デザイナーの感性に、「巧」の技術、バイヤーの想い──一つひとつにストーリーがある香り高き「渾身の1点モノ」を集積(1/5)
3月7日(水)にスタートする「オンリー・エムアイ 春のキャンペーン」のテーマは“ONE OF A KIND”。期間中は、唯一無二の価値を持つ一点モノをメンズ館=各階で特集し、モノの背景にある想いや過程をプレゼンテーション。メンズ館7階=オーセンティック カジュアルの担当バイヤー柴田は、「"ONE OF A KIND"を意味通り捉えるならば、ファッションビジネスを押し上げてきた大量生産・大量消費とは真逆なもの。しかしながらトラディショナルをベースとする7階フロアは、そもそも『微差は大差』を好むファンが多いので、今回の企画は絶対に喜んでいただけると思います」と同フロアのラインナップに太鼓判。柴田が“渾身の1点モノ”を紹介する。
メンズ館7階=オーセンティック カジュアル担当バイヤーの柴田信友
ファッションに限らず、グローバル化が加速し、世界中が画一化する状況に対して、作り手(クリエーター)と使い手(消費者)の双方が「個」を大事する気運が高まっている。新しい時代のラグジュアリー(豊かさ)を考えるとき、作り手と使い手がシームレスに繋がって、「個」が共感する、あるいは「個」で共創するのが今回のテーマである“ONE OF A KIND”だ。
現代において、“唯一無二の価値を持つもの”として、様々なアイテムをカスタマイズ、パーソナライズする楽しみ方は、すでに世界的なムーブメントとなり、ファッション界でも重要なキーワードになっているが、作り手と使い手がダイレクトに繋がって、リメイク、リビルド、リユース、リサイクルなどにより新しいビジネスが創出している今、イセタンメンズが持っているアルチザンやクラフト、クラシックなコンテンツを活かして「共鳴、共感、共創」できるものの可能性を提示する。
"ONE OF A KIND"を3つにカテゴライズ
百貨店には「呉服・宝飾・美術」という、いわゆる特選カテゴリーが今も変わらずご愛顧いただいてます。そのお客さまとの関わり方を見ていると、お客さま個人の満足感をいかに充足できるか?にかかっているなと。出目の確かさ(≒トレーサビリティ)や目利き力への信頼(≒キュレーション)に裏打ちされた渾身のお品ものを提案する、これはまさに"ONE OF A KIND"だと。
それを踏まえて今回の“ONE OF A KIND”を解釈すると、「アルチザナル(作家性)」、「クリエーション(創造性)」、「レアリティ(希少性)」の3つのキーワードが浮かんできました。7階では、この3つのワードを軸に、商品で表現します。
NEXT>レアリティ=ヴィンテージの取り扱いをスタート
- PREV
- 1 / 5
- NEXT