2016.05.22 update

シングルモルトの世界へようこそ

朝晩の寒暖差はあるものの、夏の足音が近づいてきましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
近年のハイボール人気もあり、最近ウイスキーを飲むようになりシングルモルトの世界に興味を持ったばかりのお客さまが、島地さんに教えてもらいたいとご来店されました。

シマジ「シングルモルトのことなら私にお任せください。今まで、どんな銘柄を飲んだんですか？」

お客さまが飲んだ銘柄を聞くと、棚にある数あるウイスキーの中から、一本選び、
シマジ「では、まずこれを飲んでみて。飲む前にボトルの写真を撮って、名前をメモしておくのが重要です。あとで飲んでみた感想を書いて復習すると覚えやすいですよ。」

何杯かお飲みになって、
お客さま「一本一本味が違うものですね。」

シマジ「味の近いものもあるが、この味の違いがシングルモルトのおもしろさだよ。地域によって味の特色も違いますから、いろいろ飲んで自分の好きな味に出会うとまたシングルモルトの世界への興味がどんどん沸いてきますよ。」

お客さま「じゃあ今日はいっぱい試してみます。」

シマジ「ありがとうございます。ですが、うちの斜めのグラスが真っ直ぐ見えたら、今日はお止めください。酔っぱらうと味もわからなくなりますから。」

サロン・ド・シマジでは常時50種類以上のシングルモルトをご用意してお待ちしております。あなたがまだ出会っていない銘柄もあるかもしれませんよ。

今回の格言
「かたむいたグラスがまっすぐみえたら酔ったのだ」

島地勝彦
メンズ館8階＝イセタンメンズレジデンス＜サロンドシマジ＞のプロデューサー。1941年生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」に配属され、1983年に同紙編集長に就任、柴田錬三郎・今東光・開高健を回答者に据えた「人生相談」で一世を風靡し100万部雑誌に育て上げる。その後、「PLAYBOY日本版」「BART」の編集長を歴任。集英社インターナショナルの代表取締役を経て、2008年に退任。現在は作家・エッセイストに転向。
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