世界各国のシューズブランドが手がけた唯一無二の靴がISETAN靴博に集結。個性豊かで、なおかつ深いこだわりを持った靴はどれも見逃せない。
CROCKETT & JONES/クロケット&ジョーンズ
カラフルなコードヴァンを、ホールカットで。
ホールカットのスタイルはつり込みなどより高い製靴技術が必要とされる。さらに希少で扱いがデリケートなコードヴァンを使うことで、極めてラグジュアリーな別注モデルが実現した。カラーは全6色を展開(写真上はウイスキー)。ラストはエレガントなスクエアトウの348を使っている。
その高い製靴技術で、世界的に評価が高い英国のシューズブランド。展開するモデルも数多く、さまざまなエクスクルーシヴモデルが展開されているが、今回のISETAN靴博では、あの著名なスパイ映画で主人公が履いたことで知られるホールカット(一枚革)のモデル「ALEX(アレックス)」をピックアップ。さらにアッパーにはホーウィン社のコードヴァンを、多彩なカラーバリエーションで使用している。内側のソックシートも同色のコードヴァンを採用。
CHURCH’S/チャーチ
ありそうでなかった組み合わせ。
「BURWOOD」130,680円
丸みあるラウンドトウのラスト81を使ったフルブローグオックスフォード(ウィングチップ)の「バーウッド」。バーガンディとブラックのコードヴァンをコンビカラーで使って、クラシックなカジュアルスタイルを実現している。
「KEATS Ⅱ」125,280円
近年のタッセルスリップオン人気の中で、チャーチの定番モデルのひとつとなった「キーツ Ⅱ」。小ぶりなタッセルが特徴。そのアッパーに米ホーウィン社のコードヴァンを採用した。ブラックとバーガンディの2色展開。
「SHANNON」137,800円
カジュアルスタイル、さらにはモードな着こなしとも相性が良いラウンドトウのラスト103を使った人気モデル「シャノン」。ホーウィン社コードヴァンの中でも希少といわれるウイスキー、そしてブラックとバーガンディの3色を展開。
「CONSUL」125,280円
チャーチの伝統を受け継ぐ、ラウンドとスクエアの中間のようなトウシェイプを持つラスト173を使ったキャップトウオックスフォード(ストレートチップ)。定番中の定番モデルとコードヴァンの組み合わせは奇跡的なコラボレーション。ブラックとバーガンディを展開。
長きにわたり英国高級既製靴の代表格である『チャーチ』。同ブランドにおいて特にアイコニックで人気の「コンサル」「シャノン」「バーウッド」「キーツⅡ」の4モデルにアメリカ・ホーウィン社のシェル・コードヴァンを使った別注を企画。人気の二者を組み合わせた、まさにありそうでなかった企画といえる。その中でも、ウイスキーカラーのコードヴァンを使った「シャノン」や、バーガンディとブラックのコンビカラーの「バーウッド」は見逃せない組み合わせだ。
JALAN SRIWIJAYA/ジャラン スリウァヤ
ハンドソーンウェルテッドとコードヴァンの邂逅。
「98651」70,200円
ラウンドトウのラスト「EDWARD」を使ったプレーンダービー。リバースウェルトのどこかアメリカンなスタイルは、コードヴァンと相性が良い。切り返しなく大きな面積で革を贅沢に使っているところも注目だ。ブラックとレッド(赤茶)の2色展開。ソールは使い勝手のいいダイナイトソール。
「98811」70,200円
こちらもラウンドトウのラスト「EDWARD」を使用。小ぶりなタッセルでカジュアルになりすぎず、オンビジネスのシーンなどでも活躍しそうだ。アッパーにはブラックカラーのコードヴァンを使用。そしてソールにはダイナイトソールを採用。
いくつかのヨーロッパブランドの靴を手がける技術力を備えた、インドネシア・バンドン拠点のシューズメーカーによるオリジナルブランド。手作業でアッパーとインソール、ウェルト等を縫うハンドソーンウェルテッド製法を採用した高品質なつくりながら、リーズナブルな価格を実現している。ISETAN靴博ではアッパーにコードヴァンを使った別注モデルを展開。希少な革を使いながらも、同ブランドらしいコストパフォーマンスが大きな魅力だ。
ALDEN/オールデン
コードヴァンといえば、このアメリカ靴。
「4461H」146,880円
ウィングチップのダービーブーツは、どこかクラシックな雰囲気がある。ラストにはオールデンの定番的ラストであるラウンドトウのバリーラストを使用している。アッパーはダークバーガンディ(No.8)カラーのコードヴァン。
「M7701」105,840円
ライトブラウンカラーのスナッフスエードをアッパーに使った、カジュアルな印象のチャッカブーツ。アッパーはフルライニングになっている。こちらもラストはバリーラスト。カジュアルスタイルから秋冬のジャケットスタイルまで合わせられる汎用性が高い靴といえる。
グッドイヤーウェルテッド製法発祥の地であるアメリカにおいて、その当時から同製法による靴づくりを堅持している数少ないシューズメーカーのひとつ。ホーウィン社のコードヴァンを使ったオールデンの靴は、日本やヨーロッパで人気を博し、常に品薄状態である。ISETAN靴博では、このコードヴァンを使ったウィングキャップのレースアップブーツを展開。また併せて、この秋注目のスエードレザーを使ったチャッカブーツも取り扱う。
EDWARD GREEN/エドワード グリーン
多彩な「ドーバー」が一挙集結。
「DOVER(LAST:202)」222,480円
「オイスター」カラーのスエードを使った、陽光の下が似合うようなアンラインドモデル。ラストはエドワード グリーンの中でも定番のラスト202。インサイドストレートなこの木型を体験して、高級既製靴に目覚めた人も数多い。ソールは「R1」ラバーソールで軽快な印象。
2000年代に登場した、同ブランドの定番ラスト202を引き継ぐ新たなスタンダードといえるスマートラウンドなトウを持つラスト82を使用。アッパーに使っているのは「クラウド(雲)」カラーのカーフレザーで、ソックシートにも同色の革が配されている。ソールはレザーのダブルソール。
セミスクエアなトウを持つラスト88は、エドワード・グリーンファンに人気の高い以前からあるラストで、同ブランドのスクエアトウのラスト808や888の元になったともいわれている。アッパーには細かな凹凸があるブラックの「Utah」レザーを採用し、ソールはハーフミッドソール。
ノルウェーの靴店「SKOMAKER DAGESTAD」とのコラボレーション。ドーバーのための細身なラスト32を使い、アッパーには限定素材の「ZUG」レザーをチョイス(色はイングリッシュオーク)。機能性とカジュアル感を併せ持つリッジウェイソールを採用している。
「DOVER(LAST:606)」222,480円
バーガンディカラーの、やや大柄な型押しが特徴の「ロンドン・グレイン」レザーをアッパーに使用。ラストはスクエアトウの606。ソールはシングルソールで、カントリーの雰囲気を備えたタウンシューズの趣だ。英国らしさが漂うモデル。
英国随一の高級既製靴メーカー、その代表作といえるのが、エプロンフロント(Uチップ)スタイルのモデル「ドーバー」だ。U字(モカ)部分は熟練職人の手仕事によるスキンステッチが施され、つま先の接合部(スプリットトウ)は、これも手仕事による縫い目を見せない仕様になっている。ISETAN靴博ではこのドーバーにフォーカスして、アッパーの素材やラスト、ボトム(ソール部)のつくりなど、さまざまに組み合わせた「ドーバー・バリエーション」を展開している。
LOAKE/ローク
英国らしい堅牢な靴を、今季の雰囲気で。
ロークオリジナルの「ヒートシールドソールと呼ばれる半透明のソールは、その名前が示す通り耐久性に優れ、滑りにくく安全性も高く、さらにクッション性もあるため長時間履いていても疲れにくいのが特徴。
1880年に英国ノーザンプトンシャー州にて創業した老舗シューズメーカー。モッズスタイルの足元として人気を博した、キルティタンのタッセルスリップオン「ローク・ローファー」で一躍その名が知られた。そのローク・ローファーにも使われていた同社オリジナルのヒートシールドソールを採用したロングウィングチップ。この秋冬のトレンドマテリアルであるブラックスエードをスペシャルオーダー。ストリート感がありながらも、大人も履ける雰囲気になっている。
FABI/ファビ
独特な加工の革と、職人性の融合。
両側にジップを配したアンクルブーツは、スマートなシルエットでありながら着脱がしやすい。アッパーに使われているのはレーザー加工でチェック柄を配した特殊な革。ボルドーとブラックふたつのカラーバリエーション。
エレガントな印象があるスクエアトウのラストを使ったホールカットスタイル。一見オーセンティックな黒い革靴が、レーザー加工でチェック柄を配した革をアッパーに使うことで、俄然個性的な存在感に。
1965年にイタリアの靴産業の集積地、マルケ州モンテグラナーロにて、ファビ兄弟によって創業。当初よりクラフツマンシップ溢れる靴づくりを志向し、今日ではメンズだけでなくウィメンズも手がける、マルケ有数のシューズメーカーに成長した。近年では屈曲性の高い「グッドイヤー・フレックス」製法のドレスシューズで定評がある。今回はレーザー加工によってつくられた柄をあしらった革を使ったジップアップブーツとホールカットをスペシャルオーダー。
JOSEPH CHEANEY/ジョセフ チーニー × JOHNSTONS/ジョンストンズ
英国の老舗同士のコラボレーション。
「9905」76,680円
緩やかな凹凸感があるブラックグレインレザーと、ジョンストンズ社のブラックウォッチ柄のファブリックを組みあわせたカントリーブローグ。ともに同様のルーツを持つブローグとタータンは当然相性が良い。ソールはダイナイトソール。
日本ではカシミヤのニットや生地で知られるジョンストンズ社だが、実はスコットランドで最古の生地メーカーである。現在も原毛の選択から紡績、ウィービング(機織)、ニッティングまで手掛ける、英国でも珍しい一貫生産を行なっている。
1886年に英国ノーザンプトンシャーで創業したシューメーカー、ジョセフ チーニー。そして1797年にスコットランドで創業した生地メーカー、ジョンストンズ。ともに英国を象徴するような老舗がISETAN靴博のためにコラボレーション。日頃から交流のある両社だからこそ実現した協業という。イセタンメンズのアイコンでもあるブラックウォッチ柄のファブリックをカントリーブローグ(ウィングチップ)に採用。
BARKER BLACK/バーカー ブラック
クラシックなスタイルを、より先鋭的に翻案。
つま先からかかと部分まで一枚の革で構成されたブーティ(ショートブーツ)。クラシックな印象のチゼルトウの上部にはブランドのアイコンであるスカル柄のメダリオンが配されている。ソールはレザーソールを使用。
「M115」105,840円
こちらはスマートなラウンドトウのスリップオン。アッパーは一枚革の大きなパーツを使っている。またヴァンプ部にはスカル柄のメダリオンがあしらわれている。ルームシューズを思わせる、リラックス感あるスタイル。
「M117」105,840円
2タイダービーとエプロンフロント(Uチップ)とを組み合わせたようなスタイル。マホガニーカラーとタンカラーのコンビネーションが、どこかクラシックな雰囲気を醸し出している。
1880年英国ノーザンプトンシャー創業のシューズメーカーによる靴づくりをベースに、アメリカ人のミラー兄弟がスタートしたシューズブランド。ブランドのアイコンであるスカル柄は、英国近衛連隊の古いロゴから着想されたものという。今回はデリック・ミラー氏がISETAN靴博のために描き下ろしたデザイン画から、3つの靴をスペシャルモデルとして具現化。クラシックなスタイルをベースとしながらも、アヴァンギャルドな感覚や遊び心が盛り込まれている。
イベント情報
<バーカー>カラーペイント実演会
□9月14日(土)・15日(日)
バーカー社工場長・デイヴィッド氏が来店し、140周年の復刻モデルをベースに、5色の中から好みのカラーをペイントします。
DIEMME/ディエッメ
スタンダードなトレッキングブーツを、ペアで。
トレッキングブーツやスキーブーツ、またはワークブーツを手がけるシューズメーカーのブランド。その定番ともいえる「ロッチャベット」を男女ペアで展開。この秋冬注目のアウトドアスタイルと、旬の素材であるスエードを組み合わせている。
イタリア北東部の山岳地帯ヴェネト州に誕生したシューズブランド『ディエッメ』。そのルーツともいえるマウンテンブーツ「ロッチャベット」をスペシャルオーダー。新色のブラウンスエードをアッパーに使い、ライニングには透湿防水素材のシンパテックスを採用。タウンユースでもタフなシーンにおいても活躍できるギアへと進化させている。サイズはメンズ・ウィメンズ両方を展開。さらにセットのシューレースは豊富なカラーから選ぶことができる。
madras WALK MIZUNO SELECT/マドラス・ウォーク・ミズノ・セレクト
テクノロジーとドレスシューズの融合。
「MWZ5015G」32,400円
ブラックカラーのオーセンティックな雰囲気のキャップトウオックスフォード(ストレートチップ)はシーンを選ばない。
「MWZ5011G」32,400円
ブラックカラーのプレーントウ。ダービースタイルは機能的なソールと相性がいい。黒い革も手作業で仕上げられる。
「MWZ5013G」32,400円
ブラックカラーのエプロンフロントダービー(Uチップ)。適度なカジュアル感でさまざまな着こなしに合わせられる。
「MWZ5015G」32,400円
ダークブラウンカラーのキャップトウオックスフォード(ストレートチップ)。マドラスらしい美しい仕上げのアッパー。
「MWZ5014G」32,400円
ダークブラウンカラーのローファー。丁寧に手仕事で仕上げられたアッパーが美しい。カジュアルでも活躍しそう。
「MWZ5014G」32,400円
こちらはブラックカラーのアッパーのローファー。機能性を備えながら、ビジネスシーンでも使いやすいスタイルだ。
ブラックカラーのチャッカブーツ。ラウンドトウの木型の流麗なシルエットがよくわかる。ビジネススタイルにも好相性。
「MWZ5016G」34,560円
手作業で仕上げられた、アンティーク調のフィニッシュが印象的。ジャケットスタイルに合わせたいチャッカブーツ。
日本のビジネドレスシューズづくりを担ってきたマドラスが、総合スポーツメーカーのミズノとコラボレーションする形でスタートしたビジネス・ウォーキングシューズ。独自のソールテクノロジー『ミズノ ウエーブ』や『ミズノ アーチサポートインソール』、さらに靴の内部の湿気を排出する『ミズノインタークール』を搭載し、快適な着用感と歩行を実現している。ISETAN靴博ではアッパーにGORE-TEXファブリクスを採用した新作を先行展開。
土踏まず部をしっかりと支える『ミズノ アーチサポートインソール』(写真上、中央)。アウトソールにはクッション性と安定性を両立させた波形プレートによるソールテクノロジー『ミズノ ウエーブ』を採用している(写真下)。
OTSUKA/オーツカ
サスティナブルで風合い豊かな革。
今回のスペシャルモデルはラウンドトウのプレーンダービーとチゼルトウの革を大きく使ったホールカットのふたつのスタイルで展開。ダービーモデルはラギッドなスタイルとの相性が良さそう。また、ホールカットモデルはツイードやコーデュロイなど風合い豊かな生地と着こなすことができそうだ。使い込んで出てくる味わいも期待できる。
日本人のための靴づくりにこだわる、100年以上続く紳士靴の老舗・大塚製靴の自社ブランド。今回は通常は使われない牛の首(ネック)部分の革をあえてアッパーに使用したモデルを展開。トラと呼ばれるシワが多く見られる同部位は通常は避けられることが多いが、革そのものの品質として劣るわけではなく、革本来が持つ独特の表情や個体差などの味わいを楽しめる素材といえる。さらに革の風合いを生かすために、手染めによる色付けを行っている。
REGAL/リーガル
アーカイブスから掘り起こした名品の復刻。
過去イセタンメンズで展開していた「オンリーMI」の中から、現代にあったオブリークラストを選び復刻したキャップトウオックスフォード。
「4434 194S」35,640円
アイビーブームを牽引したKENT REGALを復刻したフルブローグダービー。粗めのステッチがカントリーテイストを生み出している。ブラックスエードとブラウンスエード(4435)の展開。クレープソール。
「4491 196S」35,640円
こちらも「オンリーMI」で展開していたオブリークラストをベースとした復刻モデルのエプロンフロントダービー(Uチップ)。ダークブラウンとブラックの2色展開。
リーガルのアーカイブスから過去の名品を掘り起こし。2009年にリリースされたフィッティングの良いオブリ―クラストのオンリーMIモデルを、現代風なラストとしてモディファイして復刻している。ビジネスやカジュアルのシーンを選ばずに幅広く着用できる汎用性の高い靴に仕上がっている。また、60年代のアイビーブーム時に発売されたKENT REGALを忠実に再現したラフなステッチやブローグが配されたモデルも展開。
GORE-TEXファブリクス採用の汎用性高い靴。
シューズ 21,600円
プレーンダービー(プレーントウ) のシンプルなデザイン、そして丸みあるラストとスエード素材の組み合わせが生み出す上品なカジュアル感が魅力。その一方でGORE-TEXファブリクスによる機能性も備えている。色はネイビー、ダークブラウン、ベージュの3色展開。
こちらもオーセンティックなスタイルのローファー。コンフォート性を備えながら、ビジネスシーンでも使えそうなカジュアルすぎない存在感に仕上がっている。ブラウンスエードにはブラウンカラーのEVAソールを合わせている。ブラウンとネイビーのカラーバリエーション。
多くの日本人の足元を支え続けてきたブランドのスペシャルオーダー。プレーンダービーとローファーというアイコンモデルに、GORE-TEXファブリクスを搭載して優れた透湿防水性を実現。アッパーには旬の素材であるスエードを採用し、EVAソールもアッパーに合わせたシックなカラーにすることで、ビジネスシーンにも対応。デザイン的にも機能的にもさらに汎用性の高いモデルへと進化している。
SCOTCHGRAIN/スコッチグレイン
上質な革を使ったスペシャルモデル。
シューズ 51,840円
オイルがしっかりと入ったホーウィン社クロムエクセルレザーを使用。プルアップ(指で押すとその部分の油分が周囲に移動する)や耐久性、撥水性に優れ、柔軟で足に馴染みやすい革という。底周りを“荒削り仕上げ”にすることで、カジュアル感を生んでいる。ブラウンとブラックの2色展開。
シューズ 108,000円
アッパーにはフランス・アノネイ社の型押しラスティカーフを使い、インソールとアウトソールは仏バスタン社のオークバーク、さらにライニングは仏デュプイと、フランスの高品質素材を使った靴。「靴磨き世界決戦」の競技で磨かれた靴はISETAN靴博会場にて販売される。
東京・墨田にて、グッドイヤーウェルテッド製法をベースとした靴づくりを行うシューズメーカー。革や木型、そして製靴技術に関する深い知識を背景に生み出される靴は、高い品質とコストパフォーマンスの良さで定評がある。ISETAN靴博ではアメリカ・ホーウィン社の「クロムエクセル」 レザーを使ったスペシャルモデルを展開。また、「靴磨き世界決戦」のために特別な靴を製作。仏アノネイ社の革をアッパーに、ソールには仏バスタン社の革を使用している。
CERVINO/セルビノ
すべてを明らかにする、戦慄の透明な靴。
シューズ 38,880円
つま先のトウパフ(補強)やかかとのヒールカウンターなど、靴の形状を支える上で重要な内部構造が一目でわかる。その一方でアッパーのデザインはエレガントなスクエアトウのアデレードセミブローグ。その組み合わせが世界でも類を見ない存在感を生んでいる。ソールにも半透明な素材を使用。
台東区の工場によるシューズブランド『セルビノ』が手がける、つくり手の想いの詰まった挑戦的な一足「スケルトンシューズ」。アーカイヴ的でクラシックなデザインや材料を使用しながら、アッパーを半透明にすることで文字通りスケルトン(骨組みが見える)状態になっている。通常はわからない内部構造や各部材の型番などまでが透けて見え、靴に関心のある人全てにとって興味深い靴に仕上がっている。
NORMAN WAKABAYASHI/ノーマン・ワカバヤシ × PETE FOWLER/ピート・ファウラー
モンスターたちがプリントされた、楽しい靴。
スニーカー 41,040円
人間界とのパラレルワールドに存在するモンスターを描き続けている「モンタリスト」ピート・ファウラー氏。そのモンスターたちがプリントされたレザーを使ったスニーカーとスリップオン。イタリアの高い製靴技術をベースに、カウンターなどをあえてなくしたソフトな靴を志向するノーマン・ワカバヤシの靴とイラストが共鳴している。
<TO&CO.>ほかさまざまなブランドのデザインを手がける若林正裕氏がイタリアのファクトリーと組んで手がける<ノーマン・ワカバヤシ>。世界で唯一の「モンタリスト」を名乗る英国のイラストレーター、ピート・ファウラー氏とのコラボレーションは、ファウラー氏が描くモンスターのイラストをプリントした革をアッパーに使用。靴の柔らかな履き心地は、チャーミングなモンスターたちのイラストとの相乗効果で、独特なリラックスした存在感を生み出している。
CLARKS ORIGINALS/クラークス オリジナルズ × GETABACOゲタバコ
マスターピースの靴を、より今っぽく
デザートブーツ 24,840円
*シューレースはノベルティ
上はおなじみのサンドベージュのデザートブーツにメッセージが入ったシューレースを結んだところ。さまざまな色を選ぶことができるので、下のようにアッパーの素材にあわせて選ぶのもいい。
『クラークス オリジナルズ』と、日本のシューレースブランド『GETABACO(ゲタバコ)』がコラボレーション。クラークスのアイコンモデルであるデザートブーツをより現代的に、スニーカーライクに履きこなすためのシューレースをサイズ、素材、カラー、ディテールにもこだわって開発。特に蓄光加工によりメッセージが浮かびあがるモデルはISETAN靴博だけの限定企画となっている。
ISETAN靴博用のスペシャルパッケージに入ったシューレース。長さなどもちょうどいいのがうれしい。
蓄光加工のシューレースにブラックライトを当てたところ。ナイトクラビングにうってつけ。
GIRO/ジーロ
アシックスが手がける。大人なスニーカー。
国産のレザーを使ったスニーカー。シンプルで無駄のないデザインで、大人でも手が伸びる落ち着いた雰囲気を備えている。同色のシューレースで、よりシックな印象。
ソールにはアシックスの技術が反映されている。ソール以外の構造においても、スポーツで培われたノウハウが盛り込まれている。
スポーツ用品メーカーのアシックスが手がけるレザースニーカー『ジーロ』。ジャパンメイドにこだわり、アッパー縫製から手作業によるソールの削り出し、生産までを日本国内で行っている。ソールの構造、ヒール部分にはGEL、土踏まず部分にはアーチサポートのラバーを搭載するなど、クッション性、サポート性、衝撃緩衝性などを考慮した設計となっている。直営店にて数量限定で発売されたカラーに加え、ISETAN靴博限定カラーも展開。
PATRICK/パトリック × MBT/エムビーティー
画期的なハイブリッド、スニーカーの新たな地平。
パトリックおなじみの2本の線をあしらったアッパーに、厚みあるMBTのソールを配したモデル。そのハイブリッドなスタイルはまさに唯一無二の存在感だ。
まさに想像を超えるコラボレーションが実現。シューズデザイナー坪内浩氏ディレクションのスニーカーブランド<PATRICK/パトリック>と、世界最小のスポーツジムとも例えられる独自のシューズを手がける<MBT>が合体。
特殊なソール構造により美姿勢・基礎代謝UP・体幹トレーニングなどの効果も期待できるMBTのソールに、ファッション性が高いパトリックのアッパーを乗せたつくりになっている。履き心地、そして着用した姿が気になるところだ。
こちらが通常のパトリックのスニーカー。ソールの存在感の違いがよくわかる。
「MBT-KB2」20,520円
グレイカラーのスエードレザーとライトグレーポリエステルとのコンビネーションのスニーカー。
「MBT-KB2」20,520円
ブラックカラーのスエードレザーとブラックポリエステルとのコンビネーションのスニーカー。
ブラックレザーアッパーのスニーカー。デイリーユースを考えた素材使い。
「MBT-METRO」27,000円
ホワイトレザーアッパーのスニーカー。着こなしやすいデザイン。
DIADORA/ディアドラ
カモシカ革のアッパーが生むシックな存在感。
履き口やミッドソールのオレンジが、ブラウングラデーションのカモシカ革のアッパーに適度なアクセントを生み出している。
こちらはブラウンとネイビーのコンビネーションカラー。カモシカ革の質感はクラシックなスタイルに落ち着きをもたらしている。
サッカーシューズなどで知られるイタリアのスニーカーブランド。今回展開する「EQUIPE EVO2」は、通常の「EQUIPE」に比べミッドソールの厚みをプラス。クッション性をより重視しアップデートしたものという。アッパーには上質なカモシカ革を採用。快適な履き心地と、ドレススタイルにも合う上品な佇まい、そして秋冬らしい温かみのある素材感が特徴だ。
Photo:Takao Ohta
Styling:Tomohiro Saito
Text:Yukihiro Sugawara
*価格はすべて、税込です。
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