【特集】一枚でコーディネートの顔になる“個性派セーター”で冬を満喫しよう
さまざまなSNSに代表されるように、ビジュアルでのコミュニケーションが増える昨今。人とは被らないような、ちょっと自慢したくなるフォトジェニックな個性派セーターで、この冬のコーディネートを楽しんでみませんか。
定番フェアファイル柄もコンテンポラリーにアップデート
MARGARET HOWELL/マーガレット・ハウエル
フェアアイル柄をグラフィック調に編み込むことで、クラシックな要素をモダンに落とし込んだ<マーガレットハウエル>のセーター。スラックスなどのキレイめなボトムスに、足元はハイテクスニーカーを合わせれば、今期的なアーバンスタイルが完成。
MACKINTOSH PHILOSOPHY/マッキントッシュ フィロソフィー
スコットランドのフェア島を発祥とする、伝統的な編み柄であるフェアアイル柄のクルーネックセーター。
シルエットは、レギュラーボディで、野暮ったさを感じさせずすっきりした印象に。落ち着いた色使いで、アウターやボトムスとも馴染みやすく、コーディネートに重宝しそう。
アート感覚で纏いたいエッジの効いたセーター
TOGA VIRILIS/トーガ ビリリース
ベルべットなどクラシックな素材と、アウトドアやスポーツの機能的な素材の掛け合わせというような異素材ミックスがテーマである、<トーガ ビリリース>の今季コレクション。
複数のアニマルパターンミックスという、アヴァンギャルドなデザインは勿論、緩めのサイジングと落ち感のある編み立てでリラックス感を演出しながらも、すっきりとした首元のVネックにより、野暮ったさを感じさせないバランス感が魅力的。
STELLA McCARTNEY/ステラ マッカートニー
「All Together Now Collection」と題し、デザイナーのステラの子供時代の記憶と、ビートルズによるアニメーション映画『イエロー サブマリン』が着想源となったコレクション。
ビートルズのメンバーを大胆にも正面へあしらったグラフィックデザインにより、冬の暗くなりがちなコーディネートを楽しいものにしてくれるだろう。デザイナーのステラにしか表現できない、ビートルズの世界観を、ファッションを通して楽しむのも◎。
amachi./アマチ
「”Obsevation Records of Light”」をテーマに、デザイナー自身が光を観測する行為を通して思考し、作られたコレクション。
光のグラデーションをイメージした芸術的なデザインは勿論、キッドモヘアを混紡した風合い柔らかな肌触りも特徴的なセーター。つい難しく捉えがちなアートを、まずは見て・着て、体感してみては。
普段と違う視点選びたいケーブルセーター
FACETASM/ファセッタズム
今季は“ちちんぷいぷい”をテーマに、デザイナーの落合宏理がゴシックスタイルを自由な解釈で表現し、ファッションを愛するデザイナーの遊び心を感じるコレクション。
ざっくりとしたケーブルニットをマルチカラーの切り替えでブランドらしさを表現。ありそうでなかなかない、ケーブル編みのモックネックセーターは、前からも後ろからも異なる表情を持ちコーディネートの主役になる。
lot holon/ロットホロン
様々なコントラストの対比、マインドに合わせたシルエットや素材感で、時代感を表現した<ロットホロン>のコレクション。
ケーブル編みと天竺編みを掛け合わせたデザインニットは、多色使いの糸を使用し、素材自体にも味わい深い、同ブランドらしい一着に仕上げられている。まるでセーターをレイヤードスタイルで楽しんでいるかのようなデザインは、リラックスしたムードに最適だ。
MAISON KITSUNE/メゾン キツネ
2019年秋冬シーズンより新しくクリエイティブディレクターに就任したYuni Ahnが出掛ける初のコレクションは、ブランドのルーツである音楽をテーマに、ハウスミュージックの黄金期である90年代からインスパイアされた「HOUSE KITSUNÉ」。
ウールとカシミヤをブレンドした柔らかな仕上がりのケーブルニットセーターは、大きすぎず程よくゆとりがあるサイズ感。デザインのディテールは、2色のケーブルが交わって編まれているのが特徴で、トラッドとモダンが絶妙なバランスで合わさった雰囲気が漂う。
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