【インタビュー】帽子デザイナー 武市 暁|大人のためのありそうでなかった帽子を求めて東京下町へ──帽子ブランド<TERAI craftment/テライクラフトメント>の魅力を探る(1/3)
イベント情報<テライクラフトメント>プロモーション
□2月7日(水)~20日(火)
□メンズ館1階=シーズン雑貨・装身具
デザイナー来店情報武市 暁氏来店
アルファベットのデザインの帽子をご購入いただいたお客さまに、お好きなアルファベットを刺繍するサービスを行います。(無料)■2月10日(土)・11日(日)・17日(土)・18日(日)各日12時~6時
<テライクラフトメント>のデザイナー武市 暁さん
「ブランドをスタートして最初の目標を達成できます!」
――三越伊勢丹のバイヤーが展示会で<テライクラフトメント>の帽子を見て、今回のポップアップストアに繋がったそうですが、伊勢丹新宿店メンズ館の印象は?
伊勢丹は洗練されている百貨店で、行くたびに発見があってとても面白い場所です。帽子デザイナーとして活動をはじめて、同業のデザイナーのイベントを見たり、会いに行ったりする場にもなっています。実は、3年前に台東デザイナーズビレッジに入ったときに、「ブランドとして最初の目標は、この“デザビレ”にいる間に、メンズ館でイベントができるように頑張りたい」と公言していたので、今回のポップアップストアはとてもうれしいです。
――今日、武市さんはパンチングスエードのキャップをかぶっていますが、これもポップアップに登場するアイテムですね。
職人時代にメンズブランドのOEMの仕事も多く、ブランドスタート当初はメンズに力を入れていました。自分の父親世代は、スポーツブランドのキャップをかぶっている人が多くて、違う選択肢もあっていいとキャップを作り始めました。
このスエードキャップは「毎日かぶってほしい」ことを前提として、日本人の頭に合わせたパターンにこだわっています。特に、前が深くなりすぎないよう、顔が隠れないように、表情が見える“開店状態”のキャップに仕上げました。
<テライクラフトメント>キャップ 13,500円
――“開店状態”とは面白い表現ですね。
帽子は顔に近いアイテムなので、目深にかぶるより、表情が見える方が素敵です。キャップを格好良くかぶるのにはいわゆる“ハチの深さ”が大きく関わるので、何種類かパターンを用意し、かぶって気に入ってもらえるようにしています。
スエード素材は以前から興味があって、ピッグスキンの国内生産量の9割を担っている墨田区の工場に何度も行って、昨年初めて作りました。ピッグスキンは牛革よりも薄くて軽く、通気性が良いので蒸れにくく、オールシーズンかぶることができます。スエードキャップは新作も含めてポップアップでご紹介します。
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