【特集】「リカバリーウェア」を展開する<レゾナバイオ>の開発者が解説する構造と魅力|『ISETAN HOME HOTEL』
- 08.14 Wed -08.27 Tue
- 伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション
コロナ禍を経て、健康を支える「休養」の重要性が見直されている。休養市場の拡大が見込まれ、休むことに関する新たなモノ・コトが誕生するなか、疲労回復や日々の健康サポートが期待される「リカバリーウェア」がにわかに注目されている。
「リカバリーウェア」とは、いったいどんなものなのか。8月14日(水)~8月27日(火)の期間、伊勢丹新宿店メンズ館1階 プロモーションで開催される『ISETAN HOME HOTEL』のポップアップショップにて、先行販売*されるセルフメディケーションウェアブランド<Resona Bio/レゾナバイオ>の開発者たちに話を伺った。
今回、インタビューしたのは、<レゾナバイオ>を手がける株式会社 スマイルコットン 代表取締役社長の片山英尚さんと、キーとなる原料を開発した株式会社 レゾナバイオLAB沖縄 研究員の松永典久さん。加えて、伊勢丹新宿店メンズ館 バイヤー木村に「リカバリーウェア」の可能性について語っていただいた。
代表取締役社長
*(株)スマイルコットンが開発した、肌触り、吸水性も良く、かつ乾きやすい素材。
設計 グループ 研究員
明確化された「リカバリーウェア」の基準
まず「リカバリーウェア」とは、疲労回復や日々の健康をサポートする衣類のこと。以前から、さまざまな製品が「リカバリーウェア」を名乗って販売されてきたが、2022年に家庭用医療機器の新たなカテゴリが誕生、一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」が新設された。これに伴い同名称に該当する製品の定義が定められ、業界団体によって自主基準が作られた。
<レゾナバイオ>は自主基準で定める様々な試験を行い、その適合性を確認、一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」の届出がなされた製品である。
片山さんは<レゾナバイオ>の「家庭用遠赤外線血行促進用衣」について次のように語った。
片山「リカバリーウェア」に求められる意味を再考し、私たちは<レゾナバイオ>を『セルフメディケーションウェア』と呼んでいます。「なんとなく」ではなく、科学的な実証結果に基づいた効果が期待できる製品なんです」
<レゾナバイオ>の開発者が明かす血行促進のカラクリ
では、なぜウェアを着るだけで効果が期待できるのか。
基準を満たした「リカバリーウェア」を正式には「家庭用遠赤外線血行促進用衣」と呼ぶのは前述のとおり。長くて小難しい名称だが、その名前にカラクリが隠されている。そう、「遠赤外線」を用いて「血行促進」するというのがポイントなのだ。
その手法はそれぞれメーカーによって異なるところだが、<レゾナバイオ>ではどんな技術を用いているのだろうか。まず、片山さんが大枠を説明する。
片山「微粒子化した鉱物パウダーを練り込んだ<レゾナバイオ>素材が出す遠赤外線と、人間が自然に放出している遠赤外線が互いに共振・共鳴*し、皮膚内部で分子間摩擦熱が発生します。それによって血流量を高めるという仕組みになっています。またマイナスイオンの生成もされています。」
<レゾナバイオ>素材に使われる「鉱物パウダー」が製品の肝である。その原料を開発したのが、約30年にわたって遠赤外線やマイナスイオンの活用技術を研究する松永さんだ。
松永「原料の鉱物パウダーはもともと、化石燃料の火炎の温度を高めて燃焼の省エネルギー化をするために開発したものなんです。今回、この鉱物パウダーを用いた機能性繊維素材を新たに開発し、同じメカニズムを応用して人体との共振・共鳴を実現しました」
開発のきっかけにあったコロナ禍
では、新製品の開発はどのように始まったのだろうか。コロナ禍の真っただなか、知人から鉱物パウダーを使った機能性繊維素材について聞いた片山さんはその場で可能性を感じたという。
片山「コロナ禍のときに私自身、デスクワークで長時間、椅子に座り続ける日々で不調を感じていました。自分なりに解決方法を探ると、血流の大切さにたどり着きました。奇しくもそんなタイミングで、松永さんの新素材に出会い、これなら多くの人々の悩みをサポートできるのではないかと思いました」
一方、松永さんは、<レゾナバイオ>開発の裏側で健康への強い思いを抱いていた。
松永「『愚直』に作ったと自負するこの素材を活かし、一般医療機器として困っている人を助けたいと思っています。血流促進によって、疲労回復が期待できます。血行がよくなることは、笑顔の源なんです」
いっそう拡大が見込まれる「休養市場」
片山さんが身をもって体感したように、コロナ禍を経て人々の健康意識が高まり、休むことの大切さが見直されている。
ニーズの高まりを受け、休養関連のモノ・コトのマーケットは広がりを見せる。
休養市場の広がりについて、松永さんは「休むことに対する罪悪感は、日本の文化のなかではまだまだありますよ。今後、健康管理の一環として休養の価値が広く認識されるといいですよね」と期待する。
片山さんも「一過性のブームではなく、健康を考えるきっかけにしてほしいですね。<レゾナバイオ>がその一役を買えたらいいと考えています」と話す。
ファッションに取り入れられるデザイン
さて、<レゾナバイオ>が今夏開催の『ISETAN HOME HOTEL』で、先行販売*する製品を具体的に見ていこう。
メインは、一般医療機器であるハイスペックライン「レゾナバイオ+」。ダンボールニットの上下それぞれ「アクティブ ダブルニット Tシャツ」「アクティブ ダブルニット パンツ」が3サイズ・3色(黒、オーガニックカラー、オリーブ)で展開される。
表地と裏地の2枚の生地を重ねて中糸でつなぎ合わせるダンボールニットを採用した理由を、「空気の層ができて、体とウェアの間に生まれた熱が逃げにくくなります」と松永さんは解説する。
保温性のほか、柔らかい肌触りやストレッチ性のよさも得られているという。一方で、機能性だけでなく、美しいデザインにもこだわりが感じられると片山さんは語る。
片山「着用してどこへでも出かけられるデザインを意識しました。ゆったりとしたサイズ感でありながら、きれいに見えるシルエットやカラーで、性別や肌の色に関係なく、どんな方にも着ていただけると思います。着心地も含めてデザインとしてこだわって、毎日着たくなるような製品を目指しました。普段から健康や美容に関心が高い伊勢丹新宿店のお客さまにぜひ着ていただきたいです」
メンズ館バイヤーが「リカバリーウェア」に着目したわけ
『ISETAN HOME HOTEL』ではスタンダードライン*の「リラックス ロングスリーブ Tシャツ」と「リラックス ストレート パンツ」も販売。こちらは袖口や裾にリブがないリラックスフィットで就寝時におすすめだという。
巣ごもり需要を受けてコロナ禍に初開催された『ISETAN HOME HOTEL』は今回で5回目。「いつもの時間を豊かにする」というテーマにインテリアやファニシングなども並ぶが、バイヤーの木村が「リカバリーウェア」や、「リラクゼーションウェア」に注目した理由とは。
木村「日常の一つひとつのシーンで上質さを求めるお客さまが増えているなか、リカバリーウェアや、リラクゼーションウェアは生活を豊かにするアイテムだと思います。特に一般医療機器の基準をクリアしたリカバリーウエアは、着るだけで健康をサポートしてくれるというのがすごい。今回のイベントでは、一般医療機器であるかだけではなく、デザイン性や着心地の良さという点も重視して、ブランド選定を行いました。是非、店頭で実際に手に取って楽しんで頂きたいです。」
『ISETAN HOME HOTEL』で効果を体験
本記事では、<レゾナバイオ>をフィーチャーしたが、イベントには<NEWPEACE/ニューピース>を含む2ブランドが並ぶ。それぞれ一般医療機器を含むパジャマやコンフォートウェアを出品予定だ。
「お客さまと一緒にみんなで健康を考えられるイベントにしたいです」と口をそろえる片山さん、松永さん、木村の3人。
今後ますます盛り上がっていきそうなリラクゼーションウェアを、『ISETAN HOME HOTEL』でひと足先に体感してみてはいかがだろうか。
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Photograph:Tatsuya Ozawa
Text:Shin Ichinose
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