントラストを効かせた、新鮮なコーディネート。
イタリア人が好むマズーロ・エ・マローネ(ブルー×ブラウンの組み合わせ)のストライプシャツは、エレガントでありながらマイルドな雰囲気が漂う。こんなシャツには無地のネクタイを合わせるのがポイントだと言う。
あえて、無地のタイを合わせると、シャツとネクタイが互いに引き立て合うコーディネートになる。スーツは無地か、柄が細かい主張が少ないものを選ぶとVゾーンが上品にまとまるのでおすすめだ。
*掲載商品は全てメンズ館1階=ドレスシャツ・ネクタイにてお買い求めいただけます。
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