2023.01.20 update

【特集】持つ喜び、撮る楽しさ。<Leica/ライカ>のカメラの魅力に迫る


新しい何かを会得、習得、楽しみたいと思ったとき、「形から入る」というのも上達に通じる一つの手です。”カメラ道”なら誰もが憧れる<Leica/ライカ>を手にしてみるというのはいかがでしょう。「普段はスマートフォンを使い慣れているので、なるべく小さくて軽くて、簡単に使えるカメラが欲しい」というイセタンメンズ プランニングマネージャー松岡 歩が訪れたのは、メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンスにある<ライカ>ストア。粕谷悠太店長は、「コンパクトなボディに<ライカ>の魅力が詰まっているデジタルカメラ『ライカQ2』をおすすめします」と言います。


  1. ファーストライカを探して、ライカストアの店長に質問をぶつけてみる
    1. コンパクトなボディに<ライカ>の魅力が詰まっているデジタルカメラ『ライカQ2』
    2. それぞれのモデルに良さがあって、それぞれのモデルにファンがいる<ライカ>
  2. 【ライカ体験記】松岡が<ライカ>で撮る。高揚感に満ちた撮影と、陰影の美しい写真
    1. 特別な時間を特別なカメラで撮る
    2. 日常に溶け込むライカ

ファーストライカを探して、ライカストアの店長に質問をぶつけてみる

左:<ライカ>伊勢丹新宿店店長 粕谷悠太氏
右:伊勢丹新宿店 メンズ館 プランニングマネージャー 松岡


粕谷悠太店長(以下、店長)
松岡さんはカメラをお持ちですか。

松岡 歩(以下、松岡) カメラは持っていません。スマートフォンで写真を撮ってインスタグラムなどにアップしています。<ライカ>は自分には敷居が高いかなとも思いますが、歴史があってスタイリッシュなデザインには憧れます。プロ用というイメージもありますね。

粕谷 松岡さん世代には、ドイツ製で、著名人や有名な写真家が使っていて、SNSなどでよく目にするカメラという印象だと思いますが、実機を手にしていただくと、非常にシンプルで使いやすいカメラだと思います。

松岡 実際に「初めての<ライカ>が欲しい」というお客さまには何を薦められますか。

 


 

粕谷 「どんな写真を撮りたいのか」というのが一番大事ですが、普段使いで身近な写真を撮るなら、デジタルカメラ『ライカQ2』がおすすめです。ドイツ製で、カメラとレンズの一体型なので交換レンズが必要なく、オートフォーカスで撮れるので、これ一台で<ライカ>の写真を楽しめます。

松岡 デザインがカッコイイのはもちろんですが、構えてみるとさらにカッコイイ。独特の存在感がありますね。

 

コンパクトなボディに<ライカ>の魅力が詰まっているデジタルカメラ『ライカQ2』

 


粕谷 『ライカQ2』は、とても操作性がシンプルです。フルサイズセンサーを搭載し、開放F値1.7という非常に明るい28mmの単焦点レンズを搭載していて、立体感のある描写が楽しめます。また、埃や水滴の侵入を防ぐ特殊な保護シーリングを施しているので、アウトドアシーンでも気軽に使えるのも好評です。

松岡
 ファインダーが付いているので、覗きながら画角を決められるのもいいですね。

粕谷 このカメラには手ぶれ補正機能を搭載していますが、ファインダーを覗きながらしっかり脇を締めて構えて画角を決めるのは、スマートフォンでは得られない体験です。
 
松岡 『ライカQ2』で撮ってスマホに転送はできますか。

粕谷 <ライカ>の専用アプリ「Leica FOTOS」を使えば、スマートフォンやタブレットに転送できます。SNSに撮って出しでアップすることも可能です。

松岡 構えてみると思ったよりゴツくないし、重くないですね。ちょっと撮ってみていいですか。

粕谷 『ライカQ2』はオートフォーカスで簡単に撮れますが、マニュアルでも使えて、接写も可能です。試し撮りしてみてください。

 

 

松岡 背景のボケ味がきれいですね。仕上がりの色も素晴らしいです。『ライカQ2』は一台でかなりおいしいカメラですね。シャッターを押すだけで、<ライカ>の世界が楽しめます。

粕谷 スマートフォンの写真に慣れている方が、「より一歩踏み込んだ写真を撮りたい」と思ったり、SNSにアップされている<ライカ>で撮った写真を見て、「自分もこんな写真を撮ってみたい」と感じたりした方のエントリーモデルのひとつが『ライカQ2』です。

 

それぞれのモデルに良さがあって、それぞれのモデルにファンがいる<ライカ>


松岡 『ライカQ2』の魅力はよく分かりましたが、よく、「<ライカ>は『M』」というのを聞きます。『M』シリーズのカメラは難しいですか。

粕谷 デジタルボディでマニュアル撮影の『ライカM11』は、いわば、ファーストライカであり、最後のライカにもなります。『ライカQ2』からステップアップして使う方、いつかはM型を使いたいという方、最初から<ライカ>らしく始めたい方が選ばれるカメラです。

 

左:<Leica/ライカ> MP 748,000円
中:<Leica/ライカ> M11  1,298,000円
右:<Leica/ライカ> Q2  825,000円

伊勢丹新宿店メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス

 

松岡 M型ライカはマニュアルなんですね。

粕谷 M型ライカは、「写真を撮る過程を楽しむカメラ」とも言えますね。レンズに電子部品を使っていないので、機械式時計と同じようにレンズをメンテナンスしながら長く使えます。最近、フィルム撮影の人気が再熱して、同じM型ライカでもある、真ちゅうの削り出しカバーを使ったフィルムカメラ『ライカMP』も注目されています。

松岡 『ライカMP』は見た目もクラシックでカッコイイ上に、重さもしっかりとありますね。

粕谷 『ライカM11』が写真を撮る過程を楽しむカメラなら、『ライカMP』は「撮る行為に集中する」カメラですね。両機ともMシステムのレンズを共通で使えます。


松岡
『ライカQ2』、『ライカM11』、『ライカMP』と3台見せてもらいましたが、<ライカ>のこの特別感って何でしょうか。

粕谷 もちろん<ライカ>の光学技術によるものですが、ドイツの設計者は、「数値だけではなく、写真の仕上がりを見て設計していて、スペックだけではない<ライカ>の歴史がレンズに宿っている」と話していました。

松岡 なるほど。店長のお話を伺う前は、操作が難しそうと思っていましたが、特に『ライカQ2』は構えてみて一体感を感じたので、撮ってみたいな、<ライカ>を持ちたいなと思ってきました。

 

 

粕谷 <ライカ>は、持ったときに「撮りたいな」と思わせてくれるカメラで、驚くような写真が撮れて、「また撮りたい」と外に連れ出してくれます。

松岡 <ライカ>によって行動が広がるということですね。洋服や靴もそうですが、本物本質のものに投資して身にまとうことで、今までとは違う場所に所有者を連れて行ってくれることがありますよね。高価なカメラですが、新しい場所に連れて行ってくれるのはうれしいです。

粕谷 見慣れた風景も<ライカ>で撮ったら全然違う雰囲気で撮れたとお話しされるお客様も多く、<ライカ>オーナーをよりアクティブにさせてくれます。


松岡
やっぱり僕には『ライカQ2』が合っている気がします。

粕谷 「どんな写真を撮りたい?」というのが前提ですが、『ライカQ2』は<ライカ>らしい写真が簡単に撮れるカメラで、M型ライカの『ライカM11』は同じデジタルカメラですが、長く苦楽をともにするカメラとも言えます。

松岡 詳しいご説明、ありがとうございました!

 


Leica/ライカ

ライカ Q2 

825,000円

■メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス
※店頭のみ取り扱い

Leica/ライカ

ライカ M11 シルバークローム
※レンズは別売りです
 1,298,000円

■メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス
※店頭のみ取り扱い
 

 

【ライカ体験記】松岡が<ライカ>で撮る。高揚感に満ちた撮影と、陰影の美しい写真

特別な時間を特別なカメラで撮る

 

ライカを手に入れて行きたかった場所、2019年に開業した軽井沢の「ししいわハウス」。建築家の坂茂氏がデザインした自然の中のリトリートだ。

長野県出身ということもあり冬の長野の魅力は十分に理解していたつもりだったが、上京してからなかなか忙しくて足が遠のいていた。でもこの「ししいわハウス」を建築誌で知ってから、次の冬の長野はここで過ごしたいと思っていた。

今回は、あたためておいた自分へのご褒美として、冬の短い休みを利用して足を運んだ。もちろんライカを携えて。大自然と美しく調和することを大切に、丁寧なビスポークで創られたリトリート・コレクションであるししいわハウスで、建築、デザイン、アート、美味しい料理と今自分が関心のある要素を、そこで過ごす時間とともに写真に残したいと思った。

 

 



<Leica>で撮影  ▶もっと画像を見る

 

ライカでの撮影は今までのスマートフォンでの撮影とは完全に「別物」だった。それは写真自体はもちろんのこと、写真を撮影しているときの「気分の高揚」も含めてだ。

「構図を決めること」「フォーカスするものにピントを合わせること」「絞りを決めること」「シャッターを押すこと」「PLAYボタンで撮れた写真を確認すること」これら全てがスマートフォンでのワンタッチの撮影よりも、工数は多くありつつも全く億劫ではなかった。むしろ「写真を撮ることにより入り込む」という点では「自分の好きにより没入する」感覚と近しい感覚で素晴らしい体験だったように思う。

 

<Leica>で撮影

スマートフォンで撮影

 

スマートフォンで撮影した画像と比較すると、ライカの画像は、光の捉え方、陰影の美しさ、立体感などの面で、明らかに違う。インスタグラムのグリッドに落とし込んだ時にもその差は歴然だ。スマートフォンは手軽で親密な相棒だが、写真を楽しむ、という点ではライカに敵うものではないだろう。


2024年には「ししいわハウス箱根」が誕生するらしい。ししいわハウス以外にも、ライカがこれからどんな「新しい場所」へ自分を連れていってくれるか楽しみだ。

 

日常に溶け込むライカ

 

ファッションを仕事にしていることもあり、「スタイリング」の発信を意識的に行っている。そんな普段の仕事とも関連した撮影時にもやはりライカの力はいかんなく発揮される。



<Leica>で撮影

自分の「好き」を世の中に発信するなら、その魅力が淀むことなく伝えたい。年齢を重ねるにつれ「好き」なモノやコトの質・グレードも変化してきたが、同じように撮影する機材や発信するコンテンツにも質・グレードを求めるようになった。ライカの存在が良い物をより良い形で発信する、という望みを叶えてくれるだろう。


Text:Makoto Kajii

Photo:ISETAN MITSUKOSHI

 

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