あらゆる物がモバイル化され、鞄に入れる持ち物がどんどん小さくなるのに合わせて、ショルダーバッグのトレンドとして昨年話題になったサコッシュが、今年は「マイクロショルダー」としてさらに進化した。
「マイクロショルダー」は、スマホとコンパクトウォレットを入れることを想定したサイズバランスで、肩掛けした際に身体のラインにスッキリおさまり、Tシャツやカジュアルシャツなどと合わせると、こなれた“ゆるいスタイリング”のアクセントに。メンズ館では地下1階=紳士鞄で取り扱う。
アシスタントバイヤーになってから鞄を持たない理由
通勤のときに鞄は持ちません。財布、携帯、イヤホンはすべてポケットの中で、ICカードなどカード類は財布の中です。今、鞄を持つのは旅行や展示会のときぐらいですね。
現在の担当になる前のスタイリスト時代は荷物が多くて、山登りにも使えそうな大きなバックパックを持っていましたが、アシスタントになってデスクワークが主になり、鞄から解放されました。手ぶらになって最初は違和感がありましたが、冬はコートのポケットが鞄代わりで、夏はポケットの数が少なくなるので、持ち物をさらに減らします。
手ぶらのメリットは、そのままどこにでも行けることですね。たとえば、どこかに招待されたときに鞄を持っていると、ホテルならクロークに預けたり、電車なら駅のロッカーを探したり、鞄がないほうが気分的にも断然楽です。
最低限のものだけを持って歩きたい自分に最適
メンズ館では昨年、「着る鞄=サコッシュ」がかなり売れたと聞いていて、今年はこの「マイクロショルダー」がイチ推しだそうです。自分も昨年、ネックホルダー型のサコッシュとミニショルダーを使っていて、特に夏場はポケット代わりとして便利に使いました。
今年も新しいモノが欲しくて、マイクロショルダーなら値段も手頃だし、スタイリングや用途に合わせたり、季節感によって素材を変えたり、コーディネートアイテムとしても使えると思っています。
今の季節感ならやはりレザーがいいですね。ブラックやブラウンなら着こなしに合わせやすいし、ドレスっぽいならレザーを、スポーツ系ならナイロンなど、テイストに合わせてチョイスできるのもアクセ感覚。自分は、「大は小を兼ねる」より、「最低限のものだけを持って歩きたい」派です。
<スタンダードサプライ>
マイクロショルダー 19,440円
(14×19cm)
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<ザ シュペリオールレイバー>
マイクロショルダー 10,800円
(14.5×21cm)
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■メンズ館地下1階=紳士鞄
バッグを持つより手を繋いだほうが断然いいです!
毎年パリに行ってファッションショーや展示会を見てきますが、やはり盗難にはすごく気をつけていて、今年もマイクロショルダーに財布、携帯、イヤホン、それとパスポートを入れて首からぶら下げて、バッテリーとWi-Fiはコートのポケットに入れて街を歩いていました。
今回、マイクロショルダーは人気の12ブランドが作ったものが揃うそうですが、巾着型も好きですね。ビッグシルエットの春コートに太めのパンツ、革靴で巾着型のマイクロショルダーを持つのも絵になります。
あと、たとえば彼女が休日前に遊びに来て、翌日、ランチをしに近所のレストランなどに行くときに、彼女にマイクロショルダーを貸してあげるとか、男女でシェアできるのも魅力ですよね。バッグを持つより、彼女と手を繋いだ方が断然いいです!
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