おんな伊勢丹放浪記③──倉本康子が父の日にうってつけの酒とポロを選ぶ「ポロシャツ編」(1/2)
『おんな酒場放浪記』(BS-TBS)の豪快な呑みっぷりで人気の倉本康子さん。あるときは下町の“酒”都、立石で呑んだくれ、またあるときはビートたけしも通った浅草の老舗、捕鯨船で呑んだくれ……しかしてその実体は、モデルで自身のブランドももつファッション畑の人なのです。というわけで、父の日の鉄板アイテム、お酒とポロシャツについて語っていただくのが当企画の趣旨。最終回はいよいよポロシャツだ。
倉本 康子
モデル・インテリアモデル。ファッション誌を中心に活躍し、ライフスタイルでも多くのファンに支持されている。また自他ともに認める酒好き。
著書に「40歳、進化する私のスタイル」(宝島社)、「ファッションはクローゼットから!85のルール」(幻冬舎) 。
──ポロシャツを選ぶ前に倉本さんご自身のこともちょっとうかがいたいと思います。
倉本:どうぞどうぞ。
──雑誌モデルからそのキャリアをスタートさせた倉本さんですが、いまでは何足もの草鞋を履いている感じですね。最たるものが『おんな酒場放浪紀』。あれはどのような経緯で出演されるようになったんですか。
倉本:知り合いのライターさんをけしかけて『STORY』ではじまった居酒屋巡りの連載がきっかけでした。光栄なことに類さん(=吉田類。元祖酒場放浪記のヒト)とご一緒するカタチだったんです。以来、プライベートでもお付き合いさせていただいて、そんなこんなで声がかかりました。
──番組の呑みっぷりからも伝わってきましたが、ほんとうにお酒が好きなんですね。
倉本:子どものころから居酒屋は遊び場でした。父がしょっちゅう連れていってくれたんです。父の口癖は酒を通して出会った人は財産であり、うちにはお金はないけれど、酒縁があるから大丈夫、というもの(笑)。素直にいいなと感じ入って、20歳になると早速ボトルをキープ。〈鏡月〉だったと思います。わたしには父の生き方をたどっているようなところがありますね。
──なるほど。そんなお父さんの背中をみて育ったから愛されキャラになれたのですね。それでいてモデル体型。170センチを超えていますよね。
倉本:これも父の遺伝子。昭和19年生まれで177,8センチありますから。
──では、本業のモデル目線で(笑)ポロシャツについても一言いただけますか。
倉本:そうでしたね(笑)。月並みですが、ポロシャツはそのヒトのキャラクターに合っていることがとても大切だと思う。たとえばドンさん(ドン小西)が〈ラコステ〉を着ていたら、それはちょっと違うというか(笑)。
NEXT>試飲した日本酒とペアリング
- PREV
- 1 / 2
- NEXT