2018.11.28 update

【クリスマス特集】Our X'mas Stories|Vol.3 LOVE《シンガーソングライター》(1/2)


2018年のクリスマスシーンを盛り上げるイセタンメンズネットのクリスマス企画「2018 ISETAN MEN'S Presents "Our X'mas Stories"」。各界で活躍する6名の女性たちによるそれぞれの”クリスマスストーリー”を紹介していく。


 ラブ|LOVE
Singer-Songwriter
⼤阪府生まれ(東京都在住)、シンガーソングライター。幼少期にはアメリカ/メリーランド州在住、帰国後インターナショナルスクールを卒業。5才よりピアノ、15才からギターと作詞作曲をはじめる。2007年3⽉14⽇「過ちのサニー」で配信デビュー。10周年を経て、2018年3月には初のベストアルバム「Love rises...2007-2018」をリリース。東日本大震災後、福島県相馬市の子どもたちに文房具を贈る音楽イベント「LOVEの今日ここにいるという事」を主催、6年継続開催。同イベントは2018年春より新たに3年継続目標の大型イベントとして、現地相馬市にて開催中。
TOKYO FM の昼の帯番組「LOVE CONNECTION」(FM OH!と2局ネット)のパーソナリティとしても活躍中。

「家族や友だちのことは実体験を歌にしたものが多いのですが、ラブソングは体験していなくても書けるんです。」というシンガーソングライターのLOVE。どうしてラブソングは書けるんですかと問うと、にっこり笑って、「私のど真ん中に“人間愛”という大きなテーマがあるんです。」との答えが。音楽は、「人の役に立つ、人の架け橋になる」というLOVEが、お世話になった人へのプレゼントを選んだ。





Question1

あなたにとって「クリスマス」はどのような日ですか?


 

「クリスマス」で最初に頭に浮かぶのは、「ご縁があってもなくても、世界中の人の幸せを願っていい日」ということです。日本のクリスマスの食卓には“鍋とクリスマスケーキ”が一緒にあっても全然おかしくなくて、東西の文化を寛容に取り入れているのが、とてもピースフルだなと思います。

ベスト盤『Love rises…2007-2018』にも収録している曲『ツリーを飾ろう~Pf.poliphonia~』は、子どもの頃家族で鍋をつついているときにテレビに映った湾岸戦争の夜間爆撃の映像を見たのを思い出して、紛争はずっと終わらないけど、寛容な祈りみたいにちゃんとツリーを飾ろうという歌で、毎年クリスマスのライブでは歌っています。

私は本当は国連とかで働きたくて、歌では社会に役に立つ音楽が好きでした。ジョニ・ミッチェルやジョー・コッカーなど、「世の中・若者・音楽」がちゃんと繋がっていた時代の音楽の影響を受けています。私のど真ん中には“人間愛”というテーマがあるので、東日本大震災のあとに福島県相馬市とご縁ができて、現在街の方々と一緒に作る音楽イベントを主催できるようになったことも、とてもうれしく思っています。




Question2

思い出に残っているクリスマスのエピソードと、記憶に残るプレゼントは?


 

忘れられないプレゼントは、高校3年のクリスマスにボーイフレンドからもらった小さな粒のダイヤモンドのネックレスですね。実は彼とは別れようと思っていたんです。私はそのプレゼントに見合わないと思ったし、受け取るかどうか悩みましたが、私のことを思って選んでくれて、「似合うよ」と言ってくれた、好きでいてくれたことにビックリしました。もちろん受け取って、別れても大事に身につけていましたが、そのときに思ったのが、「受け取る力」の大事さです。プレゼントって頂いた気持ちを通して「愛してもらえた自分の価値を認めていく」プロセスにもなりますよね。 そんな思いは『Proving Your Love』(アルバム『FORTUNE LADY』収録)という曲でも書いています。

プレゼント探しはすごく好きで、メンズ館を回ってとても楽しかったです。贈る相手のことを考えてあれこれ悩みましたが、パッケージの仕方一つにしても販売員さんに相談した方がいいと思いましたね。「こんな人に贈りたい」と伝えると想像以上の答えが返ってくるし、「気持ちいい、カッコイイ、潔い」プロが揃っています。メンズ館では、「どれも良いな」という中から選べるので、「私も欲しい!」ものに決めました。




Question3

メンズ館で選んだギフトについて教えてください。


 

一人目は、相馬市にいる羽根田先生です。震災の後に、TOKYO FM局内で募金活動のために上京していた14歳の女のコから、「芸能人ですか?」と聞かれて、「ミュージシャンだよ」と答えると、「相馬に来てくれませんか」と言われたところからご縁ができて、彼女のお父さんが中学校の保健体育の先生の羽根田さんです。羽根田さんは訪れた私たちを快く迎え入れてくれました。それ以来、親戚みたいなお付き合いをさせていただいています。

もう一人は、THE ALFEEのマネージャーさんです。私が“アコギ(アコースティックギター)の神様”と呼んでいる坂崎幸之助さんがメンバーのバンドですが、マネージャーさんもギターが上手でとても詳しいんです。私がずっと少年ぽい音のアコギを使っていて、「もうちょっと大人の女に似合う音色のギターはないかな?」と探していたら、突然、「LOVEちゃんの声にはこのギターの音が合うと思うよ」と、そのマネージャーさんからギターが届きました。それがベスト盤『Love rises…2007-2018』のジャケ写で持っているマーチンです。とても驚きましたが、今ライブで一番使っているので、そのお返しです。
 

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