“仕事着”である白衣やスーツは、仕事ぶりと重なるもの

 

森岡 石見さんも白衣にはこだわっていますか?

石見 信州大学医学部を卒業して、東京女子医科大学病院循環器内科学に入局したのですが、そこで山口淳一先生と出会いました。先生は病棟回診のときに丈の短いジャケット型の白衣を着ていて、それを見た瞬間、「かっこいいな」と憧れの先輩になりました。

森岡 先生は好きな白衣を着ていいんですね。

石見 それから私もイタリアに行ったときに、背伸びしてローマで白衣を探して買ってみたり、自分なりにこだわって着ていました。白衣は日々身につけるものなので、若い世代の先生たちは特にこだわって着ている人が多いですね。

森岡 白衣選びで大事にしているものはなんですか?

石見 機能性は不可欠ですね。それと信頼感を与える全体の着こなしでしょうか。

森岡 白衣もつきつめるとスーツと同じ「社会性を帯びた仕事着」で、仕事ぶりと重なると同時に、白衣をちゃんと着こなしていないと、患者は「この先生、大丈夫かな?」と思うもの。白衣、その下のVゾーン、パンツや靴なども含めて、第一印象のつかみはスーツ同様に大事だと思います。

石見 確かに、白衣をしっかり着ている医師仲間の友人たちは、オフの日のカジュアルも着こなしていますね。



着心地と機能性、美しいシルエットを兼ね備えたコラボレーション白衣

 

森岡 今回、メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンスで5月31日(水)から6月11日(日)まで白衣の展示販売を行うそうですが、どんな商品ですか?

石見 医者は勤務時間が長く、白衣はオフィシャルなものであると同時に、当直のときに羽織ったり、外科の先生は当直明けにオペ着の上に羽織ったり、“生活着”に近いものです。

森岡 なるほど。スーツよりも、もっと日常着なんですね。

石見 はい。それで今回、私たちのサイト『MedPeer』と、日本の工場から高品質の製品を届ける<Facetelier/ファクトリエ>のコラボレーション白衣を作製しました。

森岡 石見さん、一度羽織っていただけますか。



<メドピア>メドピア×ファクトリエ
白衣 22,680円


石見
この白衣は、現役医師1,000人の声と医療現場のニーズをもとに、医師たちが求める着心地と動きやすさ、美しいシルエットを、和歌山県の丸和ニットの織物技術によって実現しました。

森岡 やはり普段から着慣れているので、佇まいが違いますね。着慣れている感じが伝わってきます。「機能性」のこだわりはありますか?

石見 私たちは白衣のポケットをよく使いますが、ペン、メモ、携帯電話、さらに前の腰ポケットはiPad miniも収まるように深さにもこだわりました。

森岡 ポケットに手を入れてもすっきりしたラインできれいですね。ドクターコートは、先生たちはもちろん、さまざまな研究室などで着られているので、着心地や機能性はもっと注目されてもいいと思います。

石見 今回のコラボ白衣は男女着られるユニセックスのサイズ展開なので、ぜひ一度見に来ていただきたいと思います。

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