ファッション界の賢者3人と紳士靴バイヤーが対談!三好 良・髙島 涼・平澤 香苗に訊く「Meets your J.M. WESTON」
<J.M. WESTON/ジェイエムウエストン>から春の便りが到着です。2020年にスタートしたプロジェクト「WESTON VINTAGE/ウエストン・ビンテージ」は、昨年4月に伊勢丹新宿店メンズ館で国内初のポップアップを開催。初日には行列ができるほどの好評振りでしたが、2022年も、5月4日(水)から17日(火)まで、伊勢丹新宿店 メンズ館1階 ザ・ステージにて開催することが決定!
今回、2度目の開催を記念し、メンズ館紳士靴バイヤーの宮下創太が、<ジェイエムウエストン>の魅力を深堀りすべく、個性溢れるファッション界の賢者と対談!業界を代表するファッションディレクター、注目の若手インフルエンサー、敏腕女性編集長に「三者三様のウエストン像」を訊ける貴重な機会を実現しました。
マイ・ウエストンVol.1
三好 良 1LDKアドバイザー
最近、「#690 ヨット」のブラックを購入。<ジェイエムウエストン>はちょうどいいモテ感があります
宮下創太(以下、宮下):スニーカースタイルのイメージが強い三好さんが「Yachting derby #690(ヨット ブラック)」を購入されたと聞いて見に来ました! どういう心境の変化があったのでしょうか。三好 良(以下、三好): 実は<ジェイエムウエストン>の「#690 ヨット」はずっと頭にあって、いつか買おうと思っていました。ちょうどタイミングが来たという感じですね。
宮下: 黒のヨットは<ジェイエムウエストン>の隠れた名作です。どこが気に入っていますか。
三好: もともとデッキシューズは好きなんですが、“ドレス顔したデッキシューズ”は<ジェイエムウエストン>のヨットしかなくて、デザインも好きだし、自分の普段着をちょっと格上げしてくれる感じがとても気に入っています。
宮下: メタルアイレット横に刻印された“J.M. WESTON”の刻印もカッコイイですよね。
三好: この冬はフリースのパンツに合わせたりしましたが、これからならドローコード付きのパンツとTシャツやトレーナーなど、カジュアルウェアに合わせても、スタイリングが引き立ちますね。
宮下: 最近は、ちょっとスニーカーに飽きてきて、「久しぶりに革靴を履きたい」という方がメンズ館に多く来られますが、三好さんも「久しぶり派」ですか。
三好:これまで普段はほぼスニーカーで、革靴はあまり興味がなかったのですが、35歳になって、靴や時計、クルマなど、「年相応」のいいものを買えたらいいなとやっと思うようになりました。
宮下: そんな三好さんの中での<ジェイエムウエストン>とはどんな位置づけですか。
三好: いい意味で、「手が届く範囲のハイクラス」ですね。スニーカーは好きですが、革靴にチェンジするとまた気分は変わるし、どこかへ出かけたくなります(笑)。
今履くならウエストン。「ウエストン・ビンテージ」はちょうど良い
宮下: 「ウエストン・ビンテージ」を実際に見ていかがですか。
三好: 思った以上にきれいですね。フランス生まれのウエストンならではのエレガントで高貴な感じはそのままで、サイズが合えば2足目が欲しいです。
宮下: 2足目ならどのモデルがいいですか。
三好: ヨットの色違いか、「#180 シグネチャーローファー」かな。スエード素材のものも履いてみたいですね。
宮下: 三好さんは、「革靴の効果」ってどう思われますか。
三好: 男って、パンツの好きな感じはなかなか変えられませんが、スニーカーから革靴に変えるだけでスタイリングと雰囲気が変わるのは楽しいですね。それに、<ジェイエムウエストン>を合せてみると「そんなに気張らずに、普段のスタイルでいいんだよ」と言われている気がします。
宮下: 靴を変えるだけで新しい世界が開けますよね。
三好: 僕は女性が履いている<ジェイエムウエストン>のローファーがすごく素敵に思えるんですが、男性もウエストンを履いているとモテそうですよね。感覚的に、ちょうどいいモテ感があります。「大丈夫」って背中を押してくれるというか。
宮下:今日の三好さんのスタイルにもピッタリ合ってましたし、確かにウエストンには「間違いない」感覚はありますね。
マイ・ウエストンVol.2
髙島 涼 ファッションディレクター
<ジェイエムウエストン>はスニーカーの延長線上で、シフトしやすい革靴というイメージ
宮下:新世代のファッションアイコンとして幅広くご活躍されている髙島さんから見た、<ジェイエムウエストン>の印象を伺いたいのですが、まず普段革靴を履かれていますか?
髙島 涼(以下、髙島):ずっとスニーカーばかり履いていましたが、最近は革靴が気になっています。コロナ禍でカジュアルウェアにシフトしましたが、そろそろジャケットも着たくなってきたので、合わせられるような革靴を取り入れたいと思っています。
宮下:確かに、ファッショントレンド的にもクラシック・ネオトラッド回帰になっていて、メンズ館の紳士靴にも「革靴でストリートっぽく着こなしたい」という方が多くなっています。そういう方は<ジェイエムウエストン>を選ぶことが多いんですよ。
髙島:自分の革靴歴では<ジャラン スリウァヤ>や、最近は<レ ユッカス>を履いています。実は<ジェイエムウエストン>はまだ履いたことがありませんが、老舗ブランドという事もあり注目していて、「ゴルフ」は欲しいと思っていました。
宮下:髙島さんが「靴に求めるモノ」はなんですか。
髙島:一番は、歩きやすさですね。長く履いている靴を思い出すと、歩きやすくて、履いていて楽なものが多いです。フォルムの美しさやファッションとの相性の良さも重要視していますね。
宮下:今日は、高島さんが注目している「ゴルフ」をお持ちしました。履いてみてどうですか?
髙島:「ゴルフ」は、「スタイリング万能」なイメージがあります。スーツからカジュアルまで気負わずなんでも合わせられて、足元には品があるというか。今の時期、ジャケットにデニムと合わせるといいですね。
宮下:「スニーカーから乗り換えやすい」のもウエストンの人気のポイントです。「ゴルフ」はオールテラソールという凹凸のついた厚めのラバーソールを使用しているため、雨の日用で履く人も多いです。
髙島:それなら雨の日の自転車乗りにもいいですね。ゴルフ、ますます欲しくなってきました!
新しいカテゴリー「ウエストン・ビンテージ」から選ぶ“ファースト・ウエストン”もいい
宮下:「ウエストン・ビンテージ」から「#180 シグニチャーローファー」と「#640 ゴルフ」を持って来ました。このプロジェクトのコンセプトはどう思いますか。
髙島:一度世に送り出した靴をメーカー自らが回収して、アップサイクルするのは画期的ですね。モノを次世代に受け継いでいくという素晴らしいプロジェクトで、とても興味があります。実際に「ウエストン・ビンテージ」の靴を見ると、とてもきれいにリペアされていて、中にはほとんど新品と変わらないものも。自分は今年30歳ですが、私たちの世代は共感すると思います。
宮下:お客さまから「ウエストンは最初のフィッティングがきつすぎる」という声も多いのですが、この「ウエストン・ビンテージ」はいい感じに足に馴染んでくれるのも、見逃せないメリットです。
髙島:それはうれしいですね。<ジェイエムウエストン>は、スニーカーの延長線上で、シフトしやすい革靴というイメージあるので、履きなじみが良いというのはうれしいです。“ファースト・ウエストン”を「ウエストン・ビンテージ」から選ぶのもアリですね。
マイ・ウエストンVol.3
平澤 香苗『MEN’S EX』編集長
オンスタイルもカジュアル化の時代にちょうどいい“長く愛せて、自分で育てていく”靴
宮下: 平澤編集長とお会いすると、よく「#180 シグニチャーローファー」を履かれていて、とても印象に残っています。
平澤香苗(以下、平澤):今日も履いてきましたが、ベージュとブラウンのヌバック×パテントのコンビは大好きで、2015年にオーダーで作ったときから、今でも登板回数はナンバーワンです。これが“ファースト・ウエストン”で、今、全部で4足のローファーを持っていますが、このコンビは時間が経つごとにどんどん愛着度が増しています。
宮下: そのコンビはまさに“平澤配色”ですね。「#180 シグニチャーローファー」のどこに魅力を感じていらっしゃいますか。
平澤: スーツにもデニムにもオールマイティに合わせられるところですね。特に今は、ドレスとカジュアルの線引きが曖昧な時代なので、こういう雰囲気のローファーは重宝します。このコンビを履いて人と会うと、靴から会話のきっかけになることも多いですよ。
宮下:「#180 シグニチャーローファー」はまさに定番モデルですが、「靴の定番」の魅力は?
平澤:ロングセラーの靴を見ると、ファッションに左右されない形で、トレンドも柔軟に受け止める奥深さがあります。特に<ジェイエムウエストン>は、オン寄りのオフにも、オフ寄りのオンにも合わせやすいデザインで、今の雑誌の編集方針とマッチしていますね。
宮下: メンズ館の紳士靴フロアに来られるお客さまの消費行動も変化していて、「10年、20年履ける革靴」の人気が高くなってきています。
平澤:「一足、良い靴を」という傾向は今後も強まっていくでしょうね。納得して買った靴ならキズも味になっていくし、自分のワードローブを見ても、長く愛せるモノが残っていきます。これからの買い物の仕方も変わっていくはずです。
新品に近い雰囲気がある「ウエストン・ビンテージ」で、着こなしに品と格を
宮下:「ウエストン・ビンテージ」の印象はいかがですか。
平澤:初めてじっくり拝見しましたが、これだけのラインナップがあって、想像以上にきれいな印象でした。新品に近い雰囲気がありながら、お手頃なプラスで買えるのは嬉しい。ウエストンファンにはもちろん、“ファースト・ウエストン”を探している人にも見逃せませんね。
宮下:そうなんです。このビンテージは程よく履き込まれていてリペアが施されているので、革が柔らかくてアタリがきつくないんです。
平澤:それは、ウエストンに憧れている人にちょうどいいですね。
宮下:革靴を手入れしながら、自分で育てていくという靴にも最適です。
平澤:世間では、スーツ離れと言われている一方で、またスーツを着たいという人も増えてきています。いきなりドレスアップには抵抗がある人も、ウエストンのような「カジュアルな雰囲気がありつつ、品格が出せる」靴は、背伸びせず履けると思います。
宮下:<ジェイエムウエストン>で「もう一足」買うとすると何ですか。
平澤:「もう一足」と言われたら、大好きなコンビの配色のローファーを買いますね。あとはライトブルーのゴートスエードも気になっています!
宮下:やっぱりローファーなんですね!
【イベント記事こちら】▶「ウエストン・ビンテージ」が再び登場!<ジェイエムウエストン>ポップアップストアがオープン。
- 開催期間:5月4日(水・祝)〜5月17日(火)
- 開催場所:伊勢丹新宿店メンズ館1階ザ・ステージ
Text:Makoto Kajii
*撮影時のみマスクを外して、撮影を実施しています。
*本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Text:ISETAN MEN'S net
三越伊勢丹オンラインストア
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紳士靴Instagram:@isetanmens_shoes
三越伊勢丹のラグジュアリーオンラインストア「ISETAN MITSUKOSHI LUXRY」では、5月4日(水・祝)より、コードバンモデルとキャンバススニーカーの受注を承るほか、5月11日(水)より、「ノマドレザーグッズコレクション」の販売も予定しているので、こちらもお楽しみに。
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