花々祭の2週間、五感で楽しむフラワーアレンジメント
――21日(水)からの「花々祭」の装飾のイメージを教えてください。
メンズ館のファッション・ディレクションのカラー「黒×イエロー(ゴールド)」を受けて、季節柄、桜のピンクをメインに、プリザーブド加工を施したブラックのプルメリアの花をプラス。実際には存在しない黒の花をピンクとミックスすることで、全体の印象がギュッと締まります。
期間限定のイベントにふさわしく、季節の移り変わりを凝縮した装飾をイメージ。桜はソメイヨシノのセミフレッシュアレンジメントを使いますが、“桜が散りはじめる時”の風景を切りとっています。実際の桜ではなかなか見ることができない“散りはじめる何時間”を表現します。
――装飾する5階=ビジネスクロージングのフロアの印象は?
私の5階のイメージは、ビジネスの新しいスタイル提案の場であるのと、「今日すぐ着られる」リアルクローズが揃っていることです。素材感や着心地の良さ、繊細なカラーリングにもこだわっている一方で、とても現実感があって、そこに“プラスワン”が入る隙をきちんと作っている。
――“プラスワン”が入る隙とはどういうことですか。
男の戦いの場でもあるビジネススタイルの提案でありながら、つけいる隙のない完璧なコーディネートではなく、ポケットチーフやブレイシーズなど遊びの要素を加えたり、ネクタイも花柄を揃えたり。そこに花の要素をプラスしたら……というのが装飾のポイントです。お客さまもジャケットのフラワーホールに花を飾るような気分でお越しください。
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