【インタビュー】現代紳士の個性をスマートに輝かせる、＜MIRKO BUFFINI FIRENZE/ミルコ ブッフィーニ フィレンツェ＞の上質な薫香（1/2）
ルネッサンス期の文化的首都と謳われた華の都・フィレンツェで、2012年に誕生したパフュームメゾン＜MIRKO BUFFINI FIRENZE/ミルコ ブッフィーニ フィレンツェ＞。その創設者でありCEOを務めるミルコ・ブッフィーニ氏にインタビュー。その独創的でスタイリッシュな香りの秘密、今後の商品展開について話を訊いた。
時間と感性と技術が結晶化した、芳醇な香り
中世から脈々と受け継がれてきた歴史的遺産そのものである、古都フィレンツェの香水工房。その小さな宇宙でエッジィなインスピレーションと最高品質の原料、そしてオリジナリティあふれる豊かな創造性が結実し、ひとつひとつ丁寧に作られる魅惑の香り。＜ミルコ ブッフィーニ フィレンツェ＞が世に送り出すフレグランスは、スタイリッシュかつラグジュアリーでありながら、実に個性的だ。
世界最高峰の調香師たちの“鼻”を頼りにその香りを生み出しているのが、CEOであるミルコ・ブッフィーニその人。
「新たな香りを生み出すのには、大体2〜3年を要します。世界中を旅する中で出会った数少ないインスピレーション源とアイデアを持ち帰り、信頼する調香師とディスカッションを重ねます。試行錯誤を繰り返し、数えきれないほどのサンプルをテストして、ようやく1つの香りへと辿り着くのです」
ほぼすべての素材を世界中から集められた最高の天然原料から抽出し、極上のウイスキーのように75日間ゆっくりと寝かせ安定させた貴重なエッセンスのみをブレンド。これ以上ないほど丁寧に創り上げられた「今」を体現するリュクスな香りは、全12種のファーストコレクション「ブラックエディション」として完成した。そして7月よりメンズ館1階＝メンズアクセサリーでも一部先行販売をスタートした話題のニューコレクションが、「HCEシリーズ」だ。
「HCEシリーズ」は、1939年に刊行されたジェームス・ジョイスによる小説「フィネガンズ・ウェイク」から着想を得たもの。そのアプローチは「ブラックエディション」とは異なり、香りをまるで叙情的な詩のように表現しているのが特徴的。今後新たな香りがリリースされ、全10種のラインナップとなる予定だという。
「新たなコレクション、新たなカスタマー、そしてエボリューション。『HCEシリーズ』では『ブラックエディション』とはまったく異なるストーリーを愉しんでいただけると思います」
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