2017.08.09 update

<KAMAKURA CUT&SEW>|大人の遊び心をプリントで表現──オーガニックコットンTシャツを着て、気持ちよく過ごす夏(1/2)

Tシャツ1枚に200gのコットンが必要で、そのコットンを育てるのに2,000リットルの水が必要だということをご存じだろうか?──8月9日(水)からメンズ館地下1階=紳士肌着・ナイトウェア・靴下では、ライブプリントで世界を旅するアーティストのカザマナオミさんと、<melple/メイプル>を手がけるデザイナーの小野寺武人さんが協業した<KAMAKURA CUT&SEW/鎌倉カットアンドソー>のプロモーションを展開。オーガニックコットンを使用した無地のTシャツに、カザマナオミさんをはじめとする計8人のデザイナー&アーティストのデザインを取り入れたTシャツを販売する。


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ブランク(無地)Tシャツ×7人・8柄のメッセージをシェアする


シルクスクリーンでいろいろなモノにプリントし、その場でのプリントを通じてメッセージを共有する活動「Big O Project」を主宰するアーティストのカザマナオミさんは、「なぜオーガニックを訴えるのか?」との問いに、「コットンは世界で2番目に多くの農薬を使用して作られている農作物ですが、その生産背景を気にすることなく消費しています。私たちはお金という投票券を使用し、その投票先をサポートしているので、意図的にオーガニックを選ぶことで、農家さんの健康被害や、土壌汚染を軽減するメリットが生まれます。直線的ではなく、循環的で持続性のある経済が自然のリズムを守ることに繋がります」と答える。


<KAMAKURA CUT&SEW>の取り組みについて語る<メイプル>を手がけるデザイナー小野寺武人さん


カザマナオミさんが手がけたシルクスクリーンプリントのTシャツ、「MOUNTAIN&SEA」は、「鎌倉」をイメージしてデザインした

カザマナオミさんと知り合って約4年になるという小野寺武人さんは、「衣食住のオーガニックを通じて“地球を考える”という問題意識は持っているけど、何をしたらいいのかわからないという人は、自分も含めてたくさんいるはずです。僕は今もナオミさんから学びながら、それをファッションに変換しながら、一緒に問題意識を共有できるアイテムをきちんと提案したかった。でもそれは難しく語りすぎず、感覚的に気持ちよく、当たり前に触れてほしい。それで、オーガニックコットンのTシャツに、自分が交流のあるアーティストやブランドにグラフィックを描き下ろしてもらいました」と、今回のプロジェクトを語る。


Tシャツの内側には、ナオミさん自身がデザインワークしたメッセージをプリントで表現した


8人のデザイナー&アーティストと組んだTシャツを前に商品を説明する小野寺さん(商品一覧はこちら

グラフィックを気に入って着て、メッセージを読んで感じてほしい


小野寺武人さんがオーガニックコットンに興味を持ち始めたのは、「子どもが生まれたタイミングで、赤ちゃんを抱っこするときに、肌に触れるものを意識するようになりました。今回の<KAMAKURA CUT&SEW>のオーガニックコットンは、インド産オーガニックコットンを手摘みしたものを、日本が誇る和歌山のニッターにて編み立てたもので、ふっくらと優しい肌触りにこだわっています。サイズは、ナオミさんが海外でのライブプリントが多いので、外国人でも着られるサイズグレーディングにしていて、通常より広めの身幅に設定。Sサイズでも女性にもざっくり着ていただける感じです」と説明。

Tシャツの内側には、ナオミさんのメッセージを自身がデザインワークして、英語と日本語、ポルトガル語で掲載。「Tシャツ1枚に使われる水の量などが記載されたメッセージを読んで感じることで、ナオミさんの問題意識から、皆さんの何かの行動に繋がればと思います」と続ける。