【特集】未来のアーカイブ
Ⅰ. PATEK PHILIPPE / パテック フィリップ
往年のパイロットウォッチからインスピレーションを得たトラベルウォッチ。蓄光塗料が施された主時針(プッシャーで操作可能)でローカルタイムを、スケルトンの副時針でホームタイムを表示。ダイヤル上に設けられたふたつの小窓は、それぞれの時刻のナイト&デイを示す。
1999年に登場した「トゥエンティフォー®」の名を受け継ぐ自動巻モデル。従来のレクタンギュラーから一転して、華やかなラウンドケースを採用。2ロウのダイヤモンドをあしらったベゼル下にクッション形状の座を設けたことで、流麗なデザインにひと粒のスパイスを加えている。
Ⅱ. A.LANGE& SÖHNE / A.ランゲ&ゾーネ
発表から10周年を迎えた「ツァイトヴェルク」に追加されたデイト表示モデル。パワーリザーブが約3日間に延長された他、ベースムーブメント全体がブラッシュアップされている。操作禁止時間帯ナシ、正逆両方向に調整可能なデイト表示は、現状で最もセイフティな機構のひとつ。
Ⅲ.FRANCK MULLER
新世代の「トノウ カーベックス」として主流になりつつあるヴァンガードケースに約7日巻の手巻ムーブメントを搭載。幾何学的なデザインのブリッジワークに施されたダイヤモンド装飾が映える。ダイヤル側から緩急調整目盛が見える点も、メカニズム好きにはたまらない魅力。
Ⅳ.JAEGER-LECOULTRE / ジャガー・ルクルト
バーインデックスにドーフィンハンドを組み合わせる“トリビュート”フェイスは、1930年代のヒストリカルピースからインスパイアされたオールド「レベルソ」を思わせる意匠。第2時間帯を表示できる裏面ダイヤルはデイ&ナイト表示付き。丹念なギヨシェ加工が特に映える。
Ⅴ.PIAGET / ピアジェ
鉄を主成分とする隕石の表面にガルバニック処理を施した“メテオライト”。上は<ピアジェ>らしいゴールドスミス(金細工師)との繋がりを感じさせるゴールドカラー。金ベースでは巧く発色しないブルーカラー(下)も、素地が鉄隕石のため美しい色味を得ている。
Ⅵ.HUBLOT / ウブロ
幾何学的なパターンを得意とするタトゥーアーティスト、マキシム・ビューチとのコラボレーションモデル。“サンブルー”は、ビューチがロンドンに構えるライフスタイルブランド。ベゼルのファセットに設えられたダイヤモンド48個(約0.7ct)が、独特な意匠に凄みを加えている。
2019年ジュネーブにて発表された「サンブルー」シリーズの新作では、待望のホワイトセラミックケースが登場。ヘキサゴンに成形されたベゼルや、ストラップまで続く幾何学柄のデザインが、純白のケースに映える。ブラックの“耳”もアクセントになっている。
Ⅶ.GIRARD PERREGAUX / ジラール・ペルゴ
2019年に登場した「ロレアート」のスポーツモデル。径が拡大されたTiケースにはブラックのPVD加工。防水性は一気に30気圧までアップされ、クロノグラフ用のプッシャーはケースサイドのラインに合わせた美しいカーブを描く。なおブラック&ブルーは今年のテーマカラーだ。
Ⅷ.PARMIGIANI FLEURIER / パルミジャーニ・フルリエ
“ライスグレイン”と呼ばれるギヨシェダイヤルを採用した新作。カリテフルリエに用いられた特別なダイヤルが、通常のクロノメーター(COSC仕様)でも愉しめるようになった。仏語で“アルドワーズ”と呼ばれるスレートカラーの色味も実に美しい。
Photo:Masanori Yoshie
Text:Hiroyuki Suzuki
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