*全て参考商品です。
顔立ちに合わせて選びたいハンチング
一方、暑い時季のキャップとなると、形状こそ冬場と同じですがハンチングがやはり最初に頭に浮かびます。ハンチングは本来、ツイードなどの冬物のカジュアルな生地で作られる帽子ですが、今日では麻や綿、それにニット地など夏場に適した涼やかな素材のものも多く出回っています。
実はハンチングも種類が2つに分けられます。一つは「山(クラウン)」が一枚布構造若しくは両側面にのみ「はぎ(ピース)」の入ったもので、これが狭義の「ハンチング」。
もう一つは山に天ボタンが付き六枚若しくは八枚布構造のもので、こちらは特に「キャスケット(フランス語で『小さな兜』の意味)」と呼ばれます。カジュアルな装いやシーンに適しているのは、どちらも共通。
また、狭義のハンチングとキャスケットとでは似合う顔立ちが好対照なことも覚えておきましょう。スリムで精悍な形状になりがちなハンチングは、面長だったり逆三角形の顔立ちの方のほうが明らかに似合います。対照的にボリュームのある形状になりやすいキャスケットは、丸顔や正方形の顔立ちの人のほうが上手くまとまります。ハンチングを選ぶ際にぜひ参考にしてください。
*全て参考商品です。
忘れちゃいけないのが野球帽(ベースボールキャップ)
野球帽(ベースボールキャップ)も、実は夏の帽子として非常に有効です。特に後ろ半分がメッシュ構造になっているものは、野球をする時のみならず暑い時季のカジュアルな装いには打ってつけではないでしょうか。野球帽はつばが長めなので、目の前の日差しを遮る効果に非常に優れているからです。これは正に競技から生まれた機能美。
また、頭の形状に比較的忠実に成型されているためか、帽子を被っていない時と見え方にそこまで大差がなく、似合わない人がいないのも隠れた特徴。国境を越えて広く普及したのもこれが要因かもしれません。
スポーティなイメージが先行し「若さ」が前面に出てしまいがちですが、そこを上手く利用すると快活な印象を与えることが可能な、使える帽子。ストリートカジュアル系のものばかりでなく、落ち着いた印象のものもメンズ館には揃っていますので、帽子デビューの方はまずこれからトライしてみてはいかがでしょうか。