道具のように使ってほしい<graf lantz/グラフ ランツ>のバッグ
メンズ館地下1階=紳士鞄で扱っているLA発のバッグブランド<graf lantz/グラフ ランツ>のデザインを統括しているアメリカ人のダニエル・ランツ氏が来日。19歳の時に初めて訪れた外国が日本で、日本にも住んだことがあるランツ氏が、流ちょうな日本語でインタビューに応えてくれた。
フェルト地のカラーブロッキングが魅力的なバッグ
バッグブランド<グラフ ランツ>は、エンジニアだったドイツ人のホルガー・グラフ氏とアメリカ人のダニエル・ランツ氏がミュンヘンで出会い、ブランドができて10年。グラフ氏の構造的・機能的な考え方と、ランツ氏の時代を捉えたラグジュアリーな表現が合致し、自然に優しくエコなフェルト素材を使って、多彩なカラーの組み合わせによるバッグを展開している。
現在はロスを拠点に、同じ敷地内に自宅・オフィス・工場があり、総勢24名が従事。13人が商品の生産を担当し、11人がセールスやプランニング、マーケティング、ヴィジュアルマーチャンダイジングなどを担当。商品はすべてハンドメイドで、デザインはランツ氏を筆頭にチームを組んで取り組んでいるという。
人生、たまには運命に身を任せてみるのもいい
That’s my life.――バッグブランド<グラフ ランツ>を一緒にやっているホルガー・グラフと知り合ってもう20年以上になります。ドイツ人はフェルト地を日常的に使っていて、厚みがあって自立するのが面白いと思い、生地を買ってアメリカへ帰りました。
まだブランドを立ち上げる前に、プライベートでフェルト地を使って「ワインキャリー」を作りました。ちょうど夏で、冷えたワインをワインキャリーに入れて友だちの家に遊びに行ったら、DEAN&DELUCAのバイヤーに認められて、たくさん注文をいただきました。それで会社を作りました。そのことで僕が得たのは、「人生、たまには運命に身を任せてもいい」ということです。
ファンからフィードバッグをもらって改良していく
Everything design must have sense and utility. ――現在では、アメリカ国内のブティック約400店、デパートは伊勢丹と香港のレーンクロフォードで常時扱ってもらっていて、軽くてタフなフェルトバッグといえば<グラフ ランツ>、ユニセックスで使えるフェルトバッグを見たら<グラフ ランツ>とわかるまでになりました。
ブランドのシグネチャーバッグは、A4サイズを収納できる「JAUNT(ジョント)」で、横長トートの「JAUNT PETITE」、コンパクトな「JAUNT MINI」などのバリエーションもあります。
「JAUNT(ジョント)」30,240円
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「TWO TONE POUCH(ツートーンポーチ)」6,480円
ボディに採用している上質なメリノウールフェルトは、丈夫で汚れや水に強く、色落ちせず、こすれても玉ができにくく、汚れがついても中性洗剤ですぐに拭き取れるほどメンテナンスイージーなのが特徴。レザーハンドルはベジタブルタンニン鞣しのものを使っています。
先日パリへ行ったときに、メトロの中でファッショナブルな女性がブルーのカラーブロッキングのバッグを持っていて、とてもうれしかった。フェルト素材ならではのナチュラルな風合いと美しさを改めて感じました。
<グラフ ランツ>を愛用していただいているファンから、実際に使用してみて、「こういう風にしたほうが使いやすい、モノを取り出しやすい、収納しやすい」など様々なアドバイスをいただきます。そういう声は本当にありがたいですね。
左/「JAUNT PETITE」27,000円
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右/「JAUNT MINI」30,240円
<グラフ ランツ>のバッグがヒットした理由
Bag is a tool, part of life with nice look. ――フェルトは老若男女が好きな素材で、<グラフ ランツ>のバッグは、他にない質の良いフェルトを使っているのが人気を支えていると思います。今年の秋のテーマは「スパイス」で、ブランドオリジナルのニューカラーのピンクにぜひご注目ください。
自分は「鞄は人生の道具」だと思っています。男性には<グラフ ランツ>のバッグを道具のようにハードに使ってほしいと思います。
*価格はすべて、税込です。
お問い合わせ
メンズ館地下1階=紳士鞄
03-3352-1111(大代表)