「間違いのないビジネス靴」として、あるいは「10万円以内で買える最良の英国靴」の一つとして、確固たるポジションを築く＜CROCKETT&JONES/クロケット＆ジョーンズ＞。メンズ館地下1階＝紳士靴で長くベストセラーを続ける人気モデル、その魅力とは如何に。

1879年、英国靴の聖地イギリス・ノーザンプトンに誕生した＜クロケット&ジョーンズ＞。 創業以来、熟練したクラフトマンたちの高い手仕事から生まれるその靴は、美しさはもとより、足を守るという靴本来の機能を徹底的に追及した理想的な一足を実現。その最大の特徴といえば、世界中で最も多くのラスト（木型）の種類を有する靴メーカーの一つとして、靴作りのデザイン・バリエーションや素材選びについて優れたノウハウを有しているということだ。

旬を見事に捕らえた時代性あふれるデザインでファンを魅了する一方で、同ブランドの靴作りには創業時から変わらない伝統的な手法が貫かれている。例えば、アッパーやアウトソールをはじめとする部材は良質なものだけが厳選され、縫製や仕上げも細部まで隙がない。変幻自在なデザイン力と一定不変の伝統製法。この両側面が結実した靴作りこそ、クロケットが放つ魅力の本質を表すものなのである。

1.誰もが認めるドレス靴の傑作、1足目は「AUDLEY（オードリー）」を

自社で認めた皮革しか使わないこだわりを持ち、革の良さには絶対の自信を持つ＜クロケット＆ジョーンズ＞。その革質の良さを確かめられるのが、＜クロケット＆ジョーンズ＞で最も有名なモデル「AUDLEY（オードリー）」だ。

「AUDLEY」96,120円
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「オードリー」は、同ブランドの中では若干幅がゆったりした作りの定番のラスト#337を使用。踵（かかと）まわりの肉付きがいい、がっちりした人に合うラストは、ノーズが短めの伝統的なストレートチップ。ビジネススタイルにはもちろん、冠婚葬祭にも活躍する「持っててよかった」英国靴の代表格といえる。

ラスト#337を使用した「AUDLEY 3（左）」。日本人向けに小ぶりになったヒールカップが特徴的。（写真右は）「AUDLEY」。

「AUDLEY 3」
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また「AUDLEY 3（オードリー3）」は、ラスト#337の土踏まずと踵を絞り込んで改良したラスト#367を採用したストレートチップ。「オードリー」の良さを継承しつつ、ヒールカップが小ぶりで収まりがいい日本人向けの仕上がりだ。こちらも同様、スーツに合うベーシックなモデルなので、ビジネス靴としては必携。英国靴のエントリーとして、さらに紳士の定番としてもおすすめしたい一足だ。

2.履き回し自在！ビジネス＆カジュアル活躍する2大"ドレカジ靴"

「社会人ではローファーはNGと言われ、何を履いたらいいですか？」という質問が春先の店頭でよく聞かれる。この春、ビジネス靴で足元に"少し"の変化を加えるならビジネスからカジュアル、さまざまなシーンで活躍できるものを選びたい。

「LOWNDES」
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ここ数シーズン人気が定着しているモデル「LOWNDES（ロウンズ）」は、ラスト#348を代表するモデル。モダンな雰囲気をもったエッジーなスクエアが特徴の一足は、足元に洒落感を演出する圧倒的な存在感と、スーツからジャケットまでビジネスシーンで幅広く使える汎用性が魅力だ。

また、アッパーには、カーフとチャールズ・F・ステッド社製のスエードを2素材を用意。ソールは、シングルダイナイトを採用することで武骨すぎないバランスのとれた印象に仕上げた。

「CHERTSEY」
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1960年代半ばに誕生して以来、ラストとデザイン、そしてディテイルを変更することなく、今に受け継がれるこの「CHERTSEY（チャートシー）」。チャッカブーツの代名詞であり、基本形といえる一足は、トゥにボリュームを持たせたクラシックなラウンドトゥ、ラスト＃224を採用。ライニングはなめらかなカーフスキンを使用しており、足当たりも柔らか。アッパーに使用したカウハイドのスエード素材とフォルムのバランスも非常に良く、さまざまなスタイルにマッチする。

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