2017.10.01 update

【TODAY'S STYLIST(第2回)】男くさくてカッコイイことに憧れ続ける──佐藤大貴(1/3)

今の自分を表す“気分な一着”──登場するのは入社2年目の24歳、メンズ館2階=インターナショナル クリエーターズのスタイリスト佐藤大貴。「ほとんど黒しか着ません。洋服のデザインが好きで、デザインが色に邪魔されない黒が好きです。色を混ぜたときに黒になる強さにも惹かれます」と、<ヨウジヤマモト>の大ファンが、「男くさくてカッコイイこと」を語る。

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メンズ館2階=インターナショナル クリエーターズのスタイリスト佐藤大貴

父と母がヨウジやギャルソンを着ていました


<マルニ>や<ジョンローレンスサリバン>、<サカイ>など、コレクションブランドや新進気鋭ブランドを多数扱っているクリエーターズアドヴァンスを担当しています。今日は、米国系中国人デザイナー<ヤンリー>のジャケットに、<ヨウジヤマモト>のシャツとパンツ、靴は<キッズラブゲイト>です。

母の実家が洋服屋で、母は80年代の<ヨウジヤマモト>や<コム デ ギャルソン>をよく着ていました。格好良く見えましたが、参観日に他のお母さんと違う格好で来るのはイヤでした(笑)。今思えば最高ですが。父も<ヨウジヤマモト>が好きで、お下がりをもらって着ていました、2世代で着られるってすごいと思います。

大学2年のときにメンズ館に来て、「あ、このブランド知ってる!」と出会ったのが<ヨウジヤマモト>で、「自分も着られる歳になったかな?」と“ファーストヨウジ”のパンツを買いました。デザインにとても惹かれて、ひと目惚れでした。言葉に表すのは難しいですが、「出会ってしまった!」って感じでした。


佐藤が自身のバイブルと語る『山本耀司。モードの記録。』(文化出版局)。「耀司さん本人の言葉で書かれているのが最高です」。

大学は環境情報学部でしたが、卒論に選んだのは耀司さんで、毎日のように読んでいた本『山本耀司。モードの記録。』(文化出版局)をベースに、耀司さんについて書きました。耀司さんの生き方と服作りが一貫していて、読んでさらに好きになりました。

耀司さんには会ってみたいですね。会ったら、「どうしたら耀司さんのような男になれますか?」とか、聞きたいことはたくさんあります。

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