最も初期のモデルは、英国スタイルでは伝統的なチェーン付きのダブルエンドで、とてもクラシックなボタンモチーフです。次に古いのは、エジプトの神さまの眼からインスピレーションを受けた三角形のデザイン。これは“グッドラックのサイン”ともいわれ、当時は世界各国を旅行して、その国々のヒストリーに着目してインスピレーションを得ていました。
ヴィンテージカフリンクス 各46,440円
英国のトラディショナルな形である「オーバル(楕円)」にチェーンを付けたものは、カフスにはあまり使われない太陽と月を対比させて“ポジティブとネガティブ”を表現し、英国流のユーモアを加えています。
ベーシックなオーバルシェイプをくり抜いたTバー式のカフリンクスは、ひとひねりあるデザインで、大きすぎないサイズ感が装着しやすいと評判になりました。カッティングアウト(くり抜き)の製作方法は最新モデルのエッセンスにもなっています。
ヴィンテージカフリンクス 各46,440円
次のステップでは、ローマやギリシャの建物の柱をモチーフにしました。初期はエジプトやインカなどをモチーフにして軽量なのが特徴でしたが、この時期はシルバーの量を増やして大きめで重たいカフリンクスをバーミンガムにあった工場で生産していました。今見てもとても良い素材を使用していますね。
スターリングシルバーでメイド・イン・イングランドにこだわりカフリンクスを生産していた私たちは、今振り返ると当時の英国ではとても稀少な存在でした。
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