2017.10.16 update

【オープンレポート】<HERMÈS/エルメス>|期間限定ブティックだからこそ出会える“エルメスの美しく繊細な仕事”(1/3)

ロボットの蜘蛛(=ロボットスパイダー)が巣を編んでいる様子を“寄木”で表現した<HERMÈS/エルメス>らしいアーティスティックな空間の中に広がるメンズ館ならではのメンズセレクトショップ──10月31日(火)までメンズ館1階=プロモーションで開催中の期間限定ブティック“TURNAROUND MEN”では、2017年秋冬メンズコレクションと伊勢丹限定商品が美しいハーモニーを奏でる。

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ブティック前のモニターに映し出されるランウェイがそのままに


<エルメス>メンズアーティスティック・ディレクターのヴェロニク・ニシャニアンが描き出した2017年秋冬メンズコレクションのランウェイのファーストルックは、オーバーサイズのコートにすっきりしたスリムパンツ、さらに2ルック目のスーツは、コンパクトなトップスに、今シーズン初登場したワイドシルエットのパンツ「OSAKA」を組み合わせたもの。

秋冬の定番的な着こなしやスーツの既成概念にとらわれず、“バランスを崩して遊んでみる”意欲的な試みは、<エルメス>が先シーズンから継続するテーマ「オブジェのような服」と、シルエットのリズムとボリュームのコントラストを端的に表現したものだ。


さらに、その新しいシルエットに季節感を添えるのは、深みのあるニュアンスカラーで、ワインの澱(おり)と名づけられた「リ・ドゥ・ヴァン」は、ボルドーよりくすみのあるワインレッドで、ブティックではベルベットのセットアップなどで登場。アンティークのような色味が美しいグリーングレー「ヴェール・ドゥ・グリ」は、リ・ドゥ・ヴァンと美しい対比を描いている。

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