メンズ館5階=メンズテーラードクロージング「アルチザン」の2020年春夏シーズンのテーマは「太陽礼賛」。山浦勇樹バイヤーは、「ドレスウエアを取り巻く環境は大きく変化していますが、ドレスをオンでもオフでも楽しんでいただけるようなチャレンジをしていくことが新しいシーズンのポイントです。世界最高峰のモノ作りを集約したアルチザンでは、昨今の厳しい暑さの夏をポジティブに楽しむドレスウエアを集積して、自然との共生を意識し、安易にマーケットに迎合しないアイテムや素材を提案します」と語る。

 

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ポジティブに自然と共生するための素材×名サルト


 

<サルトリア チャルディ>スーツ 495,000円


快適に着やすく、取り入れやすく、太陽の下で着たい素材としてピックアップしたのが、スーツ好きにはたまらない「ソラーロ」。まさにシーズンテーマの「太陽礼賛」を具現化するような、陽射しの下でキラキラと上品に輝く素材は、英国の名門ミル(織元)の「スタンドイーブン」のバンチブックにある“エクスプローラー”で、アクティブになる春夏に最適だ。

<ダルクオーレ>スーツ 396,000円


さらに春夏素材で取り上げるのは、清涼感ある素材の代表である「ポーラ」で、こちらは「フォックス・ブラザーズ」の“FOX AIR(フォックスエアー)”を採用。軽量で、シワにならない機能性も備え、ボトムスでも登場する。

ソラーロやフォックスエアーという名作素材と取り組むのは、メンズウエアの頂点である最良の作り手たち――<SARTORIA CIARDI/サルトリア チャルディ>、<Antonio Panico/アントニオ・パニコ>、<DALCUORE/ダルクオーレ>、<ORAZIO LUCIANO/オラッツィオ ルチアーノ>、<Cesare Attolini/チェザレ アットリーニ>らが、まさに太陽の下で装いたい一着を仕立て上げる。

美しく端正なスーツに欠かせないネクタイは、春夏らしくニットタイやガルザ(ガーゼ)素材のものを多くラインナップし、太陽の下の着こなしをスタイルをアップグレードする。

 

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レコメンドスタイルをアップデートするボトムスが登場


 


<マルコチェラート>パンツ 各176,000円

16万円(税抜)のパンツとして注目を集めた<Marco Cerrato/マルコチェラート>が好調で、薄着になり、パンツが重要なアイテムになる春夏は、スタンドイーブンのハイツイストウールと、アイリッシュリネンを提案。

また、ナポリのパンツ工房<AMBROSI/アンブロージ>は、フォックスエアーを使った6色展開のスラックスがお目見え。ウールパンツだが、コットンのようなカラーバリエーションが揃うのは必見だ。


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春夏の着用シーンを想定して匠の技が成し得た軽量化


 

<アルフレッド リフージオ>レザージャケット 396,000円


アルチザンは究極のドレススタイルを追求しているが、レザーウエアも安定した人気を誇っている。イセタンメンズが<Alfredo Rifugio/アルフレッド リフージオ>と取り組んだのは、レザーの薄手のシャツジャケット。よりコンフォートに着こなすために軽量化を図り、長く着ることができる、まさにサスティナブルなアイテムが完成した。




■ 伊勢丹メンズ館バイヤーが2020年春夏のドレスクロージングの新潮流を解説
▼ 1. 【山浦バイヤーが解説】ソラーロや強撚糸などの素材にフォーカス
▼ 2. 【稲葉バイヤーが解説】リラックス感と着心地にこだわった“リミックス・スタイル”