2021.03.30 update

人生とともに継いでいく、<J.M. WESTON>の現在・過去・未来


ジャケットにジーンズ、足元は20年ほど前から履いている<J.M. WESTON/ジェイエムウエストン>のリザードのローファーで登場したのは、ジェイエムウエストン・ジャパン代表のクリスチャン・ピア氏。流ちょうな日本語で、「<ジェイエムウエストン>の革靴は長く履けてとても丈夫。私たちが取り組む『WESTON VINTAGE(ウエストン・ヴィンテージ)』プログラムは、修理して再生すれば何代でも履き継いでいけることの証明です」と語ります。
 
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ビジネスマンが履く靴は変わりつつあるが、日本人の気質は変わらない


ビジネススタイルのカジュアル化と、長引くコロナ禍の中で、ビジネスマンが仕事のときにカジュアルな靴を履いて、紐靴を履いている人が減っているのは世界的な傾向です。ただ、日本人は良質なものが好きなので、<ジェイエムウエストン>の「#641 ゴルフ」と「#180 シグニチャーローファー」は伸びていますよ。どちらもブランドを代表するタイムレスなモデルで、スーツでもデニムでも履けるユーティリティーさも魅力。日本は他のアジアの国と比べると、革靴への関心は高く、こだわりも強いですね。

そんな「良い靴を長く履きたい」と思う皆さんにお薦めしたいのが、<ジェイエムウエストン>のサステナブルなプログラム「ウエストン・ヴィンテージ」です。4月7日(水)より、伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーションで、日本で初めてのお披露目をします。

「ウエストン・ヴィンテージ」プログラムは、履かなくなった<ジェイエムウエストン>の靴を回収・下取りし、ブランド創業の地であるフランス・リモージュの工場で修理・修復して、新品のように甦った靴を販売するもので、インソールにはリモージュでレストアした特別な刻印も施されます。今回伊勢丹新宿店メンズ館では約150足の「ウエストン・ヴィンテージ」を揃える予定です。



メゾン創業の地であるリモージュの工場で修繕されて生まれ変わる


約1年前に「ウエストン・ヴィンテージ」プログラムを日本で発表したとき、ファッションに関心の高い人たちから大きな反響をいただきました。フランスのチームがこのプログラムをローンチしたとき、私もとても面白い試みだと感じたし、時計や靴、洋服のヴィンテージマーケットがある日本で、<ジェイエムウエストン>がオフィシャルでリサイクルをする価値があると思いました。

世界的に、靴に使われている革は年々大切な素材になっているし、<ジェイエムウエストン>の靴は丈夫なので、手入れをしながら、ソール交換をしながら履けば、30年も40年も履けます。また、<ジェイエムウエストン>の靴のストロングポイントとして、リモージュの工場の能力と技術、ノウハウがあります。私たちの靴の修理はすべてリモージュの工場で行われ、年間約1万足の靴を専門の職人が手作業で修理・再生しています。

*2018年にリニューアルオープンした、アーティスティック・イメージ&カルチャーディレクター オリヴィエ・サイヤール氏初のブランドコンセプトストア<J.M. WESTON>青山店

フランスでは一昨年から靴の回収が始まり、パリの旗艦店では、「ウエストン・ヴィンテージ」を求めるお客さまのウエイティングリストがあるほど人気です。日本でこのプログラムを発表した際には、多くのメディアが取り上げてくれたので、日本での靴の回収も期待していましたが、思っていたより足数が集まりません。なぜなら、日本のウエストンファンは自分の靴を大切にしていて売ってくれないんです(笑)。メンズ館での「ウエストン・ヴィンテージ」のお披露目をぜひ見ていただき、回収にもご協力ください。


リモージュで生まれ、第一の人生を経て、リモージュで蘇り、第二の人生を


<ジェイエムウエストン>はおかげさまで創業130年を迎えることができました。そういう節目に「ウエストン・ヴィンテージ」で伝えたいことは、一足の靴に刻まれる価値と歴史です。リモージュの工場で生まれた靴は、誰かが気に入って購入し、街を歩き、旅に行き、レストランに通い、セレモニーに出たりして、やがて「第一の人生」を終えますが、それがリモージュの工場で修復されて蘇り、誰かが気に入って「第二の人生」が始まります。日本には“一期一会”という素敵な言葉がありますが、「ウエストン・ヴィンテージ」はまさに一期一会です。


<ジェイエムウエストン>の靴は、丁寧に手入れをして履いたら100年の物語が続く証明になるとともに、誰かが歩んだメモリーが、次の時代に持っていけるのは面白い。出来上がった「ウエストン・ヴィンテージ」の靴を眺めていると、まさにプライスレスで、誰かのメモリーと職人の優れた仕事も価格に含まれているのです。

今回のメンズ館のイベントは、パリにあるヴィンテージショップのようなレトロな雰囲気のインテリアの中に、「ウエストン・ヴィンテージ」と新作コレクションもラインナップ。アーティスティック・イメージ&カルチャーディレクターのオリヴィエ・サイヤールが特別に手を加えたヴィンテージシューズも4足ほど展示しますので、ぜひご覧ください。日本で一番トレンディな商品を扱うメンズ館で、ヴィンテージをメインに見せるので、お客さまの反応が楽しみです。

〈ジェイエムウエストン〉の「#641 ゴルフ」と「#180 シグニチャーローファー」はファミリーになる


お客さまに愛され続けている「#641 ゴルフ」は、トリプルソールダービーや、スエード素材の「EUGENE(ユージーン)」、美しい曲線を描くブーツに再設計された「HIGH-TOP DERBY(ハイトップダービー)など派生モデルが続々登場。ユニークなゴルフ・ファミリーを形成しています。また、フランス発のブランド<UNIFORME/ユニフォーム>とのコラボレーションモデルは、トリプルソールバージョンのゴルフをアップデートして、青山店にて限定受注販売をしています。


ゴルフと同じく、「#180 シグニチャーローファー」もスエード素材を用いノルウィジャー製法で仕上げた「EUGENE(ユージーン)」や、トリプルソールバージョンなどをラインナップしてファミリーが増えています。端正なルックスと素材・カラーのバリエーションの組み合わせは、まさにブランドの未来を指し示しています。
 

 

三越伊勢丹のラグジュアリーオンラインストアのお知らせ

三越伊勢丹のラグジュアリーオンラインストア「ISETAN MITSUKOSHI LUXRY」では、<ジェイエムウエストン>の取り扱いを開始!オフィシャルサイト以外では初出店となる同ブランドの商品一覧はこちらから。

 


 

 【関連記事】<ジェイエムウエストン>|「ウエストン・ヴィンテージ」が国内先行で販売開始となるポップアップストアがオープン!

イベント情報
<ジェイエムウエストン>ポップアップ
  • 開催期間:4月7日(水)~4月20日(火)
  • 開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション

*「ウエストン・ヴィンテージ」のシューズは、靴の状態に個体差があります。実物のサイズ感をご確認ください。

 

紳士靴Instagram:@isetanmens_shoes

Photo:Natsuko Okada
Text:Makoto Kajii


*本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。


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