【オープンレポート】<Ermenegildo Zegna/エルメネジルド ゼニア>|アニバーサリーイヤーにふさわしい超絶技巧コレクションが登場
アレッサンドロ・サルトリが考案したインスタレーション
ポップアップストアに入られる前に、ぜひメンズ館1階正面入口脇のショーウインドウをじっくりご覧いただきたい。展示商品やコーディネートはもちろん、色の繋がりや、小鳥の装飾などちょっとした驚きを感じていただき、いざ店内へ。
「unexpected(アンエクスペクテッド=意外なこと、思いがけないこと)」のテーマから生まれた内装とデザインは、NYに住むクリエイターの邸宅の居心地の良い空間や、NYのカフェのコーヒーカウンターをイメージ。さらに、店内右手にあるレザーのオブジェは“波”を表現し、糸が垂れた先に、日本上陸50周年用に特別に作られた「ペッレ テスータ」のバッグがアーティスティックに表現された。
さらに足元を見ると水たまりのビジュアルがあり、そのウィットに富んだ装飾まで含めて、現代美術的なインスタレーションとして成立している。この波の表現は、「海に囲まれた日本」をイメージしてアレッサンドロ・サルトリがデザインしたもの。ペッレ テスータの新しい魅力がインパクトを持って迫ってくる。
71種類の商品の中の30品番が、今回のポップアップ限定
<エルメネジルド ゼニア>のアイコンともいえるレザーアクセサリーシリーズ「ペッレ テスータ」は、ラムレザー(ナッパレザー)を2.2mmに裁断して、生地を織るように織り上げたゼニア独自のファブリック。
今回の日本上陸50周年記念カプセルコレクションでは、ゼニア社が発刊しているイヤーブック『TOP』に掲載されている50年前の生地見本の数々が、ペッレ テスータのパターンの再構築のヒントとなり、そのアーカイブからインスパイアされたマリンブルー、カーキ、ブラウンのキーカラーを織り込んだプロダクトが登場。レザーグッズの限定モデルは全10モデルを数えた。
サルトリが選んだ「クチュール」の6コーディネートに注目
ペッレ テスータによる“波”のインスタレーションに沿うように並ぶのは、ミラノコレクションのランウェイに登場した全44ルックの内から、アレッサンドロ・サルトリがカラーストーリーも含めてすべて本人がセレクトした、イセタンメンズ限定の6コーディネート。「エルメネジルド ゼニア クチュール」の精巧で美しいアイテムはひと目惚れ、必至だ。
さらに、そのクチュールのカラーストーリーと完璧にマッチングしている50周年の「トリプルステッチ」コレクションも登場。トリプルステッチは、クチュールと同等のクオリティを持つサブレーベルという位置づけで、今回は日本用にアップデートしたトリプルステッチアイテムを展開。
特に注目は、江戸小紋の一種である青海波(せいがいは)をプリントしたジーンズや、シャクヤクの花をあしらったニット、深い色が新鮮なレトロポロなどで、どれもオリエンタルな雰囲気が漂うアイテムとなっている。
トリプルステッチの真骨頂は、クチュールの足元を飾るスニーカー
「エルメネジルド ゼニア クチュール」のラグジュアリーなスタイルに完璧にフィットするスニーカーとして見逃せないのが、トリプルエックスのロゴが映えるハイトップ。大胆なカットが魅力のフットウエアで、アンクルブーツ風スニーカーをサイドカットとステッチでコンテンポラリーな雰囲気にアレンジ。メゾンを象徴するトリプルステッチのディテイルは、ぜひコーヒーカウンターに座ってご覧いただきたい。
職人技によるクラフツマンシップと現代性を象徴するクチュールの融合を、「Carving modernity(カーヴィングモダニティ)」と呼ぶ<エルメネジルド ゼニア>。これまでの50年と、これからの50年を体感できる“時空を超えたポップアップ”をぜひその目で確かめてほしい。
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<エルメネジルド ゼニア>ポップアップストア
□9月20日(水)~10月3日(火)
□メンズ館1階=プロモーション
*価格はすべて、税込です。
お問い合わせ
メンズ館4階=インターナショナル ラグジュアリー
03-3352-1111(大代表)