【特集】2016年秋冬、太鼓判の最強アウター全部見せます
すべての洋服はベーシックを守りながら現代にアップデートしている――と断言するメンズ館7階=オーセンティックカジュアルのバイヤー柴田信友が、9月14日(水)からスタートする【オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン】のために、人気ブランドと共同開発したエクスクルーシブなアウターを製作。ショート丈から順にマキシ丈までご紹介します。
オーセンティックカジュアル担当バイヤー 柴田信友
“軽く・温かく・エレガント”。アウター良ければ、七難隠す
今回の【オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン】では、“マイベストアウター”として、秋冬に活躍するカジュアルアウターにフォーカス。ワードローブに新鮮な一着をご紹介します。
ご存知のようにメンズ館7階=オーセンティックカジュアルは、アウトドアやミリタリーなどヘリテージやオーセンティックに重きを置いてものづくりしているブランドを多く扱っていますが、今回、イセタンメンズが別注したアウターは、ウールの一枚仕立てにこだわり、今の時代の男のエレガントな部分を意識。“軽く・温かく・エレガント”なスペシャルなアウターをラインナップ。秋冬の着こなしでアウターが占める割合は大きいので、「アウター良ければ、七難隠す」的な名品揃いです。
なぜ9月にアウターを豊富に揃えるのか
お客さまからすれば、「毎年、冬の到来が遅くなっているのに、なぜ9月にアウターなのか」とお思いになるかもしれません。ただ、実際に寒い時期になってアウターを買いにいらっしゃって、「気に入ったコートのサイズがない!」という体験をされた方も多いと思います。
確かに季節はゆるやかに秋から冬へと移り変わっていきますが、今の時期は、「この秋冬のワードローブ計画を描けるタイミング」です。たとえば、この冬はこのスーツの上にコートを着たいとか、気に入ったタートルセーターを見つけて、タートルの上に羽織りたいなど、皆さんそれぞれに“好きな着こなし方”があるはず。今年は特にオーバーサイズの着方がトレンドでもあり、9月は新鮮なデザインやサイズのアウターを着比べて選べるベストタイミングでもあります。
【オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン】では、依然冬のアウターの主役であるダウンブルゾンに取って代わる“カジュアルアウターの次の一手”を豊富に揃えていますので、まず秋冬のファッションのムードを感じていただき、気に入ったアウターをプラスワンしてください。
<ロロ・ピアーナ>×<ASPESI/アスペジ>の大人のMA-1タイプ
ピッティでのバイイングの後に、イタリア・ミラノ郊外のレニャーノにある<アスペジ>の本社を訪れて、【オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン】の“マイベストアウター”をリクエストしました。創業者のアルベルト・アスペジさんご本人が推奨したのは、通常コレクションには存在しないブルゾンで、<アスペジ>の中でコンテンポラリーなデザインにチャレンジしているレーベルからエクスクルーシブなMA-1タイプが誕生しました。
<アスペジ>ブルゾン 103,680円
ご存知、<ロロ・ピアーナ>の生地にボンディング仕上げを施し、大人のエレガントなMA-1に仕上がっています。グレーのフランネルのスラックスから、カジュアルなカーゴパンツやタックパンツまで、格好良く決まる汎用性の高いアウターになっているので、<アスペジ>のM65をお持ちの方はもちろん、スポーティな着こなしを楽しまれる方に最適です。
また、<アスペジ>や、次にご紹介する<WOOLRICH/ウールリッチ>は、通常シーズンよりアイテムバリエーションを多く揃えていますので、新しいコーディネートもお楽しみいただけます。
<WOOLRICH/ウールリッチ>アークテックパーカからファーが消えた!
<ウールリッチ>の冬の顔「アークテックパーカ」は、メンズ館7階においてもアウターの顔の一つでもあります。昨年は軽量で温かいパーテックス素材のロング丈を別注し、“長いけど軽い”アウターとして好評でしたが、今年は、暖冬を意識して、フードのファーがなくてショート丈の“軽くて短くて、安い”をカタチにしました。これも通常コレクションにはないオリジナルデザインになります。
<ウールリッチ>アークテックパーカ 95,040円
アークテックパーカを愛用している人には理解していただけますが、通常のデザインは、フードをかぶり、ファーを閉じて、ファスナーを上まで上げたときに完全な防寒が完成しますが、普通に着ると襟元が下がります。
その着こなしの弱点を、今回のエクスクルーシブモデルで解消。フード周りにワイヤーが仕込んであり、ファーがなくても上までしっかり閉じることができて、マフラーレスで着こなせる、“都会で着こなせるアークテックパーカ”を作りました。
ビジネスマンはジャケットやスーツの上に羽織ることも考慮し、軽い生地ながらカジュアルになりすぎないドレッシーな素材を採用。男らしいディテールは継承しながら、スペックとして進化させています。“新しい顔”の人気アウターをぜひご覧ください。
<GLOVERALL/グローバーオール>といえばダッフルコートですが……
<グローバーオール>のファンの方たちから、「復活させてほしい!」と根強い声もいただいた、「ヘリンボーンダッフル」がこの秋、イセタンメンズに登場します!
かつて存在していた<グローバーオール>のイギリス製のヘリンボーン柄の生地を、今回はイタリアのファブリックで再現。きれいな発色で柔らかい生地を、イギリス生産で仕上げました。
今回のエクスクルーシブモデルのポイントはサイズで、<グローバーオール>ファンからの、「定番の細身と、クラシックモデルの中間サイズがほしい」というリクエストにお応えして、ややオーバーシルエットのサイズが新しく生まれました。お気に入りのインナーを着て、いつものサイズ、タイトなサイズ、ゆったりしたサイズなど、いろいろ試着してみてスタイルをお決めください。
<グローバーオール>ダッフルコート 103,680円
この冬もダッフルコートは様々なブランドが揃いますが、これは新しい時代のマスターピースになり得るダッフルなので、<グローバーオール>ファンはもちろん、大人のダッフルスタイルを楽しみたい方にぜひ! メンズ館7階で、スタイリストと<グローバーオール>談義を交わしてください。
<BALENA/バレナ>の一枚仕立てのチェスターフィールドコート
バイヤーとして今、惚れ込んでいるのがイタリア・ヴェネツィア発のブランド<バレナ>です。オリジンはマントファクトリーで、現在は3代目による家族経営で、生地手配から縫製、副資材まで、真のメイド・イン・イタリーを愚直に守っているのにも惹かれています。
このチェスターフィールドコートの魅力は、ジャケット代わりにもなる一枚仕立てで、着ていて楽で、暖冬にもぴったりなところ。軽いウールナイロン素材は<バレナ>のオリジナル生地で、とにかく軽く温かい。ブランド代名詞でもある美しいシルエットはデザイナーのこだわりでもあり、独特な素材使いと相まって、最先端のイタリアのエレガントさを伝えます。
<バレナ>チェスターコート 97,200円
今季は、コート以外にも、ジャケットやパンツなどもラインナップし、<バレナ>でのトータルスタイリングも可能です。ブランドの世界観をより感じていただける品揃えに力を入れているので、ブランドの魅力をご体感ください。
これぞ、新しい時代の外套(がいとう)です。<CINI/チニ>のコート
<チニ>は、前ページでご紹介した<バレナ>と同じファクトリーでつくられている、こちらもマントブランドです。最近、外部から若く才能溢れるデザイナーが入って、メンズでは希少な“中に着るものを選ばないリラックスフォルム”のアウターを打ち出してきました。
今回の【オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン】のために、すべて一枚仕立てのベルテッドトレンチ、ショート丈のフーテッドマント、マキシ丈のフーテッドマントの3アイテムを揃えました。
<チニ>
左/ベルテッドコート 129,600円
右/マキシ丈フーテッドコート 108,000円
実は寒い時期に一番寒さを感じるのは足元で、特に出張族には“足元までカバーできるコート”が必要だなと感じていて、自分もイタリアの冬の街を歩いているときに「外套がほしい」と思っていたら、ピッティで<チニ>に出会いました。
どのアイテムもモードになりすぎないきれいなAラインシルエットで、グローブしたままでも使えるビッグポケットなど、外套としてとても理にかなった作りになっています。イタリア人が好むクラシコイタリアの世界から生まれたカジュアル=リラックスフォルムをぜひご試着ください。
この<チニ>のマントのようなコートを着ると、きっと寒い国・都市へ出張に行きたくなります。
*価格はすべて、税込です。
お問い合わせ
メンズ館7階=オーセンティック カジュアル
03-3352-1111(大代表)