【オープン1周年レポート②】百貨店のホスピタリティとセレクトストアの品揃えの両立を目指す2年目
ビジネスの武器になるようなスーツやコートが好調
<イセタンサローネ メンズ>のビジネスウエアは、メンズ館4・5階を合わせたようなラインナップで、<STILE LATINO/スティレ ラティーノ>や<BELVEST/ベルヴェスト>のようなサルトのものから、古くからのファクトリーブランドである<L.B.M.1911/エルビーエム1911>などまで揃えています。
特に人気なのは<エルビーエム1911>で、ブランドが得意とする製品染めのスーツなどが丸の内のビジネスマンのイメージとしっかり合致してよく売れています。今冬ではベーシックな無地のチェスターコートなども好調でした。
高級アウターブランド<MOORER/ムーレー>のポップアップなども好評で、街と人に、ファッションを楽しむポテンシャルがあるので、2年目からは「高級なモノがしっかり売れる店」としていろいろチャレンジしていきます。
普段のビジネスシーンで着こなしやすいウエアはもちろん、ワードローブにない服もきちんとプレゼンテーションしながら強化していきます。
着実にファンを増やしつつある“誂えの楽しみ”
<イセタンサローネ メンズ>でメイド トゥ メジャーを楽しまれるお客さまは、「ファッションとして装うというより、自分のキャラクターに合う服を身につける」という傾向にあります。
自分の社会的なポジションや職業柄を意識されている方が、服の持つアイデンティティや品質など、本質を理解されてメイド トゥ メジャーをご利用いただいています。特に、<LID TAILOR/リッド テーラー>は好評で、カップルで来店された女性が気に入ってオーダーされたこともあります。
<イセタンサローネ メンズ>のメイド トゥ メジャーは優秀なスタッフもいるので、季節感に応じたスーツ生地の品揃えはもちろん、今後はこの街の潜在需要としてあるタキシードなどフォーマルも提案できるよう努めてまいります。
実用性とマニアックなブランドの品揃えを強化
ビジネススタイルに不可欠なシャツは着心地が大きなポイントなので、ゆったりしたフィッティングのシャツやプライスのバリエーションなどを今後強化。オリジナルブランドである<ISETAN MEN’S/イセタンメンズ>ではフィッティングの幅を広げていきます。
その一方で、<イセタンサローネ メンズ>では、工芸的価値のある<Anna Matuozzo/アンナ・マトゥッツォ>のシャツをはじめ、<FRAY/フライ>のシャツや、<TIE YOUR TIE/タイユアタイ>のセッテピエゲのネクタイなども好評で、マニアックなブランドの魅力を理解されるお客さまも徐々に増えてきています。
2年目のシャツ・ネクタイでは、丸の内近隣のお客さまが普段使いできる実用性の高いシャツから、おしゃれを究めたい方が好まれるブランドの両面で、品揃えを厚くしていきます。
モノの本質、作りの本質を求める方へ、より上質な提案を
<イセタンサローネ メンズ>オープン当初は、ビジネスマンが好む基本的な品揃いからスタートしましたが、1年間通してわかったのは、丸の内のお客さまはモノの本質や作りの本質をしっかり見る目がある方が多いということ。
たとえば、イタリアの老舗ファクトリーブランド<STEFANOMANO/ステファノマーノ>では、一般的な商品より、職人が手塗りを施した上質な革を使ったプレシャスなラインのほうが好調で、「高品質で上質なもの」を求められる傾向がはっきりしました。
今後は、レザーバッグブランド<SERAPIAN/セラピアン>など、ハイクオリティな商品を展開するブランドを中心に、定番よりもうワンランク上質なアイテムを揃えていきます。
ブランドに対する愛着が強いお客さまのためのラインナップを
<イセタンサローネ メンズ>の紳士靴では、ご自身のスタイルが決まっている方が多く、ビジネス街ということも反映して、実用性の高い黒のニーズが圧倒的です。特に人気が高いのは、<CROCKETT&JONES/クロケット&ジョーンズ>のモデル「オードリー」で、伝統的なストレートチップは、丸の内のビジネスマンの足元の定番となっています。
現在は、2万5000円台から購入できる<SCOTCH GRAIN/スコッチグレイン>なども新たに加えて、プライスゾーンの幅を強化。さらに今春には、品揃えとブランドのラインナップを変えていきますのでご期待ください。
また、メンテナンスを承る「リペアサロン」も好調で、お客さまも着実に増え、「工房での会話が好き」というお声も。今後はさらにくつろげる空間にしていきたいと思います。
イセタンサローネ メンズ
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