ジェンダーレスな視点で見えてくる、プレゼントとの出会い|Bag Story Vol.1
伊勢丹新宿店メンズ館地下1階のバッグコーナー、男性のお客さまなら一度は足を踏み入れたことがあるのではないだろうか?実はこのバッグコーナーは、トートバッグ、リュック、ミニバッグなど多種多様なアイテムを取り揃えていることはもちろんだが、ユニセックスで使用できるバッグも数多く展開しているのだ。もちろん、このジェンダーレスな視点で見ないと気付かない事も多い。今回は、彼女に向けたギフトを探す主人公が、“新しい視点”でバッグを探すストーリーである。
【PROFILE】
悠佑(主人公)
麻代(悠佑の彼女)
誕生日、ホワイトデー、クリスマス、本音は、「彼女に贈るモノが分からない?!」
悠佑の密かな悩みは、彼女である麻代へのプレゼントを探しに行くこと。いわゆるキラキラ系女子の麻代に、何を贈ったら喜ばれるのかよく分からないし、レディースのショップは入るのも恥ずかしい。毎年様々な記念日のプレゼント選びに苦労している。
ある日の休日、悠佑はオーダーしたシャツを受け取りにメンズ館へ。帰りに、地下1階から本館へ抜けようとし悠佑が思わず目を止まったのはバッグコーナー。ふと、今年は働き方も変わったから、そろそろバッグを買い替えようかなぁ、、、そんな思いがよぎりつつ中へーーー
そこで見たのは、彼女でも使えそうなバッグ・・・!
「おっ!今年のプレゼント探しはここで決められる?!!今まで毎回迷い続けたプレゼント。いつも足を運んでたメンズ館のバッグコーナーでも選べるのか?!これは新たな発見だ。」
バッグコーナーのスタイリストが声をかけてくれた。
聞いてみると、ここ数年、特に女性のお客さまが増えているという。主な理由は、メンズ/レディースという考え方が若者を中心になくなってきていること、またコロナ禍でリモートワークが当たり前になり、PCを持ち歩くために実用的なバッグが必要になったことだそう。
「なるほど、そういえば麻代も、休日デートのときは小ぶりでオシャレなバッグで来るけど、仕事帰りに会うときはA4が入るシンプルなトートをたまに持っているな……」
確かに、この前のデートのときに、「ちょうどいいバッグがないのよね」という話をしたばかりだ。
「あの……、彼女に“ちょうどいいバッグ”をプレゼントするなら・・・」と、スタイリストにさらに詳しく話を聞いてみた。スタイリストのオススメの中から自分もあげたいと思ったバッグは……
仕事がデキる女性が喜ぶ、ビジネスでも活躍するトートバッグ
スタイリスト:最近はキャッシュレス化などがさらに進んで、持ち物が軽く、小さくなった反面、リモート会議などによるパソコンの持ち出しや、帰宅時に夕食などのお買いものがあったりすると、それなりの大きさのバッグが必要になります。また、バッグ内で整理整頓がしやすいこともバッグ選びのポイントになりますが、レディースの鞄売り場で、ビジネス用でも使えるシンプルで使いやすいバッグを探そうとすると、可愛すぎてしまったり、サイズが物足りなかったり……、というケースもあるようです。
悠佑:メンズ館は基本的にメンズアイテムだけだと思っていたけれど、よく見ると女性も使えるデザインのものも多いんですね。ここ最近の彼女のビジネススタイルから考えると、<容量>×<収納>などに焦点を絞ってセレクトしてみようかな。
1.〈ダニエル&ボブ〉の電車の中でもかさばらない縦型トートは、スマートな印象
スタイリスト:上質な素材と独自の洗練されたデザインが特徴のイタリアのレザーグッズブランド〈Daniel&Bob/ダニエル&ボブ〉。メンズ館ではトートバッグから巾着まで幅広くラインナップしておりますが、女性のお客さまなら、新作のA4サイズの縦型トートバッグ(写真左)がおすすめです。やわらかくハリのあるシュリンクレザーとスウェードのダブルフェース素材をスッキリと一枚仕立てにした佇まいがコーディネートを引き立ててくれます。
悠佑:縦型だからスタイリングにコンパクトに収まって見えて、スマートな印象ですね。シンプルにブラックも良いですが、暗くなりがちな秋冬コーデのアクセントにボルドーは喜ばれそう!
2.〈トゥミ〉のレディースラインは、軽量レザーで快適に持てるのが◎
スタイリスト:ビジネスマンに非常に定評のある〈TUMI/トゥミ〉からは軽量なレザーを使用したトートバッグです(写真右)。〈トゥミ〉は、ブリーフケースなど男性向けのビジネスバッグのイメージが強いですが、レディースラインも製造していて、メンズ館でもご好評いただいております。シンプルながら小分けに便利なマグネット付きアクセサリーポケットや、防水加工を施したボトルポケットなど収納も豊富です。
悠佑:〈トゥミ〉にレディースラインがあるのは知らなかった。洗練された雰囲気がありつつも、パソコンなどを持ち歩いていて重そうだから、バッグ自体が軽くて、収納が多いのは女性にとって嬉しいポイントだろうな。
3.柔らかい風合いでカラーバリエーションも豊富な〈ペッレモルビダ〉
スタイリスト:素材・縫製ともに国内生産に拘り、上質なレザーグッズを提案する〈PELEE MORBIDA/ペッレモルビダ〉のトートは、フリーアナウンサーの宇賀なつみさんとのコラボレーション商品で柔らかい風合いながらビジネスでも使用できる実用的な作りで、メンズ館のポップアップショップでも大変好評でした。肩掛けしやすい長めのハンドルも使いやすいです。
悠佑:優しい印象ですね。スーツにはもちろん、ちょうどグレーのコートを持っているから合わせても良さそうだし、派手になりすぎないシンプルなデザインなところも良い!
実際に彼女が持ってみると・・・
彼女もついにリュックデビュー!? 容量たっぷりリュック
悠佑:トートバッグも良かったけど、彼女、「リュックも気になる」と言っていたなぁ……。スタイリッシュな服を着ることもあるし、可愛くなりすぎないデザインの方が好みに合いそうだ。それに仕事後にピラティスにも通っているから、着替えなど荷物が入るものだと良いのかな。
スタイリスト:婦人売場でも人気の“リュック”ですが、女性向けは容量が小さかったり、色使いがカジュアルだったり。かといって紳士用は無骨なイメージになりがちですが、男性でも女性でもしっかり使えて、なおかつ大げさになりすぎないリュックをご紹介します。
1.〈コートエシエル〉の人間工学に基づいた特徴的なシルエット
スタイリスト:モダンなデザインで人気のラゲージブランド〈cote&ciel/コートエシエル〉のリュックです(写真左)。個性的でありながら実用性も確かで、この「Isar Rucksack Small」は最大13インチのデバイスまで対応できる内部構造と、すぐにアクセス可能なサイドポケットが特徴です。
悠佑:持つだけでファッショナブルな洋服の一部になるデザインが良いですね。他の人とはかぶらない斬新な形状で、容量も入るから、彼女は気に入るかも。
2.健康寝具素材を活用して「荷物を入れても軽く感じる」、新感覚リュックは〈ポータークラシック〉から
スタイリスト:人間工学に基づいて重量を分散させる昭和西川の「muatsu(ムアツ)」と、職人技による芸術的な商品にコアなファンも多い〈Poter Classic/ポータークラシック〉が手を組んだ次世代バッグ「ニュートン」シリーズのシティリュックです(写真右)。多数のポケットと収納スペースを持ちながら、荷物を入れてもとても軽やかなので、仕事ではPCを、プライベートでは着替えを入れるなど多岐にわたりご利用いただけます。
悠佑:背負ってみるとこれまでにないような感覚!習い事がある日はいつものパソコンに加えて色々と荷物が増えて重くなるようだから、これなら良いですね。ネイビーの他に、オリーブやゴールドもあるのか~迷うなぁ。
3.〈ポーターガール〉は金具部分を女性らしい光沢感のあるゴールドで統一
スタイリスト:今年で創業85周年を迎える吉田カバンのレディースライン<PORTER GIRL/ポーターガール>もメンズ館で扱っています。非常に軽量で、タテ糸にナイロン糸、ヨコ糸に原料の段階から着色した黒のポリエステル原着糸を使用しているので、上品で落ち着いたカラーリングも魅力。A4サイズの書類やファイル、11インチのPCも収納可能です。
悠佑:スッキリしたシンプルなデザインで良いですね。ゴールドのアクセサリーをつけていることが多いから、ゴールドのジップが良さそう!
実際に彼女が持ってみると・・・
一度使ったらやみつき間違いなし?! ポケットの延長線上にミニバッグ
悠佑:ビジネスシーンや大きいサイズのバッグをプレゼントしたら喜ばれると思うけど、最近オフの時に使える小さめのバッグも探しているようなんですが……。
スタイリスト:婦人服は紳士服と比べてポケットが少なかったり、あっても浅いものが多いですよね。身の回りの細々したモノを小さめのバッグに入れることで、洋服のシルエットも崩さないですし、着こなしのアクセントにもなります。
1.メイド・イン・イタリーのクオリティを凝縮した〈ステファノマーノ〉のサコッシュ
スタイリスト:1974年創業のイタリアのファクトリーブランド〈STEFANOMANO/ステファノマーノ〉のサコッシュです(写真左)。今シーズンからカジュアルコレクションに一層力を入れていて、このサコッシュは、本体だけではなくショルダーまでシュリンクレザーを使用。スポーティー過ぎず、上品な印象でコーディネートできます。
悠佑:確かに上品な雰囲気ですね。ショルダーにもレザーを使っているところにも拘りを感じます。スマートなデザインで、洋服の邪魔にならず、合わせやすそう!
2.〈トモエ〉が得意とする「レザー×異素材」のコンビネーションデザインで新しい表情を
スタイリスト:ベースボールグラブの世界最大規模のファクトリーと鞄職人とバッグデザイナーの三者が手を組んで2016年にスタートした〈TOMOE/トモエ〉のマルチケースです(写真右)。これはA5サイズのミニバッグで、スマートフォンや小物を収納でき、使用頻度の高いモノは背面のポケットを利用すると便利です。レザーの裁断部位に入るネオンカラーがアクセントですね。
悠佑:ミニマルでスタイリッシュな洗練されたデザインで思わず手に取ってしまいました!ネオンカラーが差し色で可愛いな。色違いのブラック×イエローを自分で持っても良いかも!
3.コロッとした丸みのある形が可愛い〈ゴールデンバンブー〉の巾着バッグ
スタイリスト:その日のスタイリングに自然に溶け込み、カジュアルからラグジュアリーな雰囲気まで表現するブランド〈GOLDEN BAMBOO/ゴールデンバンブー〉の巾着ミニバッグは、伊勢丹新宿店限定アイテムです。縦長のシルエットが印象的で、持ち手のストラップの長さを変化させることで雰囲気が変わるので、その日のコーディネートや気分で変化をつけられますよ。
悠佑:絶妙なシルエット が珍しいですね。使っていると注目されそう。丸みがあるから、柔らかさも感じるデザインで、限定というところにも惹かれるなぁ。
実際に彼女が持ってみると・・・
おわりに・・・
メンズ館地下1階のバッグコーナーは、いつも通っているハズなのに、“ジェンダーレスな視点”でプレゼントを探して見ると、初めて気がつくことも多いですね。これだけのバリエーションがあれば、選ぶのにも困らないし、何よりメンズ館のバッグコーナーだから相談しやすい。
商品の紹介を聞いて選択肢が増えたので、もう少し彼女の欲しいデザインやサイズなどをヒアリングしてから「プレゼント」を選ぼう。それとも、次は彼女と一緒に見に来ようかな。「メンズ館に見に行こう」と言ったらきっと驚くと思うけど、最近はコスメも一緒に使っているし、メンズだから、レディースだからと分けず選ぶ、それも良いかも。
続く・・・
□ 今回の出演者
カテゴリースペシャリスト 多田野 悠祐
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フロアアシスタントマネージャー 小倉 麻代
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伊勢丹新宿店メンズ館がご紹介する男性向けのギフトアカウントです。ぜひプレゼント選びの参考にしてください!
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Photo:Shinpei Suzuki
Text:Makoto Kajii
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