2016.10.17 update

<LifePackCollection from CURLY>|日本の技術とデザインの素晴らしさを着て楽しめる、新ラウンジウエアの魅力を探る(1/2)

仕事が終わって帰宅して、あなたは何を着て過ごしていますか?――ホームウエア、リビングウエア、ワンマイルウエア、テンマイルウエアなどさまざまな呼び方がある“リラックスウエア”ですが、10月19日(水)からスタートする秋の「ジャパンセンスィズ」で、ぜひご覧いただきたいのが、今春の「ジャパンセンスィズ」でデビューしたばかりの三越伊勢丹のエクスクルーシブライン<LifePackCollection from CURLY/ライフ パック コレクション フロム カーリー>です。



川北縫製だからこそできる、着心地重視の技術とデザイン

新ラウンジライン<ライフ パック コレクション フロム カーリー>は、香川県にある川北縫製が手がけるカットソーブランド<CURLY/カーリー>から生まれたオリジナルブランドで、カットソー素材の持つリラックス感や、優れた縫製技術を活かして誕生。メンズ館地下1階=肌着・靴下・ナイトウェアで展開しています。

<ライフ パック コレクション フロム カーリー>の魅力はなんといっても<カーリー>ならではの“こだわりポイント”がさらに進化しているところ。丸首スウェットのポケット裏のテープや、首元が緩いタートルの肩の切り込み、襟の絶妙な長さ、ジョッパーズパンツの股のシワをなくす工夫など、実物を見て、実際に着てみると、その意味と意図がよく理解できます。今回はディレクターの伊藤裕之さんにお話を伺いました。



<LifePackCollection from CURLY>ディレクターの伊藤裕之氏


ディレクター伊藤裕之が語る「縫製工場の音が違う」理由

香川県高松市のセレクトショップに勤めていた伊藤さんが、ハウスブランドのカットソーを、地元の川北縫製に依頼したことから物語は始まります。

「川北縫製は地場産業である手袋を長く作っていて、カットソー専門の縫製工場も稼働させていました。当時セレクトショップの販売からバイイング、企画まで担当していて、いろんな工場にお願いしていましたが、川北縫製が作るカットソーにはオーラがありました。とにかく服の顔というか、雰囲気が抜群に良かった」

その理由を探りに、川北縫製へ行ったという伊藤さん。「他の縫製工場から聞こえてくる音と、川北縫製の工場から聞こえてくる音が違うんです。川北縫製は、通常の工場に比べ、ゆっくりとした速度で縫っていたので、ミシンの音も違うし、出来上がりの縫い目の柔らかさがまったく異なりました。“これはすごい”と素直に思いましたね」



カットソーという概念を超えたカットソーブランドを目指す

川北縫製のモノ作りに感激した伊藤さんは、ショップを辞めて、2007年に入社。「昔は工場の従業員も多く、活気があったそうですが、カットソーの生産拠点が海外へ移っていき、自分が入社した頃は、従業員が4名しかいませんでした。それで、川北縫製の技術を活かしたカットソーブランドを目指して、翌年から一年間をかけてデザイン、パターン、オリジナルファブリックの企画など、あらゆることを自分の手で行い、自社ブランド<CURLY/カーリー>をスタートさせました」

<カーリー>は、「一貫したモノ作り」をポリシーに、企画、縫製、検品、出荷まで全工程を自社内で一貫して手がけ、自社工場のスタッフは共通理解を深めやすいベテランの日本人のみで構成。細部までこだわったモノ作りは、ファッション性や着心地の良さで年々評価を高めています。


「リビングウエアというと、家を中心としたさまざまなシーンで身に纏う服というイメージですが、私たちが理想としているのは、たとえば旅行や出張に行くとき、<カーリー>や<ライフ パック コレクション フロム カーリー>を着て自宅を出て、クルマで移動して、リラックスしたまま飛行機や列車に乗って、現地に着いてそのまま活動できるような服です」と伊藤さん。

オンではジャケットやコートを羽織って仕事もでき、オフでは屋内でくつろいだり、ホームパーティーでも気負いなく着られる、新しい感覚の“プライベートウエア”が、<ライフ パック コレクション フロム カーリー>にラインナップします。

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