4.フィッティング編|同一モデルで最大6種類ものウィズバリエーション
<ジェイエムウエストン>の魅力の1つは他のシューズブランドでは類を見ない、そのウィズバリエーションにあります。<ジェイエムウエストン>のほどんどのモデルは、「C・D・E」の3種類のウィズを揃えています。さらにローファーに関しては、1つのモデルで「A~F」の6種類という圧巻のウィズバリエーションを揃えています。これは、特殊な足型に悩む方にもできるだけ足に近いサイズを選び、快適な歩行をして欲しいというブランドの考え方が生きているからです。さらに、オーダーサービスを利用すれば左右サイズ違いの購入も可能にしています。
伊勢丹メンズ館でも、来店されたお客さまには、まず初めに専門のスタッフが足を計測し、一人一人の足の形に合ったサイズ選びをご案内しています。
サイズおよび刻印の意味
靴の内側に刻印されている文字には、それぞれ意味があり、知っていればサイズやモデル選びの際に活躍します。今後、ヴィンテージ物などに出会ったら、参考になる事間違いありません。
③木型(ラスト)
④革(レザー)
⑤モデルNo
⑥ソールの種類
⑦サイズ
⑧ウィズ
5.未来への取り組み編|「ウエストン・ヴィンテージ」とは
創業時よりシューズの耐久性を誇り、数々のモデルを発表してきた<ジェイエムウエストン>が、2020年に新たな取り組みとしてスタートさせた「Weston Vintage(ウエストン・ヴィンテージ)プログラム」。そのプログラムによって誕生したアイテムは、2021年4月より販売を開始しました。不要となった<ジェイエムウエストン>のシューズを伝統の職人技により再生され、<ウエストン・ヴィンテージ>としてシューズに第二の人生を与える軌跡のリレー。このサステナビリティの一環となる活動は、時代を超えた象徴的なスタイルを新世代に継承する精神をもつ<ジェイエムウエストン>だからこそ実現できたと言えます。
<ウエストン・ヴィンテージ>は伊勢丹新宿店メンズ館でも定期的に販売イベントを実施し、ブランドファンや靴マニアの間でも人気のイベントとなっています。今後、販売イベントを行う際は、イセタンメンズネットでも告知していくのでお楽しみに。
6.Q&A編|お客さまからよくいただくお問い合わせ
「<ジェイエムウエストン>のシューズを履いてみたいけれど、まずは気になる事を聞いてみたい。という方に、伊勢丹新宿店メンズ館の紳士靴でよくいただくお問い合わせをQ&A形式でご紹介します。また、店頭には専門のショップスタイリストがおり、色々なご質問にお答えしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Q1.<ジェイエムウエストン>はキツいサイズを選んで履くものですか?――
A1.当然足を痛めることを推奨している訳ではない分、ひどくキツいサイズはおすすめ致しません。その為にショップでは、きちんと計測をする工程がありますので、その点はまずご安心下さい。
しかし製法によっては靴内部の沈みもある点や革の馴染みを含めて考えると、「ジャストサイズ」(きついと感じるサイズ)をご提案する事は多いです。もちろんフィット感のお好みによって選び方は異なる分、正解は所有される方によって変わってきます。特にローファーの場合は足を抑える面積が紐靴よりも少なく、物理的にわずかに抜ける感触は起こり得る可能性がございます。
無理のないサイズで、ご自身の好みに合わせたサイズ選びをして頂くのが一番ではないでしょうか。
Q2.<ジェイエムウエストン>のサイズ表記の基準は?――
A2.<ジェイエムウエストン>の場合、イギリス・アメリカ・イタリアのサイズ等の表記とは異なります。
専用の計測器により、かかとからつま先の実寸を測り、その値を基準としてフィッティングを行います。
しかしながら、モデル・木型により特徴が大きく分かれるため、ほとんどのモデルが計測値通りのサイズに当てはまることはありません。例えば通常イギリスサイズUK6.5を履いている方が「#180シグニチャーローファー」を選ぶと5.5Dがぴったり、「#641 ゴルフ」では5.5Eや6D等になるケースなどはよくあります。
そのため、お持ちのシューズのサイズは一つの基準となりますが、どちらかと言えば「目の前のお靴の履き心地」を大事にされた方がぴったりの一足が見つかると思います。
Q3.どのぐらいで馴染みますか?――
A3.強いて申し上げるとすれば、週一回数時間ほどの着用で2ヶ月ほどで馴染んでくるのではないかと思います。
これは個人差が大きい点と、「馴染む」定義が個々で異なるため、具体的な数値化は非常に難しいのが正直なところです。もちろん選んだサイズ感や靴下の厚さ、体格、歩行距離などの要素が関わってくるので大まかな目安として考えていただければと思います。
Q4.修理メニューにはどんなものがありますか?価格、期間は?――
A4.カカト部分のパーツ交換、つま先の補強、ライニング革当て、オールソール交換、ソックシート交換などのメニューを取り揃えております。(他にも複数種類あり)
*トゥースチール付けは未使用状態に限り取付可。ハーフラバー(半張り)はございません。
・つま先補強:8,250円
・カカト交換:8,250円から
・オールソール:33,000円から(グッドイヤーは37,400円から)
*納期:通常1.5〜3か月程。メニューにより変動します。
*基本的に純正外で修理がある場合はお受け致しかねます。
Q5.サイズはいくつから選べますか?
A5.定番モデルであれば男性サイズで約23〜23.5cm程から、ウィズ(横幅)に関してはそれぞれご用意があり選択可能です。(ウィズ:「#180シグニチャーローファー」=A~F、「#641 ゴルフ」=B~Eなど)
尚、男性用の最小サイズではどうしてもゆとりが出てしまう方が、男性用より細身の女性用の同モデル(別木型)の方が足に合い、お買い求め下さることもよくあります。
また最大サイズに関しては、国内店舗の在庫で29cm程のご用意がございます。それ以外のモデルですと、個々に在庫状況が異なるため、改めてお問い合わせいただければ幸いです。
Q6.トゥースチール(つま先の補強)は付けた方が良いですか?
A6.お好みで分かれるところですが、付けずとも問題はないと思います。
もちろん取付も可能ですが、少々滑りが出る場合や、歩行時に特有の音が鳴る場合もあるため、その点は注意が必要かと思います。*トゥースチールは未使用状態に限り取付可能です。
序盤一定の減りはございますが、ソールにしなりがついてくると減りは鈍化していく事が多いですし、減りが出てきてからでも革もしくはゴムにて補強が可能です。
【補強に関する記事はこちら!】
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紳士靴Instagram:@isetanmens_shoes
Text:ISETAN MEN‘S net
Photo:Tatsuya Ozawa
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