GUEST V-STYLE|<TURNBULL&ASSER>ビスポーク職人 ジェイムズ・ウェッブ氏が提案するVゾーン3選
ビスポーク職人 ジェイムズ・ウェッブ氏
1885年、イギリス・ロンドンで創業した老舗ビスポークシャツブランド<TURNBULL&ASSER/ターンブル&アッサー>。ビスポーク職人であるジェイムズ・ウェッブ氏が10月下旬にメンズ館へ来店し、お客さまお一人おひとりに合わせたコーディネート提案を行った。
TODAY'S GUEST STYLE
「一見華やかだが、ストライプの色を拾って全体にまとまりを持たせた」とポイントを教えてくれたのは、ビスポーク職人であるジェイムズ・ウェッブ氏。
「トーマスメイソン」のアイコン生地で仕立てたストライプのドレスシャツに、ネイビータイと赤のチーフをセレクト。このシャツのインパクトを活かすために、ネイビースーツでシンプルにまとめ上げている。
ストライプシャツとスーツの上手な合わせ方について、多色使いの鮮やかなストライプはスーツと合わせやすくなるクレリックがおすすめだそうで、襟が高くしっかりしているとイタリアのような着こなしとは異なり、とてもノーブルな印象に仕上がる。
同氏が着用するシャツ生地に使用している「トーマスメイソン」は、1796年に英国で誕生。英国王室御用達としても知られ、世界中で愛用者も多い生地メーカーとして有名だ。その中のICON(アイコン)生地コレクションは、「トーマスメイソン」のアーカイブに敬意を払い復刻した生地として、70~80年代をイメージした明るく華やかな色使いが特徴的と話す。
ドレスシャツ・ネクタイの担当バイヤー渡部とも、その良さについて語り合っていた。
毎日のコーディネートについて伺うと、シャツから選ぶことが多いそうで、自身のクローゼットにはシンプルなスーツやジャケットが多く、シャツで表情を作っているとのこと。シャツを決めてから、合わせるタイとチーフの色合わせを楽しみながら、コーディネートをしているそうだ。
GUEST RECOMMEND V-STYLE
暖かみを色と柄で表現した、ストライプシャツ&ネクタイ
秋冬の季節感を意識した組み合わせで、ブラウン×ネイビーで暖かさをイメージ。ネクタイのストライプは、シャツの色を拾ってブラウンで統一している。
おすすめのコーディネートは、カジュアルなネイビーのパンツと、ダークブラウンのジャケットを合わせて、使う色を2色で統一すること。さらに、ネクタイの素材感に合わせた、柔らかくリラックスした着心地のカジュアルなジャケットが好相性だそうだ。
色のコントラストを楽しめるサックスブルー×パープルの好例
淡いサックスブルーのシャツと、濃いパープルのネクタイのコントラストを楽しみたい英国らしくエレガントなコーディネート。鮮やかなパープルのネクタイも無地ではなく、細かな千鳥格子ならトライしやすい。
ネイビーのスーツに合わせて、ノーブルなイメージで着こなしたい。
サックスブルーストライプ×ピンクを基調とした小紋タイで作る上級者Vゾーン
ぜひ、グレーのスーツで合わせて欲しい組み合わせとして提案するのが、一見難しく感じるサックスブルーストライプ×ピンクの小紋柄ネクタイとの組み合わせ。
ここでぜひ参考にしてほしいのは、ネクタイの小紋柄に使われているブルー。ネクタイのベースカラーはピンクだが、ポイントでブルーを使っており、シャツのサックスブルーとの統一感を演出している。
日本人にとっては、なかなか難しいと感じる色合わせだが、ヨーロッパではメジャーな色合わせと話し、爽やかで上品な印象に仕上がるそうだ。
グレーのスーツとの合わせを想定し、チーフはグレーのレースで縁取られたものをチョイスし、色を多用せずとも上品に魅せる上級者向けコーディネートが完成する。
最後に、コーディネートを楽しむコツを伺うと「誰とどんな時間を過ごしたいか」を考えながら選ぶことと教えてくれた。相手への気遣いの上に成り立つ英国紳士らしいファッションではないだろうか。
*掲載商品は全てメンズ館1階=ドレスシャツ・ネクタイにてお買い求めいただけます。
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