クラシックスタイルに造詣の深い日本の著名人や文化人とタッグを組み、＜Brooks Brothers/ブルックス ブラザーズ＞を通して新たなトラッドを提唱するカプセルコレクション「JAPAN TRAD.」。メンズドレスファッションを代表する＜ビームス F＞のディレクター、西口修平氏をエディターに迎えたコレクションを、8月31日（土）から9月3日(火)まで伊勢丹新宿店 メンズ館7階 メンズオーセンティック＆コンテンポラリーにてご紹介します。

西口 「JAPAN TRAD.」コレクションは、日本の素晴らしいモノづくりや企画にフォーカスを当てるという意味合いと、私たち日本人が考える＜ブルックス ブラザーズ＞東海岸スタイルの現代的な再解釈という意味を含んだコレクションとなっています。＜ブルックス ブラザーズ＞の企業理念で大切にしていること、これまでの伝統を重んじながら日々新しい歴史を作ること、どこか新鮮で、何か新しい、そして確かなモノ。それをふんだんに感じていただけるようなコレクションが完成しました。

本コレクションは、スーツ2型（全3色）、バルカラーコート、ポロカラーシャツ4型、トラウザーズ3型、ネクタイ4柄（全12色）の展開となります。

緻密な職人技が世界的に高い評価を得ているファクトリーブランド＜リングヂャケット＞に制作を依頼。生地は、英国の名門服地ブランドであるウィリアムハルステッド社の柔らかく起毛感のあるサキソニー素材と英国フランネルの代名詞とも言われる＜フォックスブラザーズ＞の定番、肉厚で重厚感のある「クラシックフランネル」を採用した2釦スーツ。熟練の職人によるアイロンワークで曲げられた一枚衿は首に美しく沿い、＜ブルックス ブラザーズ＞の特徴であるナチュラルショルダーを表現しながらも立体的な袖付けにより体に美しくフィットすると共に極上の着心地を体感できます。上衿と下衿をつなぐ梯子掛けはハンドで仕上げることによりフラットで美しいラペルを実現。モダンな程よいフィット感がスタイリッシュな印象を与えるクラシックフィット。自然と体に沿う美しいスーツはあらゆるシャツ、タイでも合わせることができますし、タートルネックなどノーネクタイのスタイリングにもおすすめです。

スーツ同様＜リングヂャケット＞に制作を依頼した＜ブルックス ブラザーズ＞の原点ともいえる段返り3つ釦サックモデルのブレザー。生地は、＜ブルックス ブラザーズ＞が生み出しかつて多くのファンを魅了した「Saxxon wool(サクソンウール)」の紡績をベースに、更にグレードを上げた「Escorial wool(エスコリアルウール)」のみで紡績された生地を採用。王家の羊と呼ばれている超希少な幻のウール、エスコリアル原毛を100%使用したツイル生地にロンドンシュランクという贅沢な仕上げを施すことで生地に適度なナチュラルストレッチを入れた品質の高いブレザーです。ウール100%ながら光沢感とハリがある肌触りが特徴です。熟練の職人によるアイロンワークで曲げられた一枚衿は首に美しく沿い、＜ブルックス ブラザーズ＞の特徴であるナチュラルショルダーを表現しながらも立体的な袖付けにより体に美しくフィットすると共に極上の着心地を体感できます。上衿と下衿をつなぐ梯子掛けはハンドで仕上げることによりフラットで美しいラペルを実現。定番のブレザーをベースに品質の高い生地を使用し、かつ素晴らしい着心地を実現した西口氏が考える既製服のブレザーの頂点を目指して完成させた一品です。

タテ糸に細番手のコットン、ヨコ糸にシルクを使用して超高密に織り込んだスタイルテックス社製のギャバジンを採用したラグランスリーブのバルカラーコート。＜ブルックス ブラザーズ＞の80年代のカタログに描かれていたボタンスルーでクラシカルな襟型コートから着想を得て、たっぷりとしたAラインが特徴の一枚袖で仕上げています。スタンダードな膝下丈、深いベントは男性のエレガンスさを深めます。裏地には＜ブルックス ブラザーズ＞のアーカイブのクラブチェック、シグネチャーカラーであるネイビーの取り外し可能なウールライナーを付属した3シーズン対応コートです。たっぷりとしたAラインの袖の落ち方や、背中から裾に掛けて落ちるやわらかなドレープ感にもこだわり、スポーティなコートでありながら上品でエレガントな表情を見せるコートに仕上げました。着込むほどに柔らかくなり着る方の体に美しく馴染みます。スーツやブレザースタイルはもちろん様々なスタイルに合わせていただきたい1着です。

今や世界に誇る美しいシルエットと完成度の高さに定評のあるパンツブランド＜イガラシトラウザーズ＞に依頼。ウール生地は日本の尾州の老舗生地メーカーのウールを採用。2プリーツのトラディショナルフィット（リラックスシルエット）をベースとしながらビスポーク由来のハンドワーク、吸いつくような腰回りは抜群のフィット感。クセ取りを行いスカッと切れ上がる美しい内股から裾に真っすぐ縦に落ちる美しいシルエットを描きます。寸法よりも細く感じるのも美しいシルエットが実現しているからこそといえます。レディメイドでありながらまるでビスポークしたかのようなドレストラウザーズを完成させました。ブレザースタイルを軸としたスタイリングにはもちろんのこと、同トラディショナルフィットのシャツと合わせることで大人っぽくエレガントな雰囲気に仕上がるように作成しました。大柄ブラックウォッチとフランネルトラウザーズは、サイドアジャスターでウエストを調整できるベルトレス仕様。厚手のチノクロスを採用したコットントラウザーズは、ベルトループ片玉縁ポケット仕様になっています。

＜ビームス F＞ディレクターの西口氏がエディットする貴重なコレクションがご覧いただける機会。是非店頭にお越しいただき世界観を体感してみてはいかがでしょうか。

三越伊勢丹オンラインストアで＜ブルックス ブラザーズ＞の商品を見る

西口 修平 （にしぐちしゅうへい）
ビームス F ディレクター

大阪生まれ。古着店やデザイナーズブランドを扱うショップで働いたのち、クラシックに関心を持ちBEAMS入社。
ショップスタッフとして多くの顧客を抱える関西の名物店員に。2014年より現職。現在はBEAMS Fのみならず、社外の様々なブランドのディレクションを行う。歴史を尊重しながらも時代の空気感を絶妙に取り入れたディレクションが好評を博している。