人気スニーカーブランド<YOAK/ヨーク>のデザイナー広本 敦が作り手として感じる心地よいモノとは。──2019年秋冬シーズンの<ヨーク>は、同氏が"心地よい色"と語る「ブラックコレクション」を伊勢丹メンズ館限定で展開。黒を纏った特別な3足のほか、自ら企画した本ポップアップでのアートワークについて話を伺った。

  1. 日常を豊かにする「心地良いモノの選び方」
  2. ソールやライニングまでオールブラックにした別注モデルが登場
  3. ポップアップは、アンディ・ウォーホルにオマージュしたアートな空間へ昇華

 

日常を豊かにする「心地良いモノの選び方」


スニーカーブランド<YOAK/ヨーク>のデザイナー広本 敦氏


<ヨーク>のモノづくりの中で常に根底にあるが、お客さまを“ガッカリさせない”という気持ちだ。

「誠実なモノづくりをして、"気がついたら毎日履いていた"というのが理想ですね」と広本氏がかねてよりそう公言するように、<ヨーク>のスニーカーはどんなスタイリングに履いても"きちんと感"を出せて、オンオフ問わず、どんなシーンでも楽しめるのも魅力。

 

スニーカー「LORRY」35,640円



2019年春夏コレクションでデビューした、ビブラム・ローリングゲイト・システムを採用したモデル「LORRY」は、スタイリングに合わせやすく、着こなしを選ばない厚底スニーカーとして人気上昇中だが、広本氏はこの「LORRY」を履いてヨセミテまで行ってきたという。




「海外出張や旅行によく行きますが、長時間歩いても足が疲れないし、移動の時に着る機能素材の服にもすんなりマッチします。機能性が支えるコンフォータブルな履き心地に加え、スタイリングを選ばないので、つい"LORRY"を選んで遠出してしまいます」


スニーカー「HENRY」35,640円



今回のプロモーションには、ブランド初のミッドカットモデルも登場。「幅広いシーンで日常使いできるシンプルなデザインですが、より大人らしく見える」と推奨する。


ソールやライニングまでオールブラックにした別注モデルが登場

2019年秋冬シーズンでは、人気定番モデルの「ULYSE」、「LILY」に加え、新モデル「STANLEY 1.0」のオールブラックモデルが、伊勢丹伊勢丹新宿店限定で登場。



スニーカー 左から「LILY」24,840円、「ULYSE」 27,000円、「STANLEY 1.0」 38,880円

*すべて伊勢丹新宿店限定 

 


「オールブラックモデルは、アッパー、ソール、ライニング、さらに箱まで黒に拘りました。私も黒の着こなしが多いのですが、黒を着ると足元をごまかせません。今回のどのモデルを履いても、オールブラックのスタイリングの足元を引き締めてくれて、自然に足元に目が行くようなデザインにしています」と広本氏。

スリッポンタイプ「LILY」はアッパーに上質なスムースレザーを使用。古き良き時代のコートシューズをデザインソースにした「ULYSE」は、上質なスエードとレザーが作り出すグラデーションが高級感を演出。

さらに、シンプルさが際立つ「STANLEY」をベースに、細身の木型を採用した新モデル「STANLEY 1.0」も見逃せない。


ポップアップは、アンディ・ウォーホルにオマージュしたアートな空間へ昇華


9月4日(水)から同17日(火)まで行われる<ヨーク>プロモーションでは、広本氏が敬愛するアーティスト、アンディ・ウォーホルの『シューズ』シリーズへのオマージュとして、<ヨーク>オリジナルのシルクスクリーンプリントを施したA2サイズのポスターを制作。会場全体をラッピングし、スニーカーとディスプレイが共鳴し合ったアートな空間は必見だ。

今回のテーマについて広本氏は、「アンディ・ウォーホルは90年代に20代だった僕たち世代は必ず影響を受けているアーティストの一人。自分が抱いている東京やNYのイメージはモノトーンなのですが、そこに今回のカラーテーマブラックもフィットさせました」とコメントしている。


伊勢丹メンズ館では4回目となる同イベントだが、「回を重ねる毎に<ヨーク>に対する期待を感じます」と広本氏。飽きられずに長く履いてもらえるモノを提案していきたいという思いは、"半分は期待以上のモノを作り、半分は期待をちょっと裏切りたい" という作り手である自らとお客さまの“駆け引き”を一足一足に込めている。

Photo:Tastuya Ozawa,ISETAN MEN'S net
Text:ISETAN MEN'S net

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