2013年6月にオープンしたアメリカ・デトロイトの<シャイノラ>旗艦店。
店内は腕時計をはじめ、バッグや革小物、自転車などフルラインナップで展開する。

限定版として製造した2500個は、たった8日間で完売


今やブランドの看板モデルになったウオッチシリーズ「ランウェル」は、2013年に限定版として2500個をオンラインで販売。わずか8日間で売り切った。

この商品ローンチを踏まえ、デトロイトに1号店となる旗艦店を、続いてNY・トライベッカに2号店をオープン。現在では、カナダ・トロント、イギリス・ロンドンなど世界で22店舗を展開するほか、より良いショッピング体験を提供するため、一部店舗ではカフェも併設されている。



伊勢丹新宿店メンズ館でも主力モデルとして取り扱われるウオッチシリーズ「ランウェル」など、<シャイノラ>では歴史的建造物であるGuarduanやデトロイトの主要交差点Canfieldなど、デトロイトの長い歴史に敬意を祓い、その想いをネーミングに込めている。

そして、この腕時計はスイス製にひけをとらない"高品質"が売り。条件に基づいたライフタイム保証が提供されている。
 

 

時計ストラップから派生し、革製品の生産を開始


ファーストモデルであるウオッチシリーズ「ランウェル」の成功を踏まえ、最初の一年で、55,000個の生産体制を確保するまでになった。時計ストラップもフロリダ州でのベンダーによる生産が追いつかなくなり、時計を製造するフロアに革製品工場をオープン。デトロイトでの自社生産を始めたのが2014年12月だった。


<シャイノラ>が使用している革の一部は、アメリカで100年以上続く家族経営のなめし革工場のもの。現在は腕時計ベルトをはじめ、バッグ、革小物、ベルト、アクセサリーで使われるなど、可能な限り、その製品のすべてをアメリカ生産することにこだわっている。

また、「人生のすべてを良い形で記録できるもの」という願いを込め、最高品質の紙で製造された手帳は、国内製紙工場と連携しアメリカ製にこだわったほか、自転車やレコード用ターンテーブルなどユニークな製品も展開する。