2018.04.25 update

【特集】人気スタイリスト福田麻琴が指南する、絶対外さない "旦那の着こなしレッスン"

「最近、女性ファッション誌でも、メンズブランドの紹介が多くなってきていますが、これは、女性がご主人やパートナーの着こなしを気にしていたり、もしくは、男性がビジネス以外のプライベートな服を女性にお任せすることが多いという表れかもしれません」。そう語るのは、女性ファッション誌を中心に活躍する人気スタイリストであり、一児の母でもある福田麻琴さん。本企画では、女性目線から「パートナーが服がこうだったら素敵!」を提案。"着ている人の良さがでる"をポイントに、<BPQC>の服を使った、ワントーンのグラデーションコーデをつくっていただきました。


  • 教えてくれる人
    福田麻琴さん
    スタイリスト。1998年に文化服装学院を卒業後、アパレル会社勤務を経て 2003年に独立。 女性ファッション誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活動中の2009年にフランスへ留学。帰国後もスタイリストとして活動を続けながら、パリと東京を行き来している。


30~40代の男性は、ファッションが好きな人と興味がない人に分かれていく年齢だと思います。興味がなくなってくると、着こなしがマンネリし、ファッションには自分の魅力をアップする力があるのに、とてももったいないことです。ぜひ奥さまなど女性目線を借りて、おしゃれをアップデートしてほしいですね。

私も主人と息子がいますが、ママ友から「ご主人、オシャレね」と言われると、「そう?」と返しながら素直にうれしいものです(笑)。もちろん私も友人のご主人を見て、「素敵な旦那さんね」と誉めることもあります。そういうときに見ているのは、個性的な着こなしより、全体的な清潔感や爽やかさなど、“きちんと整っている感”があるかどうかですね。

世の女性たちには、着こなしのこだわりより、シンプルな男性のほうが好感度は高いもの。着こなしで清潔感が伝わってくると、印象もグッと良くなって“七難隠す”のは本当です。

ビジネス用のスーツは自分で買いに行くが、カジュアルは奥さまにお任せという話もよく聞きますが、スタイリストをしている私でも夫の服を買って帰って、サイズで失敗することがあります。

できれば奥さまやパートナーと一緒にショッピングに行ってみてださい。あなたが手に取る洋服や小物などを見て、「こういう色が好きなんだな」とか「こんなスタイルが好みなのね」というのを女性は観察しています。



「良質適価、かつ高感度」をコンセプトに展開する<BPQC>は、シルエットた機能性に富んだ素材を使用することで、よりコンフォートな"ニュースタンダードウェア"を提案。仕事に着て行けて、かつ週末にも活躍するアイテムが多いのもコスパに厳しい女性からの評価も◎です。今回の撮影では、実際に三越伊勢丹の社員夫婦に着ていただきました。



1. 平日のランチタイム、夫婦でつかの間のデートランチ

 

<BPQC>は、シンプルな仕立ての中にもさりげないデザイン性を忍ばせ、ストレッチ性など機能性も兼ね備えた上質素材で作られる"ニュースタンダードウェア"を揃えるブランド。メンズとレディースを展開し、どちらもオンオフ問わず、スマートな印象を作り上げます。


スタイリスト福田麻琴さんが「平日のランチタイム、夫婦でつかの間のデートランチ」のときに着てほしいとスタイリングしたのは、グレーのワントーンコーデ。ジャケットとパンツは同素材でセットアップとして着こなせる便利アイテムです。一見ウールに見えるストレッチ性を持った素材は、シワになりにくいので、出張や旅行にも着こなせます。

 
 


ジャケットはオンオフに着こなせるカジュアルな雰囲気のあるパッチポケットで、ストレッチが効いているので、電車のつり革を持っていてもストレスを感じません。シャツもストレッチ性がある半袖のカジュアルシャツで、両胸にポケットがあるのがデザインポイント。シャツの着丈はやや短めで、裾をインしてもアウトで着ても様になります。



着回しアイテムとしてピックアップしたのは、ギンガムチェックシャツ。光沢感があり肌触りの良い超長綿を使用し、ウエストを絞っていないボックス型のシルエットなので、どんな年代の方にも着こなしていただけます。


2. 仕事帰りのお迎えで、思わずママ友に紹介したくなる夫



スタイリスト福田麻琴さんが「仕事帰りのお迎えで、思わずママ友に紹介したくなる夫」をイメージしたのが、コットンのサマーニットを中心としたネイビーのワントーンコーデ。今の季節に着るクルーネックニットは清潔感があり、ネイビーは年齢相応の落ち着きのある雰囲気を醸し出します。また、ジャケットやブルゾンの中に着ても響かない薄手なのも◎。

 
 

また、インナーの半袖シャツは超長綿を使用した着心地の良い仕立てで、無地ではなく、細かいマイクロ千鳥柄なのもポイント。これからの季節なら1枚で着て開放感も味わえます。


着回しアイテムとしてピックアップしたのは、パンツと同素材のジャケット。セットアップで着ればビジネスシーンにも対応します。


3. 週末、伊勢丹でお買いもの中のママを待つ自慢の夫

 


スタイリスト福田麻琴さんが「こんなパートナーがいたら素敵」とスタイリングしたのが、「週末、伊勢丹でお買いもの中のママを待つ自慢の夫」。人気アイテムのモックネックのカットソーは、首元にアクセントがあって、“上品な大人のカジュアルスタイル”に必須です。


 

ベージュのワントーンコーデを作るのは、季節感を感じる麻100%のカーディガンで、シャリ感のあるタッチは初夏にぴったり。ワンタックのチノパンはストレッチが効いていて、給水速乾の機能性もあり。ゆるやかなテーパードで、ロールアップも似合います。


長袖シャツ 5,400円
*バッグ、ベルト、シューズは、参考商品です。

着回しアイテムとしてピックアップしたのは、清涼感あるリネンとスーピマコットン混のサッカーストライプのシャツ。近くで見ると上品な表情があり、シルエットはボックス型で、1枚でさらりと着こなせます。

Photo:Natsuko Okada
Text:ISETAN MEN'S net

*価格はすべて、税込です。

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