美しいモノをみたら迷わず買え
サロン内に素敵な蘭の写真が一枚飾ってあります。
この写真は島地氏の敬愛する"書友"であり、資生堂の名誉会長であり、東京写真美術館館長である福原義春さんの写真です。
本日は蘭の写真のエピソードをご紹介します。
いつものようにお客さまと楽しくお話をされているときに、「綺麗な写真ですね。蘭ですか?」と尋ねられました。
島地氏はうなずき、
「そうです。この写真は資生堂の福原会長が撮ったものです。」
お客さまは、写真もなさる方なんですね。と感心されたご様子です。
すると島地氏は微笑み写真を見つめながら教えてくださいました。
「そうなんです。モデルである綺麗な蘭達も育ててらっしゃるんです。撮影する時は蘭に喋りかけながら、手塩にかけた我が子の写真を撮るかの如く撮影されるそうです。だから蘭達もどことなく嬉しそうに写ってるでしょう?」
お客さまも納得されたご様子で、「そうですね。サロンの外の壁面にも写真が飾ってありますね。」
「あの写真は販売しているんです。日本人は絵画や骨董品を買う文化はあるが、まだまだ写真を買う文化が根付いていない様だ。だから私がその文化を発信しているんです。"美しいものを見たら迷わず買う!"そういう文化は必要だと思うね。」
今週の格言
美しいモノをみつけたら迷わず買え
まず感性を身につけなければ迷わず買うなんて…と思いましたが、
時には自分の感性を信じることも必要なのかもしれませんね。
今週のお酒は世界で一番売れているシングルモルト。グレンフィディックです。
撮影:上原義雄
プロフィール - 島地勝彦
メンズ館8階=イセタンメンズレジデンス<サロン ド シマジ>のプロデューサー。1941年生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」に配属され、1983年に同紙編集長に就任、柴田 錬三郎・今 東光・開高健を回答者に据えた「人生相談」で一世を風靡し100万部雑誌に育て上げる。その後、「PLAYBOY日本版」「BART」の編集長を歴任。集英社インターナショナルの代表取締役を経て、2008年に退任。現在は作家・エッセイストに転向。
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