世界のファッション界を牽引するラグジュアリーメゾンの最新コレクションを楽しめる新しい季節が到来！――伊勢丹新宿店メンズ館で展開するラグジュアリーブランドの情報を中心に、洗練されたビジュアルで構成されたファッションマガジン『EPOCH/エポック』のデジタル版『EPOCHーAL(エポカル)』ならではの、2024年春夏コレクション注目ルックを一挙ご紹介します！

1.＜DOLCE&GABBANA/ドルチェ＆ガッバーナ＞

 

2024年春夏コレクションのテーマは「MARINA」。地中海の様々な青と、“海の狼＝たくましい船長の姿”を現代的にアレンジして連想させます。注目は、ブルーのジャケットや、マルチポケットアイテム、防水加工など、「灯台守」の世界へと私たちをいざなうアンカープリントや素材が美意識を表現。アイテムははっきりとしたラインがポイントで、正確なプロポーションと細かなスタイル性に気を配りながら、男性の新しい官能性を物語ります。

メタルプレートに＜ドルチェ＆ガッバーナ＞のロゴプレートをあしらったコットン製のダブルブレストピーコート。レギュラーフィットのアウターで、クリーンなラインとスタイリッシュなフィット感が、＜ドルチェ＆ガッバーナ＞らしさを表現しています。

 

 

＜ドルチェ＆ガッバーナ＞のロゴ入りメタリックプレートがポイントとなっているセルビッジデニム製のブルゾン。ジッパーで開閉し、袖口にスナップボタンが付いたルーズフィットです。美しい生地とデザイン、スタイルの組み合わせで、今季のテーマ「マリーナ」のスピリットを表現しています。

2.＜Loro Piana/ロロ・ピアーナ＞

＜ロロ・ピアーナ＞が今季インスピレーションを求めたのは、日本の文化、素材や職人技。流れるようなハーモニーと和装の鮮やかなシンプルさがコレクションの見どころで、卓越性、タイムレス、自然との調和、謙虚さなどの日本の美意識を表現し、今までにない新しいスタイルを発信します。

ジャケット「ネイヴェ・ジャケット」は、クラシックなデニムのシルエットをオーガニック・コットン・デニムでデザインしたコンテンポラリーなアイテム。＜ロロ・ピアーナ＞が製作した、丈夫で柔らかい手触りの目の詰まったデニムを使用し、胸元から裾に向かってラインをゆったりと絞って、アウトレジャーの雰囲気を漂わせます。
「クアローナ・パンツ」は、レギュラーフィットのクラシカルな5ポケットパンツ。ネイヴェ・ジャケットと同じ素材を用い、春のスタイリングで大活躍するマストアイテムです。

＜ロロ・ピアーナ＞2024年春夏コレクションは、代々受け継がれた繊維の伝統と素晴らしい職人技を持つ日本との対話がテーマ。カラーパレットは明るいナチュラルトーンから、より深みのあるトーンへと進み、豊かなテクスチャーと包み込むようなシェイプが優雅に展開して、明確で複雑なディテールを強調します。

 

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3.＜GIORGIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ＞

＜ジョルジオ アルマーニ＞の新シーズンのテーマは「物語を紡いで」。その物語は、マイナスの美学、余分なものを削ぎ落とすことによって本質に近づき、タイムレスなエレガンスで、今を生きる我々の人生に付加価値をもたらします。今季のコレクションでは、ソフトなフォルムと縦長のシルエット、複雑な織りをなすニットや結び目を模したプリント、夏らしさを感じさせる素材、リズミカルな幾何学的モチーフで“新たな物語”を表現しています。

キュプラ素材を立体的に仕立てたトレンチコートはオーバーサイズになりすぎずに洗練されたシルエットで、
縦に流れるようなラインを強調する特別なカネット加工が施されています。ラグランスリーブやボタン、ベルトなど、エッセンシャルな仕様でも全体的に配された凹凸ある加工がデザイン性を引き立たせています。

ウールキュプラのセットアップは、春に溶け込むような美しいオフホワイトのソリッドカラー。生地に細いストライプ加工を施すことで、ゆったりしたシルエットでも緩くなりすぎず、エレガンスの保たれたデザインに。リラックスしたドレススタイルが楽しめます。

 

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4.＜GIVENCHY/ジバンシィ＞

クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズが手がけた春夏コレクションは、“民主主義”と“束縛”の二重の象徴である制服にフォーカス。制服は十代の若者が自由にカスタマイズを楽しむ、キャンバスのようなものであり、機能と個性に応じて自分を表現する典型と捉え、スクールボーイやミリタリーなどのユニフォームアイテムが、“サイズの変化”と“自分流の着こなし”のアイデアによって、プレイフルに表現されています。

クロップド丈のボンバージャケットにハーフ丈のチノパンツのスタイリングは、ミリタリーユニフォームを再解釈し、“サイズの変化”をもたらした、新しいシルエットの提案。メンズのワードローブに欠かせないアイテムたちをラグジュアリーなテクニックとファブリックでエレガントに昇華させています。

大きなアイレット（穴）をあしらったロング丈のTシャツは、“透明感で遊ぶ”新しい提案。トレンチコートはアイコニックなディテールをそぎ落とし、上質な素材はそのまま、ミニマルでモダンなデザインに昇華しています。フォーマルなトレンチコートに、リラクシングなTシャツやジャージィパンツを合わせるスタイリングは、プレイフルながらエレガントなムードを演出します。

 

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5.＜VALENTINO/ヴァレンティノ＞

クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、2024年春夏コレクションで、男性のアイデンティティを再定義し、「男性らしさ」の意味を再検討して、新たにモダンな視点を見いだします。かつては権力や成功の象徴でもあったテーラリングは、個性の表現として新たな方法で提案。クラシックなシルエットのブレザーやコートがショートパンツとコーディネートされて、若さとエネルギーが与えられ、やわらかでくつろいだ雰囲気が漂います。

コレクションに登場した「花の世界」は、プリントだけではなく刺繍でも表現。青のシルクのシャツに施された赤い花のエンブロイダリーは、ボディカラーと美しくコントラストし、ネクタイのようにシャツに留められて、デザインとしての存在感をアピール。フォーマル向けのウール・シルクのつややかな光沢感が、タイムレスなシャツとショートパンツのセットアップに採用され、素材からもメゾンのクラフトマンシップを強く感じることができます。

生命そのものの象徴である花は、衣服の表面に施されるグラフィック柄であると同時に、衣服の一部となり、ラインに溶け込みます。ヴァレンティノ フラワー ポートレートプリントのコートは、クリーンなシルエットのトータルブラックのコーディネート。印象的なホワイトとグレーの巨大なフラワープリントが施されることで、クレープクチュール素材のフォーマルなコート全体に、ロマンティックで洗練されたテイストを与えます。

 

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6.＜THOM BROWNE/トム ブラウン＞

＜トム ブラウン＞2024年春夏コレクションは、都会の喧騒から離れ、緑あふれる隠れ家へと導くようなイメージで、牧歌的なムードを漂わせます。ジャケットやパンツ、スカートには、服の内部構造を前面に押し出すようなデザインを取り入れて、伝統的なテーラリングからの脱構築を提案。スタイリングに、リボンやネクタイ、羊型ハンドバッグなどのユニークな小物をアクセントに効かせて、クラシックなスタイルに遊び心あふれるエッセンスが光ります。

新しい季節のワードローブに欠かせないジャケットは、上質なファブリックと非の打ちどころのない職人技、トム ブラウンならではのエンブレムが特別な一着にしています。ツイードパンツと合わせて着こなせば、春らしいカラーリングの洗練された印象をアピール。上質なツイード生地は、1912年にイギリスのカーライルに設立された生地工場から仕入れたもの。シャープで機能的なダッフルバッグは、週末の遠出にも、外出の多い日にも使えます。

＜トム ブラウン＞の革新的なプロポーションと上質なクラフツマンシップを象徴するオールインワンは、一枚で着ても、スーツの上に重ね着しても使えるように作られています。そのスタイルに合わせたビジネスバッグは、オフィスからアフターアワーまで使用できるようにデザインされた、ダイナミックなフォルムの必需品。ブランドのシグネチャーである4バーストライプのディテールが目を惹きます。

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7.＜DSQUARED2/ディースクエアード＞

2024年春夏、ベビードールのような目、曲線的なボディ、気だるい歩き方でよく知られるベティ・ブープ（Betty Boop）が＜ディースクエアード＞とコラボレーション。アニメーションの“元祖生意気女子”のシンボルは、赤いマントを羽織って街を飛び回りながらクリエイティブ・ディレクター兼ブランドの創設者であるディーン＆ダン・ケイティンに憧れるウィットに富んだスーパーヒロインに！ メンズとウィメンズの特別コレクションに登場します。

スーパーヒロインのベティ・ブープが描かれたライトブルーウォッシュのメンズデニムジャケット。フロントとバックに長方形、時には重なり合うベティ・ブープのパッチワークプリントで飾られて、＜ディースクエアード＞とベティ・ブープのロゴが組み合わされています。

＜DSQUARED2/ディースクエアード＞

柔らかな羊革を使用したシングルレザージャケット。丁寧になめした上質な革がより着心地の良さを伝えます。インナーのコットンTシャツにはベティ・ブープとDSQ2のレッドロゴがあしらわれ、スタイリングのポイントに。

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8.＜Alexander McQueen/アレキサンダー・マックイーン＞

今シーズンの＜アレキサンダー・マックイーン＞は、洗練されたシンプルさ、カット、プロポーション、シルエットに重点を置いたコレクションを展開。より柔らかく、カーヴィーに作りこまれたデザインが特徴的です。メゾンの伝統的なウールテーラリングのアイテムは、丸みのあるシルエットや、すっきりとしたシャープなショルダーラインと細いウエストのアイテムが登場。オーバーコート、トレンチコート、パーカー、レザー、デニム、シャツ、ショートパンツなどと合わせたニーブーツには、実用的なディテールが施されています。

フロントを飾るブラックのフロッグ ジャカードのパネルが特徴的な「トロンプルイユボンバージャケット」。スリーブにジップドポケットとサイドにフラップポケット2つをあしらっています。インディゴデニム製ジーンズの「ターンアップジーンズ」は、5ポケットデザイン、ロールアップした裾、コットン製セルビッジのバインディング ディテールが特徴。ジップ＆ボタンクロージャーで仕上げています。

全体にトーン・オン・トーンのMcQueenグラフィティ プリントをあしらい、同系色のレザー製ハーネスを備えているブラックのナイロン製ショッパー。手で持っても、取り外し可能なレザー製ストラップを用いて肩に掛けても、斜め掛けでも活躍します。

 

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