【特集】<N.ハリウッド アンダーサミットウエア>から新たに「オーバーサイズ」が登場!辿り着いたモダンな万能性とは?
多彩なライン、多様なプロジェクトによって常に革新し続けるデザイナーズブランド<N.ハリウッド>。その最上級アンダーウエアラインである<N.ハリウッド アンダーサミットウエア>が、既存のサイズ展開から大きく逸脱した超ビッグシルエットの「50」サイズを発売する。この<N.ハリウッド アンダーサミットウエア>が幅広い層から、熱すぎる支持を集め続ける理由やこの新たなサイズに込められた意味、そしてサイズ選びの重要性などについて、<N.ハリウッド>オールストアマネージャーの川住龍司氏に訊いた。
<N.ハリウッド アンダーサミットウエア>が愛される理由
尾花大輔氏率いる<N.ハリウッド>は日本が世界に誇るデザイナーズブランドであり、フォーマルラインの<N.ハリウッド コンパイル>、ミリタリーウエアをデザインソースとする<N.ハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス>など、ブランドの世界観を維持しつつも多様で多彩なクリエーションを展開している。そのなかでも特にユニークなのが、肌着とベーシックアイテムに特化した<N.ハリウッド アンダーサミットウエア(以下、NHUSW)>だ。ファッション好きならそれぞれが異なるお気に入りのブランドやデザイナーがあるなかで、さまざまな世代やスタイルの人々から幅広く支持され、「アンダーウエアはココ!」と決めている人も非常に多い。
“デザイナーズブランドの肌着ライン”が、なぜこれほど多くの人を惹きつけるのか───。<N.ハリウッド>のオールストアマネージャーであり、自ら長年<NHUSW>を愛用している川住龍司氏に、その理由を尋ねてみた。
「まずは、日本のデザイナーズブランドとしてアンダーウエアにとことんこだわって、きちんとラインとして展開するということに、いち早く取り組んでいたことが挙げられると思います。コーディネートの主役にもなるアンダーウエアは、ブランドを象徴するアイテムでもありましたから」
人目に触れない文字通りの下着であったアンダーウエアは、時代とともに見せる下着へ、そして魅せる下着へと進化を遂げてきた。<NHUSW>は上質で心地よく、さらに上品に魅せるデイリースタンダードとしてのアンダーウエアという評価を確立。そのパターンの美しさや品質の高さ、汎用性の高さ、ありそうでなかったバランス感などによって、驚くほど広範なファンを獲得してきたというわけだ。
「上品なベーシックアイテムは、キレイめに着こなせるのはもちろん、ジーンズなどラフでカジュアルなアイテムとバランスを取るうえでも非常に効果的です。しかし<NHUSW>が多くの支持をいただいている最大の要因は、繰り返し袖を通したくなるような着心地と、幅広いコーディネートへの馴染みの良さを生み出す、豊富なサイズ展開にこそあると思います」
体型ではなく、スタイルに合わせるサイズ選びの重要性
半袖、五分袖、長袖などはもちろん、襟の形もクルーネック、Vネック、ボートネックなど、多彩なバリエーションを展開している<NHUSW>のコレクション。独自の生地開発からパターンメイキングまで、こだわり抜かれたTシャツやロンTなどのベーシックアイテムは、徹底的にムダを削ぎ落としたデザインに対し、サイズ展開は32(XXS)から44(XXL)までの全7サイズというバリエーションを誇る。しかしこれは、小柄で華奢な人から背の高い体格のいい人まで、広範囲にカバーすることを意図したものではない。
「お客さまにもおすすめしているのですが、僕自身、今日もジャケットのインナーとして着ている五分袖Tシャツの『22RCH』は38サイズ、1枚で着るときは40か42サイズという風に、同じモデルでもコーディネートやタックインの有無などによってサイズを替えているんです」
まったく同じモデルのTシャツを、サイズ違いで所有する───これこそ、<NHUSW>というブランドの真骨頂だ。前時代的な“ジャストサイズ”というものはあまり意識せず、顧客にもどんな形をどんなスタイルで着こなしたいかをヒアリングしたうえで、その都度ベストなモデルとサイズの組み合わせを提案しているのだという。
「たとえばこのスタッフが着ている『16RCH』、彼が細身のパンツに合わせてシャープに見せたいときの“ジャストサイズ”は36だと思いますが、やや太めのパンツに合わせて上品なリラックス感を演出したいなら、3サイズアップの42くらいが丁度いい。サイズ次第で印象はガラッと変わりますし、季節によって替えるというのもおすすめ。単純にゆとりのあるシルエットを求めてサイズアップしたくても、これほどサイズ展開しているブランドは他にはないと思うので、その日のスタイリングやご自身の心地よいバランスに合わせたサイズ選びを楽しんでいただきたいです」
さらに川住氏が指摘するのが、アンダーウエアらしからぬ<NHUSW>のアイテムの、洗練されたテクスチャーだ。
「『22RCH』にも『16RCH』にも、ボディには定評のあるスビンゴールドという希少で上質な超長綿を使用しています。高級感のある艶やかな表情が魅力で、一般的な天竺のアンダーウエアとは、一線を画す上品さが漂うんです」
さらに同型で、より光沢感のある滑らかなコットン&リヨセル生地(21RCH)を用意しているという“奥行き”感も、<NHUSW>が多くのファンを獲得している要因だ。確かにこれなら、色、形、生地、サイズと、とことん自分好みの“ベーシック”を深堀りでき、オーダーメイドのような感覚が味わえるかもしれない。
「しかも大切に着続けていれば、型崩れや生地の風合いが損なわれるといったことが少なく、この優れた耐久性というのも、重要なポイントだと思いますね」
サイズ「50」で辿り着いた境地とは。
すでに32から44まで、全7サイズで展開されている<NHUSW>のコレクション。ここに新たに加わることになるサイズ50は、人気の3型をピックアップし、昨今のスタイリングに馴染みやすいサイズの再考からビックサイズとなり発売される。ハイブランドを中心にストリート感覚たっぷりなビッグシルエットが中心となっている現代では、ある意味で“スタンダード”ともいえるこの新サイズにも、やはり<NHUSW>ならではのこだわりが凝縮されているようだ。今回「50」サイズをリリースする3つのモデル
「『必要最低限のアウターとして着られるアンダーウエア』がコンセプトの<NHUSW>にとって、シーズンに関わらず、いつでも“ベスト”で”ジャスト”な1枚を手に入れられることはとても大切です。しかし時代性やスタイルが大きく変化するなかで、タイムリーなモデル、素材、シルエットなどを提供することも、同じくらい大切なことなんです」
定番ブランドとしての地位に甘んじることなく、定番モデルのウール生地バージョンや、紫外線防止と接触冷感効果のある機能性素材を駆使したバージョンなど、スポット的にさまざまな新提案を行うことで革新を遂げてきた<NHUSW>。そんなブランドがカジュアルになりすぎない、上品なビッグシルエットが得られる50というサイズを展開することは、必然のなりゆきだったのかもしれない。これまでなかったのが不思議に思えるくらい、「16RCH」のサイズ50を着こなすスタッフの佇まいに違和感はなく、それでいて絶妙にフレッシュで<NHUSW>らしいとも感じられる。
「これまで“大きめ”サイズを着たことがなかったけれど、ドカッとした大胆なビッグシルエットを着るようになった───そんなお客さまが増えてきたという背景もあり、現代的なオーバーサイズの<NHUSW>を求める声が多くありました。そのために必要だったのが、46でも48でもなく、50サイズだったんです」
モードなストリート感のあるオーバーサイズながら、生地はスビンゴールド綿ならではのリッチな光沢を放ち、流れるような美しいビッグシルエットに。さらに劇的なビッグサイズ化に併せ、パターンやディテールの仕様は細かく再考され、”リデザイン”といってもよいほどの作り込みがなされているというのも、納得できる端正な仕上がりだ。
「中途半端なサイズアップでは、着こなしやシルエットに変化を求めたい顧客の意図にもフィットしません。それに普段から太めのパンツしか穿かなかったり、ストリートなスタイルが好みだという方が、『いつもより上質な生地感のTシャツがほしい』と<NHUSW>を選んでいただけるケースも多いんです。<NHUSW>らしい超ビッグシルエットは、そういったお客様の需要に“ジャストフィット”すると思っています」
この絶妙なサイズ感とシルエットは、太めのパンツと合わせればリラックスしながらエレガントに。細身のパンツと合わせれば、ハイコントラストでシャープかつエッジィに仕上がるとても汎用性の高いものだ。
衿裏のピスネームやセンターバックシームなど、決してこれ見よがしではなく、さりげなく“それ”とわかるディテールにも事欠かない<NHUSW>のコレクション。デザイン、素材、シルエットに加え、大胆なオーバーサイズ感という要素まで手にした50サイズのアイテムは、アンダーウエアとして、カジュアルウエアとして、そしてアウターウエアとしてさまざまな着こなしが楽しめる、完璧な1枚となりそうだ。
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Text:Junya Hasegawa(america)
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