【オープンレポート】<Hermès/エルメス>|今春夏の“オブジェのような洋服”は、全身レベルで鮮やかな色が新鮮
シーズンを象徴するキーカラーが、着こなしの新鮮さをアピール
パリで開催された<エルメス>2017年春夏メンズコレクションのランウェイに登場したファーストルックは、上等なラムレザーのカーディガンにボーダーニット、テーパードパンツの足元はスポーティーなサンダルでヌケ感を演出。そんな“スポーティーなエレガンス”が香るアイテムがメンズ館にラインナップ。
ヴェロニク・ニシャニアンがクリエイションで常に念頭に置いている、「新しいファッションを次々と生み出すのではなく、たとえば20年前のシャツに、今季のボトムスを合わせられるような、着る人のワードローブを作っていきたい」という考え方が、“Vêtement-objet=オブジェのような洋服”。<エルメス>のバッグや財布などと同じく、長く愛用してほしいという思いがプレタポルテコレクションにも貫かれています。
今季のキーカラーである、ジョーヌ・スーフル(硫黄の黄色)やブルー・コバルト、ローズ・ティリアン(マゼンタ)は、ジャケットやパンツなど、全身レベルで鮮やかに登場し、さらに期間限定ブティックの内装ともリンク。春夏らしい白やナチュレル、シレックス(Silex)などと美しいコントラストを描きます。
最新コレクションなど、<エルメス>メンズを選りすぐってラインナップ
シャツカフス仕様のシャツ地で、シャツのように羽織れるジャケットや、コットンの織り方により玉虫調に見えるセットアップ、コットンのジャガード織りの花柄パンツ、ベルトレスやドローコードのパンツなど、まさに<エルメス>らしい遊び心もプラス。
さらに、ランウェイで話題をさらい、今シーズンのトピックである「タイ・ダイ」は、プリントが施されている生地にさらにタイ・ダイをプラス。マリンカラーは伊勢丹限定のシルクシャツです。
手の込んだ素材や職人の技などで、「毎シーズン進化している」ことを証明する<エルメス>メンズ。春夏らしい“リラックス&コンフォート”スタイルをぜひお楽しみください。
ベルトバックル「トゥアレグ」各159,840円
*伊勢丹新宿店限定
伊勢丹限定のアクセサリーは、どれも<エルメス>の魅力を美しく表現
ファン待望の一点物のトゥアレグ(バックル)限定色ブルーインディゴのブレスレット、馬具由来のブレスレット“ドゥ ブルトゥール(2重巻き)”はなんとアリゲーターで登場するなど、伊勢丹限定アクセサリーはどれも至極の出来映え。
中・ブレスレット「ビノーム」76,680円
右・ブレスレット「エトリヴィエール」112,320円
*ともに伊勢丹新宿店限定
さらに、1枚の革を蛇腹に折って、両サイドにステッチワークを施したカードケースは、ブルー・サフィールとリ・ドゥ・ヴァンの2色でともに伊勢丹限定です。
カードケース「ガマ」各38,880円
*伊勢丹新宿店限定カラー
男性用の財布や名刺入れなど、<エルメス>担当者が、「ベーシックな色の革小物類が一堂に会する希少な機会」というチャンスをお見逃しなく。
<エルメス>はファッションブランドではなく、職人のメゾン
あのピエール・アルディがデザインを手がける靴で注目は、ランウェイにも登場したサンダルやローファー。ブルー・ニュイというネイビーのローファーは、今シーズンの気分にぴったりです。ワントーンで仕上げられたレザースニーカーは、ピエール・アルディが「ペンキの中にすっぽり浸したような靴」という発想から誕生。ソールまで同色の端正なカジュアルシューズです。
また、バッグで見どころは、馬具工房を起源とする<エルメス>ならではの「エトリヴィエール(Etrivière)」。乗馬で使用するあぶみを鞍(くら)につなぐ「あぶみ革」からのインスピレーションで、レザーベルトにナンバリング入り。長さが調節できるコットンキャンバスのバッグは3色展開です。
ネクタイはニットタイや、幅が細い現代的なシルクタイが登場。2色を同時にシルクスクリーンで刷っているコットンの大判スカーフやネオプレーン素材のキャップ、日本人アーティスト野村大輔さんが描いた“蛇と剣”をベースにしたタイダイスカーフなど、どれを手にとってみても「職人のメゾン」<エルメス>を体感できます。
<エルメス>
期間限定ブティック"Vêtement-objet"
□3月1日(水)~3月14日(火)
□メンズ館1階=プロモーション
*価格はすべて、税込です。
お問い合わせ
メンズ館3階=インターナショナル デザイナーズ
03-3352-1111(大代表)