2019.01.11 update

先代、ジョン・フルスティックの置き土産

この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される。



 

<エドワード グリーン>シューズ237,600円
■メンズ館地下1階=紳士靴
*3月6日(水)より展開

「<EDWARD GREEN/エドワード グリーン>の先代、ジョン・フルスティックがみずから愛用しつつ、ついに製品化されることのなかったモデルがイセタンメンズにお目見えします」(メンズ館地下1階=紳士靴担当バイヤー福田隆史)
 
それが、こちらのヴァンプシューズ。一枚革にスキンステッチを施したミニマルなデザインは時代を超えて愛される美をたたえている。福田はこれを現行品のスリップオンで高い支持を得る木型に掛け合わせた。まさにモダン・クラシックを地でいく一足といえるだろう。
 
「ファストファッションが根強い人気を誇るいまだからこそ、よりいっそう普遍の価値を大切にしたいと思っています。これを象徴するのが歴史あるシューメーカーに眠るアーカイブです」
 
この春はくだん<エドワード グリーン>のほかにもクリケットやボーリングといった競技用のシューズを復刻させた<CROCKETT&JONES/クロケット&ジョーンズ>、ビスポーク・サンプルで名高いデザイン、ダイヤカット初のプレタポルテを登場させる<GAZIANO&GIRLING/ガジアーノ&ガーリング>など“アーカイブ”をテーマとしたコレクションが例年に増して見どころ満載だ。



 

Photo:ISETAN MEN’S net
Text:Kei Takegawa

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館地下1階=紳士靴
03-3352-1111(大代表)